ヒアシンスの球根が腐る病気
【ペニシリウム病】
球根下部から淡茶褐色の「熔けたチョコレート」状に腐る。
カビが原因なので水栽培前に殺菌剤に浸し、気温を低めに保てば
被害を抑えることができる。ピンクパール、ホワイトパール、
ジャンボス、ウッドストック は特に感染しやすい。
【キサントモナス病】
表面は何の変異も無いのに球根を押すとぶにゃぶにゃ、
黄色い「バタークリーム」状に腐る。(ゲロ甘酸っぱい腐敗臭)
バクテリアが原因で、これは薬剤での防除の仕様が無い。
たまたま事前に菌に感染していた「ハズレの球根」を選んでしまったのが原因。
球根を買う時は必ず匂いを嗅ぐ事、強烈な甘酸っぱい匂いがする球は絶対避ける。
品種に関係無く発生するが、接触感染力はやや弱い。
【エルウィニア病】
汚白色のかゆ状にとろける様に腐る。(ゲロ甘酸っぱい腐敗臭)
これもバクテリアが原因で、やはり薬剤での防除の仕様が無い。
運悪く事前に菌に感染していた「ハズレの球根」を選んでしまったのが原因。
球根を買う時は必ず匂いを嗅ぐ事、妙に手にべたつく半透明の蜜状の汚れがあったり
強烈な甘酸っぱい匂いがする球は絶対避ける。
高温多湿な条件下で発生しやすいうえに接触感染力も強い。
10℃程度に気温を低めに保てば発生が抑えられる。
デルフトブルー、オスタラ、カーネギー、アイオロス は特に感染しやすい。