なでしこにご褒美 W杯優勝なら国民栄誉賞を
米国を下して世界一になったら国民栄誉賞を――。なでしこジャパンにでっかいご褒美話が出た。
「国際競技力の向上」も掲げたスポーツ基本法の先月成立に尽力した自民党の遠藤利明衆院議員(61=元副文科相)が、菅内閣に国民栄誉賞を提案する意向を示したのだ。
遠藤氏は、なでしこの準決勝勝利に「すごいね〜。日本は団体スポーツでほとんど勝っていないから」と驚き、感心した上でこう続けた。
「W杯で優勝したら国民栄誉賞をあげていい。それぐらいの価値がある。ボールゲームで勝つのは大変なこと。野党でも(首相)官邸に提案することはできる」
確かに、昨秋のバレーボール女子世界選手権で日本は久しぶりのメダル(銅)を獲得したが、頂点には届かず。サッカー男子代表も昨年のW杯では16強止まり。
最近の主な団体球技の世界一は、2008年北京五輪のソフトボール、09年のWBCを制した野球日本代表にさかのぼる。それだけの偉業となるのだから国民栄誉賞の話題も当然過ぎる流れだ。
おまけにタイミングもいい。約5年がかりでスポーツ基本法が6月17日に超党派で成立したばかりだ。自民党は与党時代から立法化を主導し、現在は超党派によるスポーツ議員連盟の共同座長として成立を見た遠藤氏は「いいタイミングで法律ができて、なでしこが頑張ってくれた。
法律がいいきっかけになったのなら、うれしい。ここまできたら優勝してもらいたい」と感慨深げだ。
過去に例のない団体での国民栄誉賞。サッカーのようなチーム球技は、見る者にも一体感を生じさせるだけに、なでしこ効果は震災復興にも大いに役立ちそうだ。受賞資格は十分ある。が、問題は肝心の菅内閣だ。
「史上最低総理のだらしない内閣」からの受賞では、国民栄誉賞も浮かばれないし、なでしことて複雑な心境になってしまうだろう。
「別に急ぐことはない。新しい総理になってから授与すればいい」と永田町事情通はサラリと言ってのけたが…。
東スポ芸能 2011/07/15
http://g.tospo.jp/v/entame/ArticleTop.asp?uid=1&sid=BWT7&Cornerid=004&Entid=0000032581 2011年07月16日(土)付の東スポ
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=521 自民・遠藤議員「W杯優勝したら国民栄誉賞を!…でも最低首相じゃ…」