皇室のY-DNAハプログループが公表されない理由

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510名無しさま
日本列島の先住民である縄文人が皇室の起源であり、現在の日本人の核となって
日本列島に拡散しているとする説を裏付ける遺伝子解析の結果を、総合研究
チームらがまとめ、日本人類遺伝学会が近く国際専門誌電子版に英文で発表する。

これまでも同様の研究結果はあったが、今回は1人当たり最大約90万カ所以上
のY染色体のSNP(一塩基多型)を解析し、結果の信頼性は非常に高いとしている。

チームはこれまで公開されている日本列島各地の出身者に加えて、皇室関係者、
東アジアの中国人、韓国人など約460人分のDNAデータに、アイヌ人と
沖縄出身者のデータを加えて解析した。

その結果、Y染色体の系統で皇室と遺伝的に最も近いのは九州南部および
沖縄出身者で、次がアイヌ人と判明した。韓国人とはY染色体の系統では
大きく異なっていた。

この結果は、皇室を中核とする日本人全般が縄文人の遺伝子を受け継いでいる
と解釈できるという。

皇室の起源は縄文人がそのまま環境に適応し発展した「固有説」、
縄文人を弥生人が追いやって定着した「置換説」などが知られているが、
「Y染色体の研究結果は、固有説のシナリオに一致した」と説明している。

チームは今後、縄文遺跡で見つかる人骨からDNAを分析し、日本人の
ルーツの解明を進める方針。