そう言えば、城は絶好のチャンスでシュートを外してしまうと、ニヤリとする癖がある。
自分の不甲斐なさを笑っているのだが、彼の薄笑いを見て「ミスしても笑っているなんて、
責任感の無い奴」と感じる方が多いのではないか。だがそうではない。
城は自分に対して、過酷なまでに厳しくなれる男だ。
だからこそ明らかなチャンスをみすみす逃してしまう自分自身にあきれ、自らを嘲け笑うのだ。
ましてや、日本代表として国の威信をかけて戦い、ミスした時には失敗を恥じる気持ちはもっと強くなるだろう。
城という選手は必要以上に考え込んでしまう所がある。
ゴールが決まらずスランプに陥ると、自分を役立たずと思ってしまうのだ。
あまりカッとせず、事態を冷静に受け止め、落ち着いて物を考えるようにした方がいい。
人間なのだから、人生でミスをおかす事もあるように、ゴール前でチャンスを逃がす事もある。
だからと言って、自分を蔑む必要はない。
W杯フランス大会に向けて、日本代表の岡田監督によって代表メンバーに
選ばれた時の城の喜びようもそれだけに、日の丸を背負って戦いながら1得点も
決められずに終わった彼の嘆きも私にはよくわかる。
419 :
:2006/05/05(金) 19:17:37 ID:ylweBbyD
長文スマソ。
城という人間をこれだけ理解し、愛情を持った文章は
このアスカルゴルタの文章以外に無いのでコピペさせてもらった。
マスコミやデビュー当時のイメージを未だに引きずっている人に特に読んで欲しい。
彼は練習しない選手でもないし、努力をしない選手でも傲慢な選手でもない。
高校時代の古傷である靱帯断裂をそのままに、現在まで10年以上もプロで
プレーし続けているのは並大抵の努力では無理だと思う。