【なでしこJAPAN】日本女子代表総合スレッド Part88

世界MVP有力候補の沢｢なでしこMVP｣落選危機

　なでしこｼﾞｬﾊﾟﾝMF沢穂希(33=INAC神戸)がMVP落選危機に直面している｡30日のなでしこﾘｰｸﾞ･浦和戦に臨んだINAC神戸は終了間際に沢が同点弾を決め､1―1と引き分け､首位をｷｰﾌﾟ｡次節(11月6日､日ﾃﾚ戦)にも初のﾘｰｸﾞ優勝が決まる｡
沢は国際ｻｯｶｰ連盟(FIFA)が選定する年間女子最優秀選手(世界MVP)の最有力候補だが､その一方でなでしこﾘｰｸﾞMVPは微妙な情勢であることが判明した｡

　ﾁｰﾑを救ったのはやはり沢だった｡0―1で迎えた後半44分､CKから起死回生のﾍﾃﾞｨﾝｸﾞ弾を決め､敗戦を免れた｡沢も珍しくﾄﾞ派手なｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞで喜びを表現｡次節の日ﾃﾚ戦に勝てば初優勝とあって｢ﾎｰﾑのみなさんの前で､決めて喜びを分かち合いたい｣と力を込めた｡

　浦和の村松浩監督(52)は｢やはり沢さんは持ってますね｡ﾀﾞﾃにW杯でｽｰﾊﾟｰｺﾞｰﾙを決めていない｣と脱帽｡7月の女子W杯(ﾄﾞｲﾂ)で得点王&MVPを獲得し､ｱｼﾞｱｻｯｶｰ連盟(AFC)の女子年間MVP､FIFAの女子年間最優秀選手でも最有力候補の沢を称えた｡

　そんな女子ｻｯｶｰ界の女王に意外な見解が浮上した｡｢なでしこﾘｰｸﾞでもMVPかどうかというと､微妙なところですね｡世間の雰囲気を見ると沢さんにあげたほうがいいのかなとは思いますが…｣となでしこﾘｰｸﾞ関係者｡MVPの有力候補では｢ない｣という｡

　なでしこﾘｰｸﾞのMVPは監督たちの投票ではなく､評議員会などで決定される｡沢の大活躍は誰もが認めているが､なでしこﾘｰｸﾞでは｢ｺﾞｰﾙ数などｲﾝﾊﾟｸﾄが重視される傾向がある｣(同関係者)と明かすように､過去のMVP受賞者は得点王と重複するｹｰｽが多いという｡

　実際に2007年と10年のFW大野忍(27=INAC神戸)と09年のFW安藤梢(29=ﾃﾞｭｲｽﾌﾞﾙｸ)はいずれも｢得点王=MVP｣のﾀﾞﾌﾞﾙ受賞｡沢は06､08年にMVP獲得したが､ｺﾞｰﾙ数は13点､7点と多かった｡今季の沢はこの日の得点で4点目｡数字上のｲﾝﾊﾟｸﾄは薄い｡

　すでに関係者の間では今季9得点を挙げる��新星�：W川澄奈穂美(26=INAC神戸)や現在得点ﾗﾝｸﾄｯﾌﾟで10得点のFW大野をﾘｰｸﾞMVPに推す声が多いという｡世界で認められた沢も日本国内では意外な結果となりそうだ｡

東スポ芸能 2011/10/31
http://g.tospo.jp/v/entame/ArticleTop.asp?uid=1&sid=BWT7&Cornerid=004&Entid=0000034861
世界MVP最有力候補の沢「なでしこリーグMVP」落選危機
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