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名無しさま:
▼ ひそ
単体ヒ素およびほとんどのヒ素化合物は、人体に非常に有害である。
飲み込んだ際の急性症状は、消化管の刺激によって、吐き気、嘔吐、下痢、激しい腹痛
などがみられ、場合によってショック状態から死に至る。
慢性症状は、剥離性の皮膚炎や過度の色素沈着、骨髄障害、末梢性神経炎、
黄疸、腎不全など。慢性ヒ素中毒による皮膚病変としては、ボーエン病が有名である。
単体ヒ素及びヒ素化合物は、毒物及び劇物取締法により医薬用外毒物に指定されている。
日中戦争中、旧日本軍では嘔吐性のくしゃみ剤ジフェニルシアノアルシンが多く用いられたが、
これは砒素を含む毒ガスである。亜ヒ酸を含む砒石は日本では古くから「銀の毒」、
「石見銀山ねずみ捕り」などと呼ばれ、殺鼠剤や暗殺などに用いられていた。
▼ ひそ