日本女子代表総合スレッドPart35

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666名無し

沢がV弾! なでしこがスウェーデンに快勝し決勝へ

【ドイツ・フランクフルト13日(日本時間14日)発】サッカー女子W杯準決勝で日本はスウェーデンに3―1と逆転勝ちし、初の決勝進出を果たした。17日(日本時間18日午前3時45分)、過去に一度も勝ったことのないFIFAランク1位の米国に挑む。

 前半10分、自分たちのミスで苦しい展開を招いた。中盤でMF沢がDF岩清水への緩い横パスをFWオクビストにカットされ、そのまま持ち込まれて先制を許した。

 それでもなでしこたちは落ち着いていた。欧州メディアから「バルサのようだ」と称された鮮やかなパス回しで試合を支配し始めると、19分に同点に追いつく。

 右のDF近賀から高い位置でパスを受けたMF大野が中央をドリブル突破。相手を3人引きつけたところで、左でフリーになっていたMF宮間に渡す。このパスを宮間がダイレクトで折り返すと、ゴール右でFW川澄が相手DFに押されながら、右足でねじ込んだ。

 そのまま終了した前半のボール支配率は日本の62%。その流れは後半も変わらなかった。2分に大野の強烈なミドルシュートがバーを叩くと、日本の猛攻が始まった。そして歓喜の瞬間は15分、決めたのはやはり頼れる主将・沢だった。

 左のDF鮫島からのクロスはGKにはじかれたが、クリアが小さくなったところを見逃さなかった。スウェーデンの長身DFたちよりも先に飛び、頭で合わせると、ふわりと浮かんだシュートは無人のゴールに吸い込まれた。
日本の夢を乗せたゴールは、1次リーグのメキシコ戦のハットトリックに続く今大会4点目となり、得点王争いでもトップに並んだ。

「自分が失点に絡んでしまって自信を失った部分があったけど、点が取れてよかった。絶対取り返してやると強い意識で後半に入った」

 沢の気持ちはイレブンをさらに奮い立たせた。19分、日本の縦パスを相手GKが前に出てエリア外でクリア。それを川澄が拾い、狙い済ましたロングシュート。ボールは鮮やかな弧を描いて無人のゴールへ突き刺さった。初先発で2得点というこの川澄の活躍で勝負は決まった。

 今大会前、沢は「このメンバーで優勝しないで、いつ優勝するの」と断言。そしてその自信は今や確信に変わった。「決勝で米国とやるのが目標というか夢だったのでうれしい。絶対に金メダルを持って帰ります」。
この勝利で沢の大会MVP、さらにFIFA年間最優秀選手獲得も前進。なでしこジャパンと沢のハッピーエンドまであと1勝だ。

【米国戦は3分け22敗】女子サッカーの歴史で日本は米国に一度も勝ったことがない。1986年7月25日の初対戦以来、3分け22敗。W杯では1991、1995年大会で対戦し、0―3、0―4と大敗し、2004年アテネ五輪では準々決勝で先制点を奪いながらも逆転負け。
2008年北京五輪では1次リーグで0―1、準決勝では2―4と敗れている。米国遠征した今年は5月14、18日に親善試合を行っているが、ともに0―2で敗戦。今大会で日本は過去の対戦成績が1分け6敗と未勝利だったドイツから勝利を奪っているが、今度の米国はまさに「最後の難関」だ。

東スポ芸能 2011/07/14
http://g.tospo.jp/v/entame/ArticleTop.asp?uid=1&sid=BWT7&Cornerid=004&Entid=0000032538
2011年07月15日(金)付の東スポ【1面】沢V弾!なでしこ決勝進出
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=520