【サッカー・アジア杯】香川の2発は価値「200億円」!
【カタール・ドーハ21日(日本時間22日)発】サッカー・アジアカップ準々決勝で日本代表は開催国カタールに、DF伊野波雅彦(25=鹿島)の決勝弾で3―2と逆転勝ちし、4大会連続のベスト4進出を決めた。
完全アウェーの中で退場者が出るなど苦しんだが、MF香川真司(21=ドルトムント)が復活の2ゴール。その香川とアスリート契約を結ぶアディダス・ジャパン社が、香川の代表グッズで総額200億円のビッグビジネスを目論んでいることが判明した。
【カタール戦VTR】
アウェーの日本は序盤から苦しい展開が続いた。まずは前半12分にカタールのFWセバスティアンが右から抜け出し、切り返してシュート。GK川島は止められず、先制を許した。
勢いづくカタールのムードを変えたのがMF香川だ。28分にMF本田圭佑(24=CSKAモスクワ)からパスを受けたFW岡崎慎司(24=清水)がゴール前にボールを浮かせると、香川が頭であわせ、体ごとゴールに飛び込んで同点とした。
後半も日本には厳しいホーム寄りの判定が続く。後半16分にはDF吉田麻也(22=VVV)が2度目の警告を受けて退場処分。18分にMFファビオセサルに右FKを決められ、勝ち越された。
10人で戦う危機を救ったのはまたも香川だ。25分に左から抜け出して左足でゴール。44分にはゴール前にドリブルで攻め込み、潰れたところをDF伊野波が押し込んで決勝ゴール。日本が粘りで逆転勝利を飾った。
日本代表の新10番・香川が難敵相手に2ゴールの活躍、全3得点に絡むスーパーな働きを見せた。
「結果を出せたのは良かったが、まだ納得できるものではない。審判も含めてアウェーの厳しい戦いだった」と香川も振り返ったように、カタール寄りの判定に苦しんだ。相手の激しいバックチャージやスライディングも反則を取られない。
逆に日本陣内の接触プレーはことごとくファウルを取られた。特に2―2になってからのジャッジは露骨だった。そんな苦境の中、香川はチームを勝利に導いた。
これを本人以上に喜んでいるのは香川とアスリート契約を結ぶアディダス・ジャパン社だ。同社は日本代表の公式サプライヤーを務め、代表チームにユニホームなどを提供している。
日本代表グッズも多数製作しているが、選手個人名や背番号の入った製品はアスリート契約をしている選手のものしか販売していない。
主力商品は背番号と選手名入りのレプリカユニホーム(契約選手以外は専門店などで背番号と名前をプリントする)や、タオルマフラーになるが、売れ筋はやはりエースナンバー「10」のグッズ。つまり香川の活躍は、ビジネスチャンスの拡大に直結する。
2014年ブラジルW杯に向け、担当者は「香川のユニホームについては、3年後のW杯までに最低でも50万枚、最高で100万枚売れると見ている」と言い切る。さらに驚くのは「海外で活躍すれば海外の市場にも展開できる。決して無理な数字ではない」という、これまでの常識を覆す海外での販売展開だ。
ドイツで大ブレークした香川は、欧州で名前が売れ始めた。この夏にはビッグクラブに移籍する可能性もある。順調にステップアップしていけば、海外でも「KAGAWA」グッズが売れると踏んでいるのだ。
あの中田英寿を含め、これまで日本代表グッズが海外で商売になった例はない。しかし香川にはその可能性があると見ている。
日本代表レプリカユニホームは1着1万4595円(税込み)。仮に100万枚を売れば140億円。他のグッズも合わせれば、ブラジルW杯までの3年半の間で200億円の売り上げとなる計算だ。
抜群の得点感覚とテクニックで日本代表のイメージを覆しつつある香川は今後、スポーツメーカーの常識をも覆すことになる。
東スポ芸能 2011/01/22
http://g.tospo.jp/v/scandal/ArticleTop.asp/jskycmi/Ac2ji7+jsTpdTTv3vPjtcg9XNscm4l1Z5uGnHk1r/9jDWxuBqa/Dv8OBooGvH8Mfw4GtgaUfw0/DgaqgMDAwMDAw/ArticleTop.asp?cor_id=024&art_id=0000008487 2011年01月23日(日) 付の東スポ:東スポWEB−東京スポーツ新聞社
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=365 >【裏1面】これぞエース!香川200億円ゴール
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>アジアカップ準々決勝で日本代表はカタールに、3−2と逆転勝ちし、4大会連続のベスト4進出を決めた。
>復活の2ゴールを挙げたMF香川真司とアスリート契約を結ぶアディダス・ジャパン社が、香川の代表グッズで総額200億円のビッグビジネスをもくろんでいることが判明した。