女性セブン 2012年3月15日号
■はじめの一歩 皇太子妃雅子さま万感!
愛子さま堂々の「”1/2成人”スピーチ」 @
・前髪をきれいに真ん中分けにして、両サイドをピンで留めたこの日の
愛子さまはいつもよりお姉さんぽく見えた──
・2月24日午前7時半過ぎ、愛子さまは、おひとりで学習院初等科に登校された。
マスクはされていたものの、その足取りは軽快でウキウキしたお気持ちが伝わってきた。
この日、愛子さまが楽しみにされていた『1/2成人式』が行われるからだ。
・この式は成人の丁度半分の10才となる4年生が、今現在の自分のこと、両親への
感謝、10年後の自分へのメッセージなどをスピーチするという行事。
・この前日、52歳の誕生日を迎えられた皇太子様も、会見でこんなことを述べられていた。
「愛子は昨年12月に満10歳になりましたが、10歳という年は気づいてみれば、成人を
迎える20歳のもう半分ということになります。この10年の愛子の歩みを振り返ると、
親として感慨もひとしおですし、これからも健やかに育ってほしいと願っております」
・正堂(講堂)で行われた式には皇太子ご夫妻そろって出席された。
・ご両親が見守られる中、クラスメートに続いて、愛子さまは次のように語られた。
『先日、お母様から体重が生まれたときの10倍になったといわれて驚きました。
ここまで成長できたのは父母や周りの人たちのおかげだと思いました。
これからも思いやりを忘れずに、人から信頼される人間になりたいと思います。』
・心なしか緊張されているご様子だったが、しっかりと前を見つめられ、オドオドすることなく、
はっきりとした口調でご自身のいまのお気持ちを伝えられた。
・そのお言葉を、皇太子ご夫妻は笑顔を浮かべて大きくうなずきながら聞かれていたという。
成長された愛娘の姿に万感の思いだったに違いない。
女性セブン 2012年3月15日号
■はじめの一歩 皇太子妃雅子さま万感!
愛子さま堂々の「”1/2成人”スピーチ」 A
・「他の児童が”○○になりたい”とか”○○で優勝したい”とか子供らしい夢を語るなか、
愛子さまは周囲への感謝や思いやりといったお言葉を述べられたので、保護者たちからは
” さすがは愛子さま ” ” 皇族のかたはおっしゃることが違う ” といった感嘆の声が
聞こえてきました。 (学習院関係者)
・愛子さまのスピーチを、東京成徳大学子ども学部・深谷昌志特任教授はこう解説する。
「本来、小学4、5年生というのは児童期が完成する頃なんです。
愛子さまが堂々たる姿で自信に満ちた発言をなさったことは、成長なさって精神が安定
している証拠といえます。愛子さまはいくつかのお悩みを抱えていらっしゃいましたが、
それを乗り越えられたといっても過言ではないでしょう。」
・2年前、愛子さまを襲った”いじめ問題”、そしてその不安を取り除くために続けられた
雅子さまの同伴登校。学校生活はずっと順風満帆だったわけではない。
しかし、ここにきて愛子様は、通常の学校生活を取り戻されているのではないか。
・式の最後に各クラスが歌の発表をしたのだが、愛子さまの4年南組はいきものがかりの
『ありがとう』を合唱した。
・1/2成人式を終えてご一緒に下校された皇太子ご一家。
日々成長していくわが子の背中を、雅子さまはほおをゆるめながら見守られていた。
(終)