931 :
さく・え/ななし:04/10/15 22:55:26 ID:ES91Drn0
>>929 あれは反語的な表現で言ってるんです。
「なめとこ山の熊の話ならおもしろい。(ほんとは悲しい話だヨン)」
というのが正確な意味です。
932 :
さく・え/ななし:04/10/16 07:10:30 ID:8IUBnoBW
桃太郎と瓜子姫は生まれ方が似ているようですが両者にはなにか関係が
あるのですか?
半疑問形です。
たぶんいくつか話をして「つまらない」といわれた後で
「(そんなに言うなら)なめとこ山の熊の話ならおもしろい?」
と半ば逆切れ気味に悲惨な話を始めたのでしょう。
>>932 昔から「ヒムロギ」といって神が木に宿り、その木が付ける実は不老長寿の薬となったり、黄金であったりする現象があります。
神の力を宿した「神童」(文字通りの意味で)を生み出す木があっても不思議ではありますまい。
936 :
さく・え/ななし:04/10/16 22:39:53 ID:GMgKvX5z
昔話の「ホトトギスの兄弟」ではホトトギスの鳴き声は「テッペンカケタカ」となっていますが、うちの方のホトトギスの声はどうしても「トッキョキョカキョク」としか聞こえません。
どうしてこうも違ってるのでしょうか?
>>936 私の地元の山バトの鳴き声は「土屋太郎」と聞こえます。
家の近所では「ホ〜ッ、トトギス!」という説が有力。
王様の耳はロバの耳
自分のロバ耳の秘密を守るため、散発の度にその耳を見た理容師を
消していき、ついには国中から床屋が無くなってしまった王様。
彼には「一人の理容師をお抱えにして城に軟禁しておく」という発想は
出てこなかったのでしょうか?
「王様は耳だけでなく、頭の中身もロバ並だったのです」
というのは無しでお願いします。
軟禁しておくということは彼を監視する人物が必要です。
床屋がその人物に耳の件を口外しないとも限りません。
そのように考えるほど、彼の王は猜疑心が強かったのです。
>>939 実はロバ以下だったのはもちろんなしですよね。
単純に、とてもプライドの高い王様だったから
自分以外に一人でも秘密を知っている者が
いるのが許せなかったのでしょう。
>>941 >自分以外に一人でも秘密を知っている者が
じゃあ、家臣たちはどうなるのでしょうか?
知ってたっけ?
じゃあ軟禁する事で
「半年前、一度床屋が城に呼ばれたっきり出てこないそうだぜ。」
「時々男のすすり泣く声がするそうだぜ…」
「あの城に入ったら二度と出てこれないって聞くぞ…」
「ああ、なにかやばいんじゃねえか…?」
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
という噂が出回るのを避けるためでしょう。ロバの耳以外の事で評判が下がる。
944 :
さく・え/ななし:04/10/19 20:56:06 ID:f/6dDHep
>>939 横道にそれますが、
>散発の度にその耳を見た理容師を
消していき、ついには国中から床屋が無くなってしまった王様。
かなり以前に読んだきりでよく覚えてないのですが、「王様の耳はロバの耳」ってそんな話でしたっけ?
だとすると、掘った穴に秘密をしゃべって埋めたことで、秘密が国中にバレルもとを作ったあの床屋だけ、なんで消されなかったんでしたっけ?
どうも、神話のミダス王版と、その改作版があるっぽい。
やけに暴君なのは改作版のほうで、元ネタではちょっと間抜けな王様が一人の床屋に口止めするだけ。
元ネタでは王様に同情したくなるが、改作版では床屋に同情したくなる。
改作版は「国家権力者は悪者に決まってる」って左翼思想のプロパガンダ作品だから。
なんだ、元版しかしらなかった
948 :
さく・え/ななし:04/10/20 19:08:18 ID:pQ2IAl3f
スレ違いだけど、改作版の方はどういう経過で「王様の耳はロバの耳」とばれたんですか?
ふと興味がわいたもんで。
949 :
さく・え/ななし:04/10/21 12:40:17 ID:IjLAkMG3
童話じゃない気もしますが・・・
中国の寓話で『渾沌』てのがありますよね。
のっぺらぼうに目、鼻などの穴を開けたら死んでしまうという。
あれの意味するところは何でしょう?
あと、どうして渾沌は穴を開けられる時、嫌がらなかったんでしょうか?
死んでしまうのに・・・。
あ、ロバの話も続けて下さい。
流れを断ち切ってスマソ
>>948 床屋が秘密を埋めた所に花が咲き、その花が風にそよぐと「王様の耳はロバの耳〜」
という声が響いて、町のほうに流れていったという感じだったと思いますが…
秘密って、花が育つために肥料として吸収できるものなんでしょうか?
951 :
さく・え/ななし:04/10/21 21:25:23 ID:Y5q/TjXA
>>949 どちらかというとマジレスですが、作者である荘子の主張の一つである「因循」(自然な絶対の道理に身を任せていく)を寓話化させたんじゃないでしょうか。
下手に人工の手を加えると身を滅ぼすもとなので自然のままにしといた方がいいと。
で、渾沌は一種の神様だったんで痛みも感じないし、まさか自分が死ぬとは思わなかったんでしょう。
>>950 言うじゃないですか。人の不幸は蜜の味って。
というわけで、新スレヨロ。
というか、ここは次スレが必要かどうかちょっと真剣に考えるべきだと思うのだがどうか。
絵本板全体の中で現在4番目に流れの速いスレ。
ネタが切れない限り続けて欲しい。
というか絵本板の中でここだけチェックしてる香具師は結構いると思う。
>>951 ありがとうございます。
なるほどなるほど・・・考えさせられますね。
957 :
さく・え/ななし:04/10/24 22:35:41 ID:ZKxNDU9h
「目をさませトラゴロウ」に出てくる猟師は毎回トラのトラゴロウに喰われて、その度にまた次の話では登場していますが、あれは全部別人なのでしょうか?
>>957 そう。
名前:○○
職業:猟師
名前:△△
職業:猟師
…なんか刻命館やりたくなったんで買ってくる。
>>886 強引でもなんでもないが衝撃的だったので貼ってみるよ。真実の方が奇だな。
960 :
959:04/10/26 13:36:40 ID:???
961 :
さく・え/ななし:04/10/26 20:26:30 ID:NJFLTW6y
>>959-960 へえ〜、ですね。
あの時代、そんなにトリップできる薬って何だったんだろ?
そっちの方がなんか興味あります。
なんだか、ほんまかいなぁって気がするね。
当時の、偏見から来るうわさのひとつだったんじゃないだろうか。
トリビア見た?
ピーターパンコエー((((;゚Д゚))) ガクガクブルブル
>>963 児童文学板住人だけど、完訳版のピーターパンでは確かにああいう記述があったよ。
「殺す」ではなく「間引く」と訳されていたが。
絵本や抄訳版しか知らないと、原作読んだとき衝撃受けることはあるもんだ。
思ったんだけど、フックって、ひょっとして・・・・
・・・ピーターパンを目の敵にしてるのも当然なのかも・・・・・・・・?
子供の無邪気さの塊だからね。
無知で無謀で傲慢で残酷でその場しのぎで自意識過剰で偉そうで忘れっぽくて…
>>965 漏れも思った。
そして手下は船長がピーターから助けた人たちなんじゃないかとも…
>>967 そうだね。
ピーターパンの正体?を考えるとフック船長の見方も変わるね。
「今度は右手も頂くぜ!」なんて今見ると感慨深いセリフだよな。
970 :
さく・え/ななし:04/10/31 14:45:58 ID:L1Iy1jEd
漏れはピーターパンを幼少時に読んでトラウマになったタイプだけどな。
「何でこんなのが世界の名作なんだ!?」と布団かぶってガクガクブルブルしたもんだ。
そして初恋の人に「フック船長ってホモっぽいよね」と言われ、
更にトラウマになった十五歳の夏。
このスレは「本当は怖いピーターパン」を語るスレになりました。
974 :
さく・え/ななし:04/11/01 23:30:47 ID:yuE5e2oL
それじゃ、埋め立てついでに別の質問を。
松谷みよ子の「おばけちゃん」に出てくるノンちゃんのパパの絵描きさんは見るからに善人として描かれてますが、そんな彼がコウモリのチータの両親をポケットに押し込んで拉致し去ったのはどういう理由によるのでしょうか?
勿論、コウモリなどはただの畜生。人間様がその畜生を火炙りにして食おうが生き血を啜ろうが飼い殺ししようが、
『動物愛護』の大義名分を掲げる畜生の味方共にバレさえしなければ何の問題もないのです。
拉致なんて上記の行動に比べれば明らかな善事であり、その絵描きは畜生如きに情けをかけてやった、
一般大衆の目から見れば『見るからに善人』です。
人間>畜生、しかし畜生に情けをかけてやるのもたまには必要だと子供に教える、
「おばけちゃん」は優良な絵本と言えるでしょう。
…スマソ。マジで強引に適当に書いた。第一読んでないしなその絵本。
もし本当にイイ絵本だったら謝るヨ。
金太郎といえば酒呑童子、酒呑童子といえば「俺の屍をこえてゆけ」ですが日本の神話をモデルにしたゲームは童話に含まれますか?
977 :
さく・え/ななし:04/11/08 20:49:06 ID:7KhgGN6U
>>976 日本神話が童話であろうとなかろうと、ゲーム自体は金太郎や酒呑童子もひっくるめてどっちにしろ童話には含まれませんが?
舌切り雀でおじいさんがすずめのお宿に向かう途中、3人の男に出会って
お宿への道を教えてもらうかわりに菜っ葉とか馬とか牛を洗った水を
桶に5杯飲まされるシーンがあります。菜っ葉とか馬とか牛を洗った、のは
ともかく、水をそんなに大量に飲んで平然としていられるおじいさんの身体が理不尽です。
>>978 飲んだ端から尿にして漏らしていました。
980 :
さく・え/ななし:
>>978 あのおじいさん自体、その正体は人間じゃなくて怪物だったからです。
さもなきゃ、貧乏人があんなに雀一匹に執着してる余裕あるわけありません。