【なでしこJAPAN】日本女子代表総合スレッド Part82

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なでしこジャパンに人気絶頂落とし穴
五輪出場決定、スポンサー殺到、リーグ戦観客激増と景気のいい話ばかりが聞かれるが…

◆シニア、主婦層に人気

 なでしこジャパン、2度目の凱旋帰国である。中国で行われていた2012年ロンドン五輪アジア最終予選でなでしこはトップ通過を決め、昨12日にアジア王者として堂々の凱旋帰国を果たした。7月19日にもW杯世界女王として華々しく帰国。
その時はファン400人、報道陣250人が成田空港にゴッタ返したが、今回もファン500人に報道陣100人。相変わらずなでしこへの注目度は高く、12日夜、13日朝のテレビニュース枠の中でも大きく扱われた。

「五輪大好きの日本人のこと、本大会出場を決めて金メダルを狙えることでブームがヒートアップすることはあっても、沈静化することはないでしょう」(サッカー記者)

 実際、なでしこ周辺では“景気のいい”話ばかりが飛び交っている。13日午前には「サッポロ一番」ブランドで知られるサンヨー食品がMF沢、FW川澄、大野、DF近賀らINAC神戸所属の代表7選手とCMイメージキャラクター契約を結び、その発表会見が行われる。
同日午後からはコンビニ大手のファミリーマートが、やはり沢、川澄ら神戸所属5選手のテレビCM起用会見を行う。

「五輪予選のテレビ視聴率の高さが、大手広告代理店や国内有力企業の間で大きな話題になっている。午後4時半キックオフのタイ戦が15%近くの数字を出し、同時刻開始の北朝鮮戦は24%を超えた。
ゴールデンタイムではなく、平日夕方の放送で驚異的な数字を叩き出した理由は“定年退職したシニア層と主婦層からの圧倒的支持”と分析され、そのシニアと主婦層相手に商売をしている企業が、なでしこたちをウの目タカの目で狙っている」(放送関係者)

◆中学生は3500人

 カンコ鳥の鳴いていたなでしこリーグの観客動員も、ロンドン五輪出場決定でさらに急増するだろう。ダントツ人気クラブのINAC神戸は今季残り試合の入場有料化に踏み切り、他クラブも何試合かの有料化が噂されている。
13年シーズンからは全試合の有料化が検討中といわれ、女子サッカーリーグの石井事務局長も「各クラブの経営安定にとって(有料化は)大きい。多くのお客さんの前で気の抜けたプレーは出来ないし、質の向上にもつながる」と期待する。

 しかしながら、なでしこの未来が順風満帆かと聞かれれば、その答えは「NO!」である。というのも、日本の女子サッカーは《中学問題》という厄介なハンディを抱えているからなのだ。

(続く)

日刊ゲンダイ 2011/9/13
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=244294&p=1