全国セクハラ教員名鑑2001

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361実習生さん
環境型セクハラ認定:講師と女子学生の関係を 京都市立芸術大

 京都市立芸術大学(京都市西京区)のセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)
調査委員会が、音楽学部講師と特定の女子学生(今年3月に卒業)の親密な関係は
他の学生らに影響を与える「環境型セクハラ」にあたるとする報告書をまとめ、学内
の意思決定機関である評議会が講師に対する処分の検討に乗り出したことが9日、
分かった。講師は調査委の聴取に、学生との関係を認めたが、「セクハラという
意識はない」と反論したという。
 複数の関係者によると、当時4年生だった男女学生数人が昨年12月ごろ、学内
の「セクハラ防止対策委員会」に対し、「講師と特定の女子学生が特別に親密な関係
にある。評価に不公平が生じ、学習意欲を失うなど精神的苦痛を感じている」と訴えた。
 学生部長をトップとする同委が調査委を設置。関係者から事情を聴いたところ、
2人に関するうわさが広まり、他の学生らが不快感を抱いており、「評価の公平さ
に欠ける不適切な行為であり、『環境型セクハラ』にあたる」との結論を出した。
 報告書は3月、音楽学部長に提出され、学部の教授会でも「セクハラ行為にあたる」
と認定、西島安則学長に報告した。今月に入り、評議会で取り上げられ、処分する
方向で協議が始まったが、結論は出ていないという。
 この講師は毎日新聞の取材に対し、女子学生との関係を否定、「委員会から聴取
された事実はなく迷惑だ」と話している。 【平野圭祐】
 関西大社会学部の石元清英教授(差別論専攻)の話 教員は学生に対して強大な
権力を持っており、学生と対等な関係にはない。たとえ交際について学生の合意が
あったとしても成績評価の客観性が失われる可能性があり、教員は学生と恋愛しては
いけないと考えるべきだ。
[毎日新聞8月10日] ( 2001-08-10-03:01 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20010810k0000m040164000c.html