★鉄鋼業界へおつとめの人★

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57名無しさん@明日があるさ
>>56
某メーカーの開発職にいます。
下工程でも圧延機周りは見学可能かと思いますが、人海戦術で
作業している現場はだめでしょうね。秘密というより、一般的な
見学者が楽しめるようなコースを考えていると思うます。

技術屋は多方面から来ています。材料の研究としては冶金屋さんと
加工屋さん(弾塑性変形)ですが、計測・制御屋さん、システム屋
といろいろいます。
「ハイテン(High Tension) 高張力鋼」は昔からメインの製品です。
最近(でもないけど)自動車のボディのデザインが多様になってきて
いるので、プレスして成型するときに割れたりせずにきちんと延びて
くれるような素材の要求が激しいのです。あとはシベリアのガスパイプ
ラインのような極寒冷地でも耐えられるような素材です。

研究所レベルで何度の材料を急激に何度まで冷却して、とかして
ハイテンをつくりますが、実際に現場でつくろうとするまでには、
どれだけ水をかければよいか、何秒放熱すればいいかなどの現実
問題を解決せねばなりません。そういうときには、板から離れた
ところからでも計測できる温度計の開発や、冷却の温度シミュレー
ションなど冶金以外の分野の技術が必要になってきます。
いろんな方面の技術が必要なのは業種を問わないとは思うけど。