【サッカー・アジア杯】日本劇勝で本田の移籍加速
【カタール・ドーハ25日(日本時間26日)発】アジアカップ準決勝で韓国と対戦した日本代表は、2―2の末突入したPK戦をGK川島永嗣(27=リールス)の活躍で3―0でモノにし、宿敵との死闘を制した。29日(日本時間30日)の決勝では4度目のアジア王者を目指しオーストラリアと対戦する。
マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝いたMF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)は今後の移籍先について、バルセロナを始めとする「ビッグ10」に限定していることが判明した。
【激戦VTR】日本のペースでスタートしたが、前半23分、DF今野泰幸(28=FC東京)がMF朴智星をペナルティーエリア内で倒してしまう。微妙な判定だったがPKを取られMF奇誠庸に決められた。
先制された日本は本田を中心に反撃開始。36分に、その本田のパスから左のDF長友佑都(24=チェゼーナ)がドリブルで攻め込み、折り返しをFW前田遼一(29=磐田)が合わせて同点に追いついた。
後半からは両者譲らずの消耗戦となり、1―1で延長戦に突入。延長前半8分にはFW岡崎慎司(24=清水)が倒され、これも際どい判定ながらPKをゲット。本田はGK正面に蹴って止められたが、走りこんできたMF細貝萌(24=アウクスブルク)がこぼれ球を押し込み勝ち越した。
延長後半は日本が防戦一方。韓国は延長後半15分に左FKからのこぼれ球をDF黄載元が決めて土壇場で2―2に追いつく。PK戦で日本はGK川島がスーパーセーブを連発、3―0で激戦を制した。
最初から最後まで「本田劇場」だった。宿敵との大一番で先制点を許した日本は前半36分に本田が粘って鮮やかなスルーパス。DF長友のクロスにFW前田が合わせて同点にした。この日は、攻撃の中心として何度もチャンスを作り、守備でも頑張りを見せた。それだけではない。
延長前半7分にはPKのチャンスでまさかの失敗。MF細貝が詰めて2―1としたが、あわや戦犯=cというシーンだった。最終的には勝利したことでMOMも受賞するなど、良くも悪くもザックジャパンの主役≠ナあることを証明してみせた。
そんな本田に、去就についての新展開があった。憧れのスペインリーグのアトレチコ・マドリードが興味を示すなど、再び移籍話が浮上。開催地のカタール地元紙は「本田の移籍間近」とも報じている。
本紙が本田の代理人を務めるオランダ人のケース・プルフスマ氏を直撃すると、意外な見解を示した。
「何を根拠に書かれるのかわからない。(東スポには)これまでも話しているように、現時点で何も話は来ていない。この冬の移籍期間(1月31日まで)に本田が移籍する可能性は限りなく低い。CSKAモスクワでプレーするのが最善策だろう」
さらにプルフスマ氏は、本田の意向を確認したと言った上で注目発言。
「今後、本田が移籍するべきクラブは欧州でトップ10に入るようなクラブだからね」。次のステップとして、ビッグクラブの中でも超一流と呼ばれるクラブ以外に移籍する意思がないことを明言したのだ。
現時点で世界トップ10クラブといえば、本田が熱望するレアル・マドリードにバルセロナ(ともにスペイン)。ユベントス、ACミラン、インテル(以上イタリア)。さらには赤い悪魔ことマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナル、リバプール(以上イングランド)に加え、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が挙げられる。
これらのビッグ10クラブならば、CSKAモスクワが設定する2000万ユーロ(約22億円)という移籍金もクリアできる。さらに本田が求める世界最高レベルの戦いに挑めるのは間違いない。
日本がアジア王者となり、本田も大会MVPを獲得するようなことがあれば、ビッグ10からオファーが舞い込む可能性も十分。モチベーション高く、本田はオーストラリアとの決勝に臨む。
東スポ芸能 2011/01/26
http://g.tospo.jp/v/scandal/ArticleTop.asp/jskycmi/Aa2jC7Sjs8+tQTYIfPK9fO2TdvCG5N5SJTOnZO1vxNej00sDqaSjtKMDogOvFKMUowOtA6UUo0SjA6qgMDAwMDAw/ArticleTop.asp?cor_id=024&art_id=0000008500 2011年01月27日(木) 付の東スポ:東スポWEB−東京スポーツ新聞社
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=368 >【裏1面】PK劇勝!「俺は持ってる」本田ビッグ10移籍加速
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>アジアカップ準決勝で韓国と対戦した日本代表は、2?2の末突入したPK戦を3?0でモノにし、宿敵との死闘を制した。マン・オブ・ザ・マッチに輝いたMF本田圭佑は今後の移籍先について、バルセロナを始めとする「ビッグ10」に限定していることが判明した。