列島歓喜!なでしこV 渋谷・難波を生中継
なでしこジャパン世界一に列島も徹夜で興奮。日本時間18日午前3時45分から同6時半頃まで続いたサッカー女子W杯決勝での日本のPK戦勝ちに、国内で応援するファンも酔った。
この日は祝日とあって、若者ら多数が時間を気にせずスポーツバーなどでテレビ観戦を楽しんだ。世界制覇祝福モードの東西繁華街の模様を生中継――。
【東京・渋谷】なでしこが快挙を成し遂げた瞬間、早朝の渋谷は歓喜の雄叫びを上げる若者であふれ返った。
スクランブル交差点には50人以上もの警官も登場。交差点の一部に規制線を設けたが、ものものしい警戒も興奮状態の若者には関係なかった。
日本代表のフラッグ片手に交差点を全力で駆け抜ける者や、道路標識によじ登ろうとして警官に取り押さえられる者、交差点のど真ん中に寝そべりながらブブゼラを吹き散らす者など、解放区出現の様相を呈した。
ハイタッチで喜びを分かち合う歓喜の輪は最大で約100人に達し、さらにその輪をやじ馬ら約300人が囲み、一次はパニック状態に。騒ぎをあおったとして一部メディアのカメラマンが警官に連行される一幕もあった。
輪の中心で泥酔した様子でほえまくっていた20代の男性を本紙が直撃すると「沢にオレの子を産ませたい!」。別の若者は「今年いちばん感動した」とツバを飛ばしながらまくしたてた。
警官の「もう帰りなさい」という怒号が響き渡る中、騒ぎはサッカー1試合分の90分以上続いた――。
【大阪・難波】スポーツバー各店では、なでしこジャパンを応援しようと試合前から多くのサポーターが集まり、熱い声援を送った。
PK戦を制してなでしこジャパンの初優勝が決った瞬間、サポーターたちは一斉に「ウオー」と拳を振り上げてニッポン、ニッポン≠ニ大歓声を上げた。
女子サッカー世界最強のアメリカを下したなでしこジャパン。興奮冷め切らないサポーターたちは目に涙を浮かべて「試合前はまさか勝つとは思ってなかったです。最高! 感動しました」という声が多く上がった。
大阪市の20代の男性会社員は「今日も沢の勝負強さが光ってました。さすが15歳で代表入りしただけのことはある」。
40代自営業の男性は「生きてるうちに日本のワールドカップ優勝が見られて良かった。もういつ死んでもいいって感じです」と感動を口にした。
道頓堀の戎橋は、阪神タイガース優勝や男子W杯戦など試合終了後、サポーターたちが川へダイブすることで有名だが、なでしこW杯優勝ダイブ≠ヘ見られなかった。「元気をもらえました。帰っていい夢が見られそうです」とサポーターの歓喜は最大級だった。
東スポ芸能 2011/07/18
http://g.tospo.jp/v/entame/ArticleTop.asp?uid=1&sid=BWT7&Cornerid=004&Entid=0000032620 2011年07月19日(火)付の東スポ なでしこVで列島歓喜!熱狂の東西繁華街を生中継
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=523