なぜ本気で走らない?

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969 名前: [sage] 投稿日:2006/06/17(土) 08:28:07 ID:JebGrEJp
Number最新号より
中田のパスは見当外れのスペースに飛んでいき、ドリブルでも腰が砕けてすぐ倒れる。
もし人望があれば、「まだ体調が100%じゃないんだ。みんなでサポートしよう」という雰囲気になったかも知れない。
でも、一年という歳月で中田への信頼はリセットされており、選手たちは陰で「ヒデはもう終わった」と言い合った。
シュート練習で、中田から鋭いパスが来る。 パスのスピードは受け手のことなど何も考えていないほど速く、
さらに目の前でショートバウンドする。 周りで見ているチームメイトはささやいた。
「また”キラーパス”がきたな」
相手のDFを殺すのではなく、仲間を殺すパス-------。 これではチーム内での立場がよくなるはずはない。
本来であれば、選手同士がコミュニケーションをとるべき夕食の時間に、食堂に顔を出さず、一人でルームサービス
をとることもあったという。
一緒にいればいるほど、両者の溝は深くなっていったのである。

中田も自らの性格の欠点を乗り越えようと闘っていた。
しかしながら、リーダーになるということは、仲間たちと”馴れ合う”ことではない。
中田は、リーダーになるために、ひとつ大きなことを忘れていた。

頭の良すぎる人はときに教師に向かないように、中田は自分の基準を相手に押しつける傾向がある。
仲間の気持ちになって考え、我慢して行動する懐の深さがない。
思いやりがないから、仲間を守ろうという気持ちもない。
それを象徴するシーンが、5月30日のドイツとの親善試合であった。
前半35分、加地亮がシュバインシュタイガーの汚いバックチャージを受け、ピッチにうずくまった。
もし、日本に真のリーダーがいれば、真っ先にシュバインシュタイガーに詰めより、猛烈に抗議しただろう。
元ブラジル代表のドゥンガのような闘将なら、「次はオマエを狙うぞ」と恫喝したはずだ。
ジダンだって、ベッカムだって、仲間がやられれば自分のことのように激怒する。
しかし、日本代表の選手は、誰もシュバインシュタイガーのもとに行かなかった。 中田も例外ではない。
加地がうずくまっているというのに、そのとき中田は中澤にボールの出し方の指示をしていたのである。

6月4日のマルタ戦で、チームと中田の溝が再び深まった。
もっと正確に言うなら、中田自らが仲間に嫌気がさして、溝を埋める作業をやめてしまった。

976 名前: [] 投稿日:2006/06/17(土) 19:45:34 ID:36hCGw8/
豪州戦で中田英の言動による悪影響を一つ

ヒデは盛んに『どれだけ相手より走れるか。それが全てだ。このチームはとにかく走れないと駄目。』
とチームの仲間を煽った。

たしか、守備でも攻撃でも走るべきとき走らない、プレスを掛けない、スペースへ走りこまない
といったサボりでチンタラしたプレーは論外だが、
炎天下の酷暑の中『いつもどこでも状況考えず、全速力で90分間走りまくれ』というスポ根ものの煽り
はバカの極みだ。しかし、ヒデが鬼の形相で煽ることにより、日本代表は後半早々、多くの選手がそうなっていた。

必要なとき走り、状況によってはポゼッションでスタミナの無駄な消耗は回避する、
90分間全体で力の配分を考える、ただここぞという場面では精力的な動きと献身をためらわない。
そういうのが、本当のチームというものだ。

なのに、ただヒデのハッパにビビらされて、前半でガス欠を起こした。

ヒデは試合前のシュート練習や、筋トレの仕方もある意味間違ってる。
鬼のシュート練習するのはいいが、試合直前にやりすぎるのは筋肉疲労の蓄積と(見えない)怪我の元になる。
本来は合宿に入るまえ、あるいはせめて合宿初期にしっかりやっておくべきだ。

筋トレについても、実は毎日やるのはマイナスだ。ボディビルドでも毎日は絶対やらない。
週3日以上やることは必要だが、必ず週1-2日はインターバルを入れる。筋肉は鍛練のあと
休める時間が必要だからだ、その間も筋肉は疲労回復とともに発達を続けている。このサイクルを間違うと、
けっして良い筋肉は作れない。それと同様に、試合前日・前々日に過度に走りこんだりシュート練習し過ぎたり
するのは、試合当日にマイナス面も大きい。それより試合前日・前々日はそれまでの筋肉疲労を取り、
これまでの練習の動きを確認したり、練習するとしても回数を抑えつつイメージトレーニングに費やすほうが
得るものは大きい。>>969を含め、中田ヒデは決して王様にならず、もっと仲間を尊敬し、自主性に任せるべき。
かつ、逆効果のアホなことを他人に課さないことだ。