工業高校ってどう?

このエントリーをはてなブックマークに追加
437実習生さん
工業高校で製図の授業の神髄は,3年でやる設計・製図で設計課題を選んで
数ヶ月かけて設計書を作りその結果を図面として仕上げることである。
しかし,このような設計・製図をやる学校は激減しているという。

 作図にCADが使われるようになった今時では図面のトレースがいくらうま
くても使い物にはならない。企業では十数年前にトレーサー(ドラフトマン)
という職種は絶滅している。

 工業高校出が一般技能者と比して優位に立てたのは,設計し製図でそれを他
人に伝える技量と実際にそのモノを作ることができる技能を有する点にあった。
 大学工学部卒は設計できるが実際のモノ作りは苦手,一般技能者はモノは作
れるが設計はできない。

 技術の進歩に工業高校の内容が追いつかず(というより工業高校での学習内
容は技術の進歩に逆行して切り下げられた)工業高校でモノを設計する授業は
壊滅した。