会社でセクースにチャレンジ 2

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4311 ◆GpSwX8mo
飲み会の二次会への移動というのは本当に面倒くさい。酔った連中はダラダラと
続き、途中で立ち止まり喚き合ったりする。そんな団体をうっとおしそうに見つ
めるが、時折面白いものが見られる。例えば、誰が誰を狙っているかわかってし
まったり。山本はエミ(仮名)の側を離れない。何を話すわけでもないが、集団
の衛星のように離れずについて来ている。このエミという女は前スレでオレが居
酒屋のトイレで頂いた女である。その後、断続的に関係を続けていた。土門氏も
このエミの真横にぴったりと張り付き何か喚いている。その横に前出のハルミ。
これが一団をなし、やや離れてマリとH。土門氏は今回エミに狙いをつけたよう
だ。山本はどうしていいかわからないが、とりあえず離れないようにしている感
じ。ハルミは元々土門氏がお気に入り。
Hはどこでマリを差し出すというのだろうか。そんな思いで眺め、誘導した。
4321 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:42
カラオケBOXに入るとすぐに土門氏が唄いだした。靴を脱いでソファーに立ち、
喚くように唄う。Hはようやく職責を思い出したのか、幹事らしく飲み物を電話
で注文しはじめた。だが、それを誰が飲むんだ、と問いたくなる大量のカクテル
とピッチャービールを注文していた。気が付くと女性が二名いない。帰ったよう
だ。身の危険を感じたのだろう。賢い女だ。ハルミ・エミ・マリと見てくれは、
そんなに悪くないのだが、もう一人残った女にオレは首を傾げざるを得ない。H
よ、何故にこの子なのだ。確かに性格はいい子だが、小デブな不細工ちゃん・
ナオミ(仮名)である。マリやエミと仲は良いので、不思議ではないがやはりや
や浮き気味か。どうもこれがジョーカーなのか、とHの企みがなんとなく見えて
きたのはこの辺りだった。
4331 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:42
皆でやたらと乾杯を繰り返す。そして皆飲み干すことを強要される。そんなこと
が延々と続くので、全員ほぼ限界状態だ。Hは土門氏を脱がせていた。山本はエ
ミの横をキープしつつも、今にも眠ってしまいそうだ。そんな山本を気遣う不細
工・ナオミ。ハルミは土門氏が脱ぐのをキャッキャと笑って喜んでいる。そのう
ちハルミは山本が眠りかけているのに気付き、猛然と煽り始めた。ハルミは山本
を食おうとしているかにも見える。新人を誑かすことで名を馳せたハルミの本領
発揮だ。カラオケ店員から電話が鳴り、まだ延長するのかという問いに対し、H
は冷静に「あ、もういいです」と答えていた。意外にもまだまだ意識はあるなと
悟った。
4341 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:42
三次会は土門氏別宅で行なうことにした。祖父母が住んでいたのだが、亡くなり
今は誰も住んでいない。Hは幹事らしく土門氏を先頭にタクシーに皆を押し込ん
でいる。マリが「帰りたいな」と言ってきたが、酔っているオレはマリを食した
いという不埒な衝動に駆られ、優しく引き止めた。マリはやや困った顔を見せた
が「皆一緒だもんね」と誘いに応じた。苦しいがタクシー二台で四人づつ乗車し
た。ひょっとしたらHはナオミを載せないのではないだろうか、思ったが土門氏
車に押し込んでいた。山本はやはりエミの側から離れようとしない。が、その後
をハルミが続く。こういう観察は楽しい。
4351 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:43
土門氏別宅に着き、土門氏は奥から高そうな酒を持ち出し「さあ飲むぞ」という
が呂律がまわっていない。女性陣はハルミとナオミがグラスを手にし飲もうとし
た。山本はボーっとしてやはり眠りそう。ハルミが「飲め飲め」バシバシ叩く。
オレはマリの横をキープした。Hはエミの横をキープしていた。さすが、友(ワラ。
暫くして、土門氏も虚ろな眼になってきたところでHが動いた。さて、何をしよ
うというのやら。
4361 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:43
Hは山本に「オマエはもう寝ろ」と言った。ハルミは「まだだよ」と山本を叩い
たが、Hが「一緒に寝てやってよ」とハルミに薦めた。ハルミは「えぇ・・・」
と笑いながら言ったが、その眼にはある輝きが見えた。ハルミは山本を率いて立
ち上り空き部屋へと向った。山本は席を立つ際、エミに向って淋しそうな視線を
送ったが、すぐにハルミに引張られて去った。山本、敗れたり。
土門氏はフラフラ、そしてヘラヘラしながらエミに抱き着き始めた。エミは笑い
ながらHに助けを求める。やはり土門氏、エミがターゲットの様だ。これですん
なりいけば、Hが当初承諾した通りになる。が、エミは土門氏を押し戻した。
今度はマリに抱き着き始めた。「あぁ、マリちゃん・・」。何を言っているかわ
からない。マリも押し戻す。その時、Hが確かに呟いた。「そんなわけいくか」。
不敵な笑みを浮かべていた。
4371 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:44
ナオミを見ると、もう眼を閉じている。Hはオレにウィンクした。オレはHに任
せることにした。Hは「ゲームをしに行こう」と言った。この家にゲームなんか
あったか?オレは知らない。土門氏は座ったままフラフラしている。彼を残して、
オレ・H・マリ・エミの四人で席を立とうというのか。通常であれば、残された
土門氏は、もう一人残された女を食すのだろう。しかし、今回は相手が悪い。悪
すぎる。同じ会社でなければ、絶対に話などしない程のブス・ナオミである。敢
えて言おう「ゲロブスである」と。おまけに小デブである。冬着の服の上からブ
ラが食い込んでいるのがわかる。これはやれないだろう。と、そこまで思った時
Hの企みに気がついたのであった。このゲロブスを土門氏に捧げるのか・・・。
4381 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:45
我々四人は席を立った。土門氏は気付いたらしく「おいおい・・・」と、まさに
「こいつと二人きりにするのか」とでも訴えるように、だが笑って言った。オレ
とHは顔を見合わせて笑い、女性二人をエスコートして別室へと消えた。
別室につき、Hはゲームを探す振りをした。明らかに振りである。その部屋には
TVさえ無いのである。しばらく探す振りをした後、「土門さんに聞いてくる」
と言ってLDへと戻っていった。が、すぐ帰ってきた。戻ってきたHはオレに向
って満面の笑みを浮かべた。それでオレは理解した。今回の目的を達成したのだ
と。Hは「なんかうるさいこと言ってる」と言い、「鍵閉めとこう」といって、
ドアの鍵を押して閉めた。
4391 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:45
「ゲーム無いんだって」とHは言った。「そうなんだ」といいながらマリは大き
なあくびをした。「しゃあないから別のゲームしよう」とHは言った。ルールは
ジャンケンで勝った人が好きな人を選んでキスできる、と言う。女性二人は笑っ
た。間髪入れず、Hが「じゃーんけん・・」と言って始めた。女性は反射的に手
を出した。最後に勝ったのは珍しくオレだった。オレはHの眼を見て、マリを指
名していいかどうか判断しようとした。Hは笑いながら大袈裟にブンブンと顔を
縦に振った。恐らく「善い」と言っているのだろう。オレはマリを指名した。オ
レとマリはベッドに座っており、Hとエミは絨毯に座っていた。オレは笑いなが
らマリの両肩に手を乗せキスをした。必要以上に長くした。横目でチラリとHの
方を向くとHがエミにキスをするところだった。
4401 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:46
オレはそのままマリを押し倒し、キスを続けた。暫くして起きてHの方を見ると
Hも継続中である。オレは横に畳んであった毛布をとるとHらに目掛けて投げた。
驚いたような篭った声が聞こえた。オレ達は良いが、マリとエミはさすがに嫌だ
ろうと思い、お互い見せ合わないでやろうと配慮したのだ。マリはとても良い体
だった。そして何よりも素晴らしかったのはサラサラの手だった。あのサラサラ
の手で撫でられるのは、とてつもない快感だった。特にティムポを撫でられた時は
感動すら覚えた。撫でられるだけでこれほどに気持ちの良いことがあるとは、ま
さに初めての経験だった。今日はあまり激しいことは出来ない。フェラも無しで、
体位も正常位のみだった。だが、マッハテマンチョを繰り出しマリには昇天して頂いた。
声を出せないマリは必死の抵抗を見せ、昇天の直前は必死に手でをオレのマッハテマンチョ
を制しようとしていた。意外と握力があった。挿入中、Hの方を一度だけ見た。
Hはお構いなしで後背位に及んでいた。そしてこちらを振向き、ニヤと笑った。
つくづく恐ろしい奴だと思った。途中で土門氏が起きてきたようで、ドアをガチ
ャガチャとし、小声で「開けろ〜」と言ってきたが黙殺した。
4411 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:46
こちらが事が終わり、暫くしてHの方も終わったようだ。暫くマターリしていたが、
マリが「トイレに行きたい」と言い出した。マリはもう一枚あった毛布を纏い、
ドアの鍵を開け、トイレへと向った。それを何故かHがムクリと起き上がって後
をつけていった。今、部屋にいるのはオレとエミの二人だ。オレはエミのそばに
行き、愛撫を始めた。エミは「Hさんとしちゃった・・」と恥ずかしそうに言わ
ずともよいこと言っていた。再び勃起が訪れるまでエミを愛撫し続けていると
ドアの方に人の気配がした。Hか、と思い顔を大きく上げずに、上目遣いでそち
らを見ると、そこにいたのは山本だった。暗くてよくわからなかったが、雰囲気
はどこかショックな様子が覗えた。ほんの少しいて、去っていった。身につけて
いたのはパンツ一枚だった。ハルミの餌食になったのは間違いあるまい。
4421 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:47
オレがエミと終えてもHとマリは帰ってこなかった。仕方ないのでオレはエミを
連れてベッドで眠った。
朝起きると絨毯ではHとマリが寝ていた。オレはエミの服をとってやり、起こし
て服を着させた。そしてHをそっと蹴り、起こした。山本とハルミが消えていっ
た部屋に言ってみた。二人は裸で寝ていた。そこで勢いよく布団を矧いでやった。
山本はパンツを履いていない。あれからもう一勝負したのだろうか。LDに行く
と土門氏とナオミが一枚の毛布にくるまって寝ていた。近づくと土門氏は気が付
いたようで、そそくさと服を着始めた。ナオミの裸体がチラっと見えたが、それ
はやはり醜いものであった。床に使用済みのゴムが一つ、テーブルにもう一つあ
った。ティッシュにでも包めよ、と思うよりもまず、二回もしたのか、という思
いが先だった。さすがは土門氏である。
4431 ◆GpSwX8mo :02/02/12 11:47
オレはLDの二人が着替え終わるまで、中に誰も入れないようにした。やがて全
員揃い、けじめとばかりに皆で「土門さん、お疲れ様でした」と挨拶した。土門
氏は「これしかない」と言って、コーヒーを入れてくれた。皆で囲んで飲んだが
昨夜の出来事は誰も話しはしない。ただ、土門氏はHの横に座って「テメエらよ
ぉ・・・」と小声で言いながら、Hの肩にゆっくりと軽いパンチを繰り返してい
た。勿論、顔は笑っている。オレはあまり土門氏に悪いことをしたとは少しも思
っていなかった。それよりもむしろ、愛すべきこの先輩が会社から去ってしまう
という淋しい思いでその光景を見つめていた。この人と入社前に逢わなかったら、
ひょっとしたら今はもう辞めていたかもしれない。つらいことやむかつくことが
あっても、この人とバカ騒ぎをして憂さ晴らしをしていたから、今があるのだ。
Hは「もう、しゃあないですやん」と笑いながらパンチの洗礼を浴び続けていた。
土門氏もひょっとしたら「これがオマエらとできる最後のバカ騒ぎなのか」と無
言で訴えているような気がした。やっていることはバカそのものでも、オレ達は
土門氏を心の底から慕い、全幅の信頼をおいていた。この人が去る今、オレ達の
会社生活における一区切りを迎えていたのかも知れない。