堅守速攻こそ日本の進むべき道か?議論するスレ 2

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ヒディンク監督の「弱いチームを強くするには」論
http://lala24.blog.so-net.ne.jp/2008-11-08

(ヒディンク監督の「日本人よ。 もっと自信を持て!」 それを会話形式でまとめてみた。)

−いったい日本はどうしたら強くなれるのか?

ヒディンク
「それは岡田監督に失礼になるから(ここでは)言わない。 
だけど、サッカー大国ではない国を一体どうすれば強くすることができるのか(?という点では)、私は方法論を一つ持っている。
まずやらなければならないのは、その国(の選手達)が何故そういうサッカーをするのか、
本質的なルーツを知ることだ。 言い換えると、その国の“精神”を理解するということ。」

−ロシアを例に述べるとすると?

ヒディンク
「ロシアは歴史的な過去の政治システムが影響して、選手は命令に従うことに慣れすぎていた。 
守備の指示をだすと、そればっかりで何も他にできない。しかし、試合中には数々の不測の事態が起こる。 
トップレベル(の選手やチーム)では、即興でプレーできなければ通用しない。だから、ロシア選手の意識の改革に全力を注いだ。
そして私は、彼らの特長を生かすべく、新たな試みを行った。 
私はそれを“コレクティブ・カウンター”(個人のカウンター攻撃ではなく、チーム全体がカウンター攻撃に切り替える)と呼んでいる。」

−コレクティブ・カウンターとは?

ヒディンク
「ロングボールを蹴ってカウンターを狙うのではなく、ハイテンポで、ショートパスをつないで相手ゴールに迫るというものだ。
これならロシア人の真面目さとスピードを生かすことができる。
ポイントは1人か2人でカウンターを仕掛けるのではなく、5,6人が同時に相手ゴールに迫ることだ。
それによって相手は、どこのスペースを見ればいいか、誰をマークすればいいか、大混乱に陥る。これが近代サッカーというものだ。」

ヒディンク
「相手陣内に侵入したら、なるべく少ないパスでシュートにいたることも大切だ。
コンマ何秒で相手のディフェンスの隙を見つけ、3本よりも2本のパス、そして時には1本のパスがいい。

ヒディンク
「ここで注意して欲しいのは、カウンターでゴールできない場合、素早く選手達はボールの後ろに戻って守備をするということだ。」

ヒディンク
「“コレクティブ・カウンター”はトータルフットボールの変形の一つだと私は考える。 
日本人選手の特長を考えると、“コレクティブ・カウンター”は日本に向いているはずだ。 
日本人選手はスピードがあり、真面目で、ハードワークを厭わない。まさにこれをやる能力が備わっている。」

−日本代表へのアドバイスは?

ヒディンク
「ただ、日本代表に一つアドバイスしたいのは、“効率”意識して欲しいということ。 
日本代表は常にハイスピードでプレーする傾向があるが、もし効率を欠けば、エネルギーを無駄に使うことになる。 
これでは90分を通していいプレーはできない。
(2006年)W杯のオーストラリア戦で、なぜ日本代表が先に疲れてしまったかを考えて欲しい。 
いかに持っているエネルギーを効率良く使うかが鍵なんだ。効率は近代サッカーのエッセンスだよ。」