美智子皇后VS.雅子妃「葛藤の日々」 2
雅子妃の表情はこれまでにないくらい明るいものだったという。このとき、
雅子妃は「ご懐妊」に向けてのある覚悟をされていたのではないか。
幼少のころからスキーが上手だった雅子妃だが、マスコミのカメラの前では決して
見事な滑りは披露していない。
松浦さんは「これまでのマスコミの報道をみていると、雅子さまが東大出で外務省の
キャリアと言うことから、何かツンとした”冷たい女”というイメージがあります。
でも、それは記者たちが現実のお姿を知らなさ過ぎるせいです。
雅子さまは公務で皇太子さまとご一緒にお出掛けの歳は、いちいち皇太子さまに
小さな声でお尋ねになるような謙虚な方です。もともとは人前にでるのがとても苦手で、
非常にシャイな方なのです」と語る。
雅子妃の登山は皇太子殿下と共通の趣味だが、松浦さんによれば「二日間同じシャツを
着ていたこともある」という。特別なパーティなどを除けば、「アクセサリーや着るもの
などは同じものが多く、紀子さまなどに比べてもとても質素です」というのだ。
では、なぜ時として、”雅子妃バッシング”が起こるのか。
そこには美智子皇后の”ヒロイン信仰”というものがあると、松浦さんはいう。
「 美智子さまはご自分をどうアピールすればいいのかを常に考えています。
お帽子一つにしても凄いこだわりを持っていて、いつも新しいものをかぶっている。
雅子さまはいつも同じスーツに同じ帽子。やはり、美智子さまより目立っては
いけないという雅子さまのお気持ちが伝わってくるのです」
松浦さんによれば、皇太子ご夫妻がほとんどふたりで行動するのは、美智子皇后が
雅子妃をお一人で行動させないからだという。
たとえば、雅子妃は結婚当初英語でスピーチされたことがあるが、最近はそういう場面は見ない。
何よりも雅子妃が単独で何かをするということがないし、研究テーマを与えられることもない。
これだけではない。雅子妃はちょっと信じ難い思いもされているのだという。
<続>