ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、
こっそりジェリーの前から姿を消しました。ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、
ジェリーにはよくはわかりませんでした。トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、
今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、
その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを待っていました。そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。いつものように、自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その猫はトムではありません。猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、体をガブリと噛まれました。ジェリーも噛みつき返しましたが、
トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、
わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
当時、私は精神的に荒んでいて、よく大型バイクをかっ飛ばしたりしていました。
その日もバイクで走っていたのですが、広めの幹線道路は渋滞していました。
そこで、道の左端をすり抜けて進みました。それなりに運転技術もありましたし、
どうなってもいいや、という部分があったので..危険だと知りながら、それなりの
スピードが出ていました。
そして、渋滞している車が途切れている所へ来た時に、対向車線からファミレス
に右折する車に右側から当てられたのです。車も急いで右折してスピードがあった
為、かなりの衝撃でした
今にして思えば、一瞬のことでしたが..妙なスローモーションを見ている様な感じで、
バイクに乗ったまま、私は電柱が正面に迫ってくるのが見えました。
その時、何か白いものが横から飛びかかってきて、私はそれに抱きつかれる様な
感じでバイクから落ちて、道の脇にある歩道に転がりました。
転がるのが止まって、歩道に仰向けになっていると、その白いものは私の体から
離れました..それは、白い服を着た女の子でした。
その女の子は、ふぅ、とため息を一つつくと、
「あぶなかったね」
と微笑みました。そしてスッと消えました。そして、私があまりの事に呆然としていると、肩
を軽く叩かれ、耳元で「あまり無茶をしちゃダメよ」という声がしました。でも、振り返って
も姿はなく..
そうしているうちに、ぶつかった車の人が降りてきて、救急車が来て..病院に運ばれて..と。
私は、足に軽い打撲があっただけで、ほとんど無傷でした。事故の大きさと比べると奇跡的と
いっていいぐらいに。私のバイクは電信柱にぶつかり、グチャグチャに壊れていました。
後に警察に事情聴取に行った時..警官が..「よく、バイクから飛び降りられたな、そのま
ま突っ込んで悲惨なことが多いんだが..」と。
私は、飛びついてきた、白い服の女の子を知っていました。その事故の三年ぐらい前に
交通事故で亡くなった、私の婚約者だったのです。病院で息を引き取る時の最後の言葉..
「愛している、ずっと見守ってる」
その事が鮮明に思い出されました。
実際のところ、私が見たのは幻覚なのかもしれません。でも、事故の時に来ていた皮のジャケ
ットが警察から戻ってきた時、歩道と擦れて毛羽立ってしまった傷だらけになった背中の部分
に、細い腕と小さい手の形で無傷の部分がくっきりと残っていました。
彼女を失って、自暴自棄になっていたのが続いていたのですが..その事故があってから、ちゃ
んと前向きに生きなければ、と。
■□■□第四十死話■□■□
終電近く地下鉄のホームの端で酔っぱらいが
線路に向かってゲーゲーやり出した。
しばらく収まったみたいだったが突然
大きく線路に頭を付きだし口から噴水のような
げろを延々と吐き出し始めた。
気持ち悪かったがあまりにもすごいので
見続けて しまった。
タイミング悪くその時カーブの先から
電車がホームに入ってくるとこだった。
ああっつと思った瞬間パーンという
音とともにそいつのつきだした頭が砕ける音が
響くと同時にあごから上だけに砕けた
頭の固まりが横の柱にぶち当たった。
黒い髪の付いた固まりが柱の根本に
まるでスイカをぶち当てたよう崩れ落ち灰色
した脳が真っ赤な血とぐちゃちゃに散らばった。
頭蓋骨が割れたヘルメットそっくりだった。
(続く)
(続き)
ううっーと思った瞬間、頭が下あごだけになった
体が斜め前の、ホーム中央まで飛ばされていった。
同時にこれを見た客達からのすごい悲鳴が、
ホーム中響き渡った。
その体は、こちらに砕けた頭を向けるような
位置で止まっていた。
下顎の歯と舌だけが、首にくっついた状態だった。
喉に当たる穴から、空気が血と混じって
ゴロゴロと音を出して、吹き出していた。
・・体はまだ生きていたのだ。
(続く)
(続き)
膝を立てたように転がっていた体は足を床に
何度も何度もこすりつけ、砕けた頭を中心に
弧を描くように、ぐるぐると回転しだした。
あれほど身の毛がよだつ瞬間はなっかった。
脳がないのに断末魔の苦しみから逃げるように・・・
何かの話で首を切り落とした鶏がそのまましばらく
走り回るという話を思い出してしまった。
人間でもあるんだ・・・
ふと柱を振り返ると、砕けた頭から飛び出した
目玉が、まるで遙か向こうの自分の体を
見つめているかのように、床に付着していた。
もう気が狂うと思うほど、凍り付いた瞬間だった。
これが、列車事故の現実なんだと思った。
グロでした・・ふ〜ッ。
創作?とオモタんですが、傑作なのでコピペ
ちょいと長いのをあげます
その日、いつもと同じように朝起きて、バスでバイト先へ行きました。
そう、いつもと同じ……そのはずだったのですが………。
バスを待っていると、パトカーが派手にサイレンを鳴らして通り過ぎて行きました。そちらの方向は駅でした。
一体何があったのかと思っているとバスが来て、僕はそのまま、その事を気に留めようともしないでバスに乗り込み、バイト先へ向かいました。
バイト先へ到着すると、姉が店に来ていた客と、何やら話し込んでいました。
「ねぇちゃん、おはよう」
僕が声をかけると、姉が振り向き、同じように挨拶を返して来ました。
「パトカーが駅に向かって行ってなかった?」
なんの前振りもなく、姉が訊ねて来ました。
僕が職場へ来る時、パトカーが派手にサイレンを鳴らして駅のほうに向かった事を告げました。
すると、姉は、
「列車に飛び込み自殺があったんだって」
と、どうやら客と話し込んでいた事を、口にしたのです。
「ああ…それでか…」
朝っぱらからパトカーが走っていた事に納得しました。
けれど、僕は別段、深く気にしませんでした。
(続き)
その日も同じように夕方の5時にバイトを終え、帰路へ着きました。その日は、たまたま用事があったのでバスには乗らず、徒歩で目的の場所に向かい、家へ帰る事に。
用事と言うのは本屋へ行って、目的の本を購入する他に、何か面白いものはないか物色するものです。
僕は母と二人でマンション住まいですが、母の帰りはいつも夜中過ぎだし、翌日は僕も学校が休みだと言う事もあって、本屋で2時間ほど遊んだあと、ゲームセンターへ行って遊び、結局帰りは10時過ぎ頃になったのです。
田舎町ですから、夜の8時を過ぎると人通りが少なくなるのですが、僕が住んでいるマンションはわりと繁華街の近くだったので、夜遅くなっても人通りはなくとも、車の往来がけっこうあるので、それほど無気味だとも心細くも思いません。
しかし…その日はなぜか、車が1台も走っていませんでした。
振り返ると繁華街の明かりは見えますが、車も人も、まるで僕のいる空間だけが別世界のようで、変だなと思った事を憶えています。
繁華街と僕の家の中間地点には、駅があります。
僕が住んでいる街では、いちばん大きな駅で、そこがキーステーションのような存在になっていました。
ちょうど駅の前を通りかかった時、不意に思い出しました。
(続き)
(そうか…今日、ここで人が死んだんだっけ)
それでも、まったく知らない人だし、その事はすぐに僕の脳裏から消え去りました。
マンションへの道を歩いていると、僕はある事に気付きました。
コツン…コツン…コツン……
僕の後ろから足音が着いて来ていたのです。女の人のハイヒールの足跡でした。
僕の歩く歩調に合わせて、後ろの女性のハイヒールの足音が静かな空間に響きました。
(俺の歩調に合わないから、追い越すに追い越せないのか?)
そう思い、僕は立ち止まって女性をやり過ごそうとしました。たとえ、相手に他意はなくても、夜の、妙に静かな今この時、同じ歩調で後ろから着いて来られるのは、少なからず気分が悪かったのです。
僕は立ち止まり、女性をやり過ごすために歩道の脇へ避けました。
コツン…コツン…コツン…コツ。
「……?」
女性はなぜか立ち止まったのです。
歩道は広く、ゆうに3人は並んで歩ける幅があります。それなのに僕はわざわざ脇へ避けたのですから、通れないと言う事はないはずです。
きっと、僕が急に立ち止まったために、女性は痴漢か何かと勘違いして、驚いて立ち止まったんだろう──そう思いました。
女性を怖がらせないように、僕は女性に背を向けて、何もする気がない事を態度で示しました。
けれど、女性はいっこうに歩き出す気配がないのです。
チラリと女性のほうを盗み見ると、赤いハイヒールを履いた細い足が見えました。
そのまま視線を上げて、女性の様子を見ました。
赤が基調の花がたくさん描かれている水商売風の派手なスーツを着た女性でした。
ストレートの長い髪が、顔の脇に垂れていて、まるで映画の『リング』に出て来るサダコのようでした。
(続き)
女性の顔は髪に隠れて見えません。うつむき加減で両腕を身体の全面にダラリと垂らして、その立ち姿に意思らしきものが感じられませんでした。
(気味悪ぃ女……)
いつまでもこうして立ち止まっている訳にも行かず、『行かねぇんなら、先に行くぞ!』そういう苛立ちもあって、僕はまた歩き始めました。
すると……
コツン…コツン…コツン……
女性もまた、歩き始めたのです。
(なんだ、この女? 気味悪ぃな)
まるで尾行でもされているような不快感に苛まれ、僕は女性との距離をあけるために、少し早足で歩きました。
たっ、たっ、たっ、たっ、たっ……
すると……
カッ、カッ、カッ、カッ、カッ……
女性も僕に合わせて歩調を速めたのです。
(俺、ひょっとして着けられてる?!)
一瞬ギョッとしましたが、しかし、女性に後を着けられるような事に身に憶えもありません。
気のせいにしろなんにしろ、やはり気分はよくありません。
(変質者かも……)
僕はイヤな気分になりました。
マンションはすぐそばでしたが、今、後ろの女に家を知られたくない気持ちでいっぱいでした。
(まこう)
(続き)
僕はそう決心して、マンションを通り過ぎ、少し行った先の脇道へ入り込みました。
そこは車1台がやっと通れるほどの狭い道で、路地がたくさんあり、大変入り組んだ場所でした。
昼間でも土地カンのない人なら、簡単に迷ってしまう所です。
僕は闇雲に路地に入り込み、早足で歩いたり走ったりしました。
何分間そうしていたのかは解りませんが、確か5つ目の路地へ入った頃には、後ろからの足音は聞こえませんでした。
振りかえって見ても、女性の姿はどこにも見当たりませんでした。
僕はホッとして、ようやく家に帰れると、胸をなで下ろし、マンションへ向かいました。
マンションのロビーに入り、誰も乗っていないのを確認してからエレベーターに乗り込みました。
行き先を指定するボタンを押して、目的階数に辿り着くまで気を許した瞬間、僕は身の毛がよだちました。
確かに、乗る時はエレベーターの中は無人で、僕ひとりだったんです。
でも……気配がしました。
後ろに人の気配が……。
(そんなバカな……)
僕はどうか気のせいであってくれと思いながら、目だけを自分の足下へ向けて、少しだけ顔を動かして後ろを振り返りました。
視界のすみに、それはハッキリと写っていました。
赤いハイヒールでした……。
(続き)
(あの女だ!!)
そう確信しました。同時に、この女が『生きている人間ではない』ことも。
(着いてきやがった!!)
僕は恐ろしくて、一刻も早くエレベーターが到着してくれる事を祈りました。
振り返りたくありませんでした。
すぐ後ろで、女性の息遣いが聞こえます。
到着するまでジッとその足を見ていましたが、女性が動く気配はありませんでした。
いつもより長く感じられた時間を経て、エレベーターが到着しました。
でも僕はすぐには降りませんでした。着いて来られる事も考えて、扉が締まる瞬間を狙いました。
扉が締まりだした瞬間に、僕はそれを押しあけるようにして身体を斜めにしてから、廊下へ転がり出ました。
とっさに振り返った僕の目に、女性の姿が写りました。
それを見て、僕は気を失いそうになりました。
女性には首がなかったのです……。
首が途中から、何かすごい力で引きちぎられたようになっていて、その切断部分からは血管や筋肉の筋などが壊れた機械の部品のコードのようにとび出していました。
おまけに、そこからは、ホースの途中に穴が空いていて、そこから水が吹き出すように、細く赤い血液が『ピュッ、ピュッ』と吹き出していたのです。
エレベーターの明るい電灯に照らされ、今まで僕が赤いと思っていた女性のハイヒールも、その服も、実際に赤い素材の繊維ではなく、彼女自身の血液で赤く染まっていた事が判りました。
しかし、僕はそれよりも驚いたのは、次の瞬間……
女性が、締まりかけるドアに向かって両腕を突き出しながら、僕に向かってくるように歩き出したのです。
(続き)
ほとんど締まったドアの隙間から、それがハッキリと見えた時は、全身が恐怖に震えました。
「うわあぁぁぁぁ!!!!」
僕は無我夢中で走り、女性が追って来てはいないか心配で、何度も後ろを振り返りながら部屋へ辿り着きました。
鍵を開けて急いで玄関へ入り、扉を閉めようと後ろを振り返った時、
女性がそこに立っていました……。
僕は急いでドアを締め、鍵をかけました。
玄関にへたり込んで、僕は必死で彼女に向かって叫びました。
「俺は関係ないだろ!! どっかよそへ行ってくれ!!」
どうか、彼女が立ち去ってくれる事を僕は必死で祈りました。
すると──、
(続き)
コツン…コツン…コツン…コツン…コツン……
ハイヒールの足音が遠ざかって行きました。
翌日の新聞で、僕は彼女の事を知りました。
電車に飛び込んでいたのは、その女性でした。
電車に巻き込まれた彼女はバラバラになり、他の部分は原形をほぼ留めていたようですが、頭から転落したために車輪に巻き込まれ、まるでミンチのようになっていて、顔がまったく判らない状態で身元は彼女が持っていたハンドバッグに入っていた保険証で判明。
現在、事故か他殺か。それとも自殺かを調査中とのことが、小さく載っていたのです。
顔写真も何も載ってはいませんでしたが、僕はそれが彼女の事だと確信しました。
どうして、僕に着いて来たのか、今でも解りません。
彼女は今でも、首を求めて、さまよい歩いているのでしょうか・・・?
皆さんも、事故があった駅のそばを通る時は、充分気をつけて下さいね………
(完)
怖い話しは嫌いじゃありませんヨ。
ほのぼの系の後にグロ系がくるとは・・・
このまま各種そろって百目指しましょう・・・
320 :
イチタロー[ver4.9] ◆wDichi49hk :02/12/08 18:55
深夜ではございませんが・・こんばんは。
今夜は、司会モードでございます。
>269-288 ねこ様@41話目
元けいびいんさんのお話、でございますね。
この方のお話はすべて、味、といいますか、独創性が感じられる
ところが、凄うございますね。女性の変死体が現れる、という
パターンは、わりとよくみかけるのでございますが・・・
白犬がその女性の血を舐めながら、
後をつけてくるというのは・・初めて目に致しましてございます。
なぜ女性と白犬が、ワンセットで現れなければならないのでしょう???
・・・たいそう気になる次第でございます。
>289 常連名無し様@おじゃま道草
これは、大変嬉しゅうございました。感謝致します。
わたくしと同意なお客様は、多くいらしたのではないでしょうか。
「呪われた場所」というシチュエーションに、映画「ポルターガイスト」を
連想致しました。あの映画の場合、以前墓地であったがために
土地が呪われた、という設定であったと記憶しておりますが、
おじゃま道草は「呪いの起源は太古にまで遡る・・」
ですから、随分と、スケールの大きいお話でございますよね。
・・・ふと気になったのでございますが、
なぜ、タイトルが「おじゃま道草」なのでございましょう?
>290 名無しのお客様@あなたにドーイ
ようこそいらして下さいました・・。
どうぞ、部屋のなかへお入りくださいませ・・・・。
「牛の首」ではございませんが、
「とても怖いらしい」と噂されるお話というのは、
たいそう気になるものでございます。
「おじゃま道草」、嬉しゅうございましたよね。
>298 名無しのお客様@アゲさんくすこ
いらっしゃいませ・・。
どうぞ、熱いお茶をお召しになって、
お身体を温めて下さいませ。
ロムラー様あっての、当スレッドでございます。
ネタをお持ちになることなどは気になさらずに、
どうぞお気軽にご感想など、
レスをおつけになって下さいませ・・・。
>302-303 常連名無し様@トムとジェリー
これは、わたくし、いずこかの板で、
目にしたことがございます。
たいそう好きでございました。
再読が出来、嬉しい限りなのでございます。
一時、ネットで流布致しました、
ドラえもんの最終話を、
思い起こさせるかと思われます。
>304-305 常連名無し様@ほのぼの怪談
端緒が唐突ながら、
不思議と、読ませる力のある
怪談と見受けましてございます。
確かに、ほのぼのと心あたたまる・・・・
後に、
グロモノ2連発をコピペしたわたくしの、
罪は深いかと思われます・・・(笑。
個人的に気に入ったので、コピペ(笑。
夜、車を走らせていると、後ろから涼しい風。
ゴロンという音。
なにか光るものがミラーに…。
気のせいだと思いながら車を走らせつづけると、
なにやら生臭い臭い、
そして足元には水…。
ミラーをみると、
人間のものではない、
生気をうしなった大きな目玉と
目が合った!
「うわあああっ!」
急ブレーキを踏む運転手。
ドスッという鈍い音と共に、大きなものが
運転席と助手席の間から、前に倒れてきた。
冷凍マグロ!
・・・・マグロかい!!!
324 :
イチタロー[ver4.9] ◆wDichi49hk :02/12/13 17:02
貞ギ子みっけたよ。
γ~~ミ、
/ ノ|||||)
ん (,,゚Д゚) <1週間後に氏ぬぞゴルァ!
/mノリ|||||mつ
| ̄ ̄| ̄ノ|||| ̄ ̄|
| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|
~~~"~~~"~U~U~"~~~""
私は、霊感が無いらしく特に心霊現象というものは今まで特に体験した事はありません。しかし、一度
今でも良く分からない体験を一度した事があります。それは、中学生の時林間学校があり、夜には定番
とも言えるキャンプファイヤーがありました。最初は何でもなかったんですが、周りを囲んでそのキャンプファイヤー
を眺めているうちに無性にその燃え盛る火の中へこのまま飛び込みたいという、自分でも良く分からない
衝動にかられました。その火の中へ飛び込みたいという衝動は強く何度も実行しそうになりましたが、
そんな事をしては駄目だ と必死に自分の理性で押し付けて耐えましたが、非常に苦しかったのを今でも
良く覚えています。そうして30分程、自殺願望的な欲求と戦い続けると、いきなり開放されたようにスッと心の中
が楽になりそんな馬鹿な欲求急速には消え去りました。自分でもあれは何だったのかなと考えていると、女子達の
大きな悲鳴が沸きあがりました。「キャンプファイヤーの火の中に人の顔が浮かびあがっている!」と私も
その声で見てみると、確かに人の顔と思える形がはっきりと火の中に見えました。それからは、みんなパニック状態になり
教師達が「錯覚だ!」と呼び掛けましたが混乱は収まらず、そのままお開きへ・・・
その後、友人達と必死に走ってバンガローに戻った事を今でも覚えています。今でも、あの体験は何だったのか良く分かり
ません。あの後、林間学校から帰った私は、高熱を出し、1週間程学校を休みました。これは全て事実です。
これらの体験は単なる偶然だったのか、それとも何か因縁めいた物でもあったのでしょうか?
そろそろネタ集めに行かなきゃ。ふ〜。
ホシュシュのシュ
いざ探すと、いい怪談ってなかなかないねー。
掌編中心に探索中・・・
もうすぐ年越しですな・・・
100は年内は無理みたいです。
とりあえず保守ってことで。
10年以上前の話だけど、当時心霊スポットとして有名だった所に
「蒲生の廃墟ホテル」って言うのがあった。
ある日、会社の奴らと一緒にワンボックスに乗ってそこまで行こうという事になり、
俺と同期の奴、自称霊感の有る後輩、そして3年上の先輩の計4人で向かった。
時間は夜の8時頃。
途中から悪路になり、ガタガタと走って行くとそれがあった。
管理棟なのだろうか?
焼け焦げた2階建てのコンクリートの建物が見えてきて、
「おお、あれだあれだ!」とまさに心霊スポットに来てます!というノリで
ワクワクしながら車を降りていったんだけど、例の「霊感が強い」後輩は
「降りるのは勘弁してください!」と言い出した。
「おいおい、盛り上げてくれるね〜」などど言いながら連れ出そうとしたんだけど、
どうしても嫌がるので仕方なく車に残して3人で探索を始めた。
そこには焼け焦げた管理棟の他に、
10基ほどのコテージ風の部屋が有るんだけど、
部屋の方はしっかりと板張りされて入れない。
そこで管理棟の方を懐中電灯片手に探索する事にした。
中は荒れ放題だし壁は黒く煤けていて、
「火事で焼けたんだな」と一目でわかる状態。
海沿いのために遠くで波の音が「ザザァ〜ン」と響いてくる。
雰囲気は有るよ、ほんと。
そして2階に上がり、穴だけになった窓から外を見た。
そこから俺らの車を見ると後輩が一生懸命手を振ってるのが見えた。
俺らも「おお〜い」と能天気に手を振り返したけど、
なんか様子がおかしい・・・・
「戻ってきて!早く!!」必死になって叫んでいるんだ。
「はあ??」とか思いながら車に向かって歩いていくと、
凄い声で「早く!!」とか言うので
「なんだよ、なんか有ったのか?」と聞くと妙な事を言い始めた。
「先輩の肩に男がしがみ付いてる」
別に肩も重くないし、体調も普通だ。
ちょっと肩を払うような動作をして、
それでも気味が悪いので車に戻ったんだけど、
今度は「早く車出してください!!」と半狂乱になっているので、
「なんだよ?いったい!」と聞くと・・・
「車、囲まれてるんですよ!!」
このワンボックスね、開口部が多いんですよ。
「スカイライトルーフ」とか言って屋根にも窓が有るし。
その窓と言う窓から覗く顔、顔、顔・・・・
見える人にはそれは恐怖、でしょうね。
でも後輩以外は見えないから、俺も含めて「はあ??」って感じだし、
まあとりあえず現場を離れる事にした。
バイパス沿いのファミレスまできてようやく一息ついたんけど、
後輩の顔色があまりにも悪いので、その日は解散って事になった。
次の日出社したら、今度は先輩も具合悪そうな顔をしていた。
ちょっと気になったので「どうしたんです?なんか有ったんすか?」と
聞くとこんな話をしてくれた。
後輩をとりあえず送った後、先輩は彼女の家に遊びに行ったんだそうな。
彼女のアパートに着いた時、タイミングよく彼女が窓から顔を出したので
クラクションを鳴らして手を振ったんだけど、
なぜかすぐ窓を閉めてしまった。
ちょっと不信に思ったけど、まあ気にせず
そのまま彼女の部屋をノックしたら、彼女、凄く不機嫌なんだって。
「なんだよ、なんか有ったんか?」って先輩が聞いたら、
唐突に「だれよ?」って返事。
はあ?でしょう?そんな事いきなり言われても。
で、問い詰めたら「助手席に女乗せてきたでしょ!」
彼女の手を取って車まで行き、誰も居ない事を確認させると
彼女、真っ青になったそうです。
それじゃ、フ〜〜〜!
>>327-331 体験談キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
目指せ「来年のお盆に百話完成」って感じっすよ。ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
年末進行の息抜きにリーマン板に来て見たが・・・・
これ読んで余計に鬱になった。
うちの一族は女だけ結構霊感がある家系なのだが、
その中で私のおばさんが一番 ずば抜けているんだわ。
で、そんな叔母さんがある日突然倒れまして。
見舞いに行ったんだけど、完全に寝たきり状態。
体も全然動かない、頭はしっかりしてるんだけど、と言った状態で。
病院で調べてもどこも悪くないとのことで、一族で首をかしげてたんですな。
だが、叔母さんは体の自由を奪われた代わりに、超能力がついてしまった。
どうも予知、っていうのか透視っていうのか、その人を見ただけで、
その人の人間関係がどうで、今日あった人間がどうで、等々のことが全部頭に
浮かんでくるようになってしまったそうだ。
誰誰さんは何日に市役所に行った、とか、あの人はいつ死ぬ、とか。
テレビを見ていても、この政治家は次の選挙に落ちるとか、
そういうのを全部見抜いてしまったらしい。
当時宮崎勤がちょうど捕まった時だったのだが、
叔母さんは「この人の家族はかわいそうに。 お父さんは自殺して、お母さんは・・・」
などということをすべて言い当ててしまっていた。
でも体が動かないのだからそんなの全然嬉しくない。
そんな生活がしばらく続いて、叔父さんは考えた。
そもそもあいつが倒れたのが突然すぎる。あのとき何かなかったか?
で、叔父さんはその時に工事現場の跡地から小さな石の塔を拾ってきたことに気がついた。
ちょうど叔母さんが倒れたのはその直後だったのだ。
叔父さんはその石の塔を元の場所に戻しに行って、よく祈って帰ってきた。
そしたら叔母さんは突然元気になって、寝たきりを脱出したのだわ。
でも、その超能力もどきのような物は一切消えた。
怖いって言うより不思議な出来事・・・。未だにちょくちょく思い出す。
ヽ(`Д´)ノホ,ホ,ホシュコピペ!
335 :
イチタロー@固定さんはサービス業♪[ver4.9] ◆wDichi49hk :02/12/30 23:02
>325 磔名無し氏@45話目
キャンプファイアーの炎に浮かびあがる顔でございますか・・・。
(目、目、目〜ぇとか合っちゃったら、スゴーク嫌―!なんですけどっ)
「火に飛び込みたくなる・・」内面に食い込んでくる衝動を与え
られるというのは、激しい恐怖であると思われます・・・。
なかなか、凄い体験をお持ちでいらっしゃいますね。
>326 万年草主任氏@年末如何お過ごしでしょうか?
お久しゅうございます。お茶をお煎れ致しましょう・・。
>いざ探すと、いい怪談ってなかなかないねー。
それは・・・主任の目が肥えているからでございましょう。
来年も、当スレでの活躍を期待しております・・・。
>327-331 ねこ氏@46話目
>「車、囲まれてるんですよ!!」
この一言に、ゾッと致しました。後輩の方は、相当怖かったのだと思われます。
ねこさんには、見えなくて幸いでございましたね。
天窓に貼りつく顔というのは・・わたくしも嫌でございます・・・・。
ちと、閑話休題と参りましょう。
怪談は100話ですが、スレッドは1000までございます。
ゆえ、お目汚しではございますが、
怪奇小説の書評なんぞを、お目にかけたいと思います。
(多少のネタバレもございますが、お許しあれ)
↓以下、ございます言葉で続けると苦しいので(;´Д`)普通に書きます。
ひとつ目は、D・マレルの絵画にちなんだ怪奇小説
「オレンジは苦悩 ブルーは狂気」です。
マレルは、映画「ランボー」の原作者ですね。
解説読むまで、私も知らなかったのですが。
新潮文庫の「ナイトフライヤー」からです。
S・キングやクライブ・バーカーなど、
大御所の中編も収録されています。
質の高いアンソロジーです。
主人公は、美術学校に通う画家志望の学生です。彼の親友で、同じ学校へ通う
評論家志望の学生が、学位論文を書くため、ファン・ドールンという十九世紀の画家に
ついて調べ始めた時から、物語は始まります。
ファン・ドールンは存命中、才能を認められず、貧窮の果て精神病院で亡くなっています。
この画家の内面を深く洞察するために、親友は、下宿の部屋いっぱいに複製画を
並べ、寝食を忘れて引き篭もってしまいます。
心配して訪ねて来た主人公に、親友はファン・ドールンについて、わかって来たことを
話します。「年代順に並べてみると、狂気が進行するにつれてブルーが多用されて
いることがわかる。私生活で苦難に陥っている時期は、オレンジが多用される。
彼にとって、ブルーは狂気を、オレンジは苦悩を表している」
また、不気味な事実を告げます。「ファン・ドールンの研究に没頭した評論家たちのなか
には、ファン・ドールンと同じように発狂した者がいる」
その後、主人公は卒業し、商業美術家として職を得ます。
ある時、疎遠になっていたかつての親友から、「ファン・ドールンの秘密がわかった」
という旨の電話を受けます。
待ち合わせた美術館で、主人公を待ち受けていた親友は、展示されている
ファン・ドールンの画<日の出の樅の木>を、凝視してみるように促します。
学生時代のうちに、画家として大成する望みを捨てていた主人公は、
その技巧の凄みに圧倒されながら、作品を凝視します。
すると・・・風景画全体が、5ミリ弱の小さな点で成り立っていることがわかります。
その小さな点のひとつひとつが、目鼻と口を持つ歪んだ顔なのでした。
その後、親友はファン・ドールンの故郷へ赴き、画家同様に精神病院へ収容され、
絵筆で己の目を抉り出し、鋏を脳へ突き刺して自殺してしまいます。
葬儀のために現地へ到着した主人公は、親友を死に至らしめたものの正体を探り・・
結果として、主人公もファン・ドールンと同じ運命を辿るのですが、引き換えに
己の才能を開花させます。 南仏のひなびた田舎町のホテル。
風景画と同じ糸杉の木立。主人公の恋人となるクラリスという名の看護婦。
(「神の金の羊」という小説に出てくる修道女と同名です)
実在の天才画家を彷彿とさせる雰囲気のなかで、絵筆を脳へ突き立てる
欲求を退け、狂気のブルーと苦悩のオレンジで以って、創作を続ける主人公。
才能を極めるということの、幸福感と悲壮感がよく描けている作品です。
オススメ(・∀・)!
>>336-338 面白そうっすねぇ。
狂気(・∀・)イイ!
発狂物は大好物なので、この書評だけで涎が出そうでふ。ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
340 :
名無しさん@明日があるさ:03/01/05 09:19
>>338 直径5ミリの顔で構成って
想像すると怖い・・・・
(^^)
342 :
名無しさん@明日があるさ:03/01/10 23:53
オカ板懐疑派が集うスレをROMしてたオレは見逃せんぞ。
ちゅか、列車ガールとか貼り付けてよいですけ?(w
343 :
名無しさん@明日があるさ:03/01/11 07:36
345 :
名無しさん@明日があるさ:03/01/11 20:31
一応オカ板で有名な画像だけど、そんなにグロくはないはず。
(どっちかって言うとカメラが捕えた決定的瞬間とかそういうかんじ)
エンドレスで流したくなるくらい目が釘付けになるでよ。(w
画像っつうか、動画だな。(´・ω・`)
349 :
名無しさん@明日があるさ:03/01/13 11:42
>>348 サンクス!&乙!
この後、女の子のアップが写ってたらキツイかも・・・・
350 :
名無しさん@明日があるさ:03/01/20 19:17
とりあえず保守。
(^^)