激戦「ロンドン五輪」観戦商戦 130万円ツアー大盛況
ロンドン五輪開幕まで27日でちょうど半年となった。年が明けて観戦ツアー商戦も本格化。現地応援熱は盛り上がっているのか。公式旅行代理店6社の広報に聞くと、前回の北京よりも各社とも早めに販売を開始していることが判明。関心ある人は、さっそく検討した方がいいかも。
「10月中旬に始めた第2弾は(応募が)しばらく止まっていたけれど、年が明けてから増えた。コースによってはキャンセル待ちがある。開幕1年前に発売した第1弾は、約2週間で申し込みが定員の10倍に達するほど反響が大きかった」
そう説明するのは業界最大手JTB。特に人気が高いのは体操と女子サッカーで、組み合わせも決まっていない女子サッカーは「おそらく、なでしこジャパンがくるだろうということで」準決勝、決勝を組み込んだツアーがキャンセル待ち。
昨年7月に販売した第1弾は開会式と柔道、体操を含めた6日間129万8000円のツアーに約150人の応募があった。
なでしこ人気を実感するのはH.I.S.。「女子サッカー準決勝のコースは半分ぐらい売れている」。女子W杯優勝直後に五輪本大会の予選リーグのツアーを売り出したところ、当時は出場が決まっていなかったにもかかわらず「爆発的な問い合わせがあって抽選になった」。体操や水泳も好調だという。
トップツアーも「マスコミに『五輪イヤー』という言葉が出て問い合わせが多くなり、7〜8割が売れている」。同社は競技会場にも注目。
サッカーのウェンブリー、通常は年に1度の大会チケットも入手困難なテニスのウィンブルドンの「聖地観戦コース」も行う。なでしこ、U―23日本代表をウェンブリーで見ることができれば、日本のファンはたまらない。
阪急交通社は24日に一般向けのツアー販売を始めた。「北京は6月からだった。今回は早めに盛り上げていこうということで」。日本選手のメダルが望める体操男子、柔道、女子レスリング、水泳の人気が高い。
近畿日本ツーリストは団体向けのツアーを主眼にしており、個人向けツアーの実施は未定。日本旅行も本格的な個人ツアーは検討段階。チケット単体の販売は「ぴあ」が手がけており、27日に第2次抽選販売を始める。
前回の北京より遠いロンドンへはお金も時間もかかる。観戦ツアーも多くが50万円を超す。「北京はお盆の時期で休みがとりやすかったけれど、今回は少しずれる。燃油サーチャージも高い」(トップツアー)など懸念材料もある。
それでも「観光名所が多いし、ポンド安。環境としては追い風」(JTB)。5年前には1ポンド=240円を超えていたが、現在は約125円。「旅行のハイシーズン。欧州が好きな人も多いので期待したい」(H.I.S.)という。
開幕まで半年!ロンドン五輪観戦商戦が熱い!130万円ツアーも大盛況
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