1 :
実習生さん:
スペック
学歴:学部@早慶理工 修士@都内国立工学 博士@都内国立工学
学位:博士(工学)
現職:都内高校 理科 教諭(かれこれ5年経過・・・)
業績:国際誌フル1 国内詩フル4 国際会議1 国内発表多数
公募歴:書類落ち18 面接落ち3
もう金がつづかない・・・
しにそうだが、何とか今の環境から抜けたい・・・
(研究したい・・・)
将来は、ノーベル賞とまでは言わないが、天皇陛下から勲章がもらえる学者になりたい・・・
2 :
実習生さん:
我々は1が何故このようなスレッドを立てたのかという
疑問を解決するため、1の故郷である群馬県に向かった。
「まだ日本にこんなところがあったのか…」
思わず口に出てしまった言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。
小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着る農夫たち、
そして彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
高度成長だの、神武景気だの、オリンピックだので浮かれていた
我々は改めて農村の現状を噛み締めていた。
ボロ屑のような家に居たのは老いた母親一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「息子が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。
我々はこの時初めて1を許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、農村の貧しさが全て悪かったのだ。
我々は1の母親から貰った干し柿を手に、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた。