光った1トップ田代/原博実評論
【原博実の核心を突く】
<東アジア選手権(男子):日本1−0中国>◇20日◇中国・重慶
デビュー2戦目のFW田代が光った。難しい1トップでの起用だったが、高い中国のDF相手にも得意のヘディングで競り勝ち、両サイドに流れてもボールを失わず攻撃の起点になった。山瀬の決勝点も田代がゴール前へ飛び込んだこぼれ球を決めたものだ。
1トップがボールを簡単に失うと、展開ができずに攻撃が機能しないが、田代の前線での頑張りが2列目の遠藤、山瀬の持ち味である前を向いてのプレーを引き出した。故障などで高原、大久保、巻、前田とFW陣が少ない中、田代に使えるメドが立ったのは大きな収穫。
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/p-sc-tp2-20080221-324926.html