322 :
_:
488 名前: _ 投稿日: 2006/10/30(月) 23:11:45 ID:b4OolckL
10/27付産経新聞夕刊
反町康治インタビュー「情熱と誇りを胸に」
――10月の合宿メンバーの選考方法は?
8月の千葉合宿はA3杯出場チームの選手の召集不可、大多数の怪我人続出という非常に厳しい制約の中での
選考となった。9月初旬の大阪合宿では8月には見られなかった選手を主に招集し、実際に自分の目で見ることが出来た。
来年2月の五輪予選に向け、今年限りは選手の裾野を広げる、つまり選手層を厚くするために出来るだけ多くの選手を呼びたい。
その中で今回の10月の合宿では何ら制限を受けずに自分の希望する選手を招集することが出来たと考えている。
つまりベストのメンバーだと、考えて頂いて差し支えない。
――井原コーチが連日、DFラインの選手に特別指導していました。一方で反町さんも梶山、青山敏、増田選手と練習の合間に頻繁に話し合いをされていましたね。
守備については井原はその分野のスペシャリストであるから、何か彼の方からアドバイスしたいことがあれば水本・伊野波・青山直の指導に当たらせていた。
梶山、青山敏、増田については、まず3人とも中盤のセンターラインの選手。つまり、現代のサッカーの幹となる部分。
その中で、その3人はまず僕が要求するプレーヤーとしての水準・クオリティーにマッチする選手達だということ。
軸とする中心選手を固定してチーム作りを進めていくのは自然なこと。特に時間的制約の厳しい代表チームにおいては。
そのために彼らには毎日、練習を通して確認したいことがあれば話し合いを詰めた。
――スタメンの選考基準は?ホームでの中国戦がベストのチョイスだと考えて良いのでしょうか
先程お話した「裾野を広げたい」というのはまず、選手を召集して練習やトレーニングマッチの中で実際に動き・パフォーマンスを自分の目で
直に見ることで達成できる。その中からメンバーを絞り込んでいくということ。
今回召集したメンバーには集合時に「試合では現時点でのベストの11人を選ぶ」と告げた。
こういった強化試合ではトライアル・テストという捉え方もあるかもしれないが、自分としては最大限の力を出して現状のベストメンバーを
送り出すことで初めて真の意味での強化となり、収穫・課題が得られると考える。実験は充分、トレーニングや練習試合で事足りるし、
先程話したようにこういったお客さんの大勢入った、プレッシャーのかかるゲームは代表チームでは希少。
もちろん、競争はこれで終わりではないし中国戦のスタメンが皆安泰という訳では決して無い。彼らにも課題はあるし、
試合でスタメンではなかった選手、出られなかった選手には何故使われなかったのか、課題はどこにあるのかを伝えたし
彼らなりに考え、日々前進して行って貰いたい。
――国歌のとき選手が肩を組んで歌っていますが、これは反町監督の指示ですか?
そう。スタッフ会議で他の年代のコーチにも提案してるんだけど、U-21代表独自の光景になっている(笑)