「どのような場合でも自信を持って否定できる」 ―1年後→ 強制捜査
◇昨年4月と今年2月に前校長が事実確認、本人「うわさ」否定
うわさは本当だった−−。顔見知りの小学5年生だった女児(当時11歳)に性的暴行したとして逮捕された行方市の市立中学教諭、
小島秀和容疑者(38)には昨年春ごろから疑惑が投げかけられていたという。
しかし、本人は全面否定し、1年以上も教壇に立ち続けていた。【岩本直紀、山内真弓】
◇市教育長「あるまじき行為」
同市教委の額賀旭教育長らが23日夕、記者会見した。額賀教育長は「教育者としてあるまじき行為で、学校教育の信頼を失墜させた。おわび申し上げたい」と謝罪した。
小島容疑者は独身。96年に教員に採用され、03年4月から現在の中学校に勤務。事件当時は2年生の担任を務めていた。
現在は3年生の副主任。技術科を担当し、女子テニス部副顧問を務めているという。
勤務する中学の校長によると、21日に行方署員が学校を家宅捜索した。
23日午前7時前に、小島容疑者の両親から電話があり、小島容疑者本人が「女児と性的な関係を持ってしまった。
校長や生徒たちに迷惑を掛け、申し訳ないことをした。これから出頭する」と涙声で謝罪したという。
調べでは、小島容疑者は、07年2月中旬ごろ、女児をドライブに誘って車に乗せ、県内のホテルに連れ込み性的暴行した疑い。
昨年4月と今年2月、うわさを聞いた前校長が、本人に確かめたが「どのような場に出ても、自信を持って否定できる」と話したという。
性的暴行:小5女児に 逮捕の中学教諭、「出頭する」と電話で謝罪 /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20080624ddlk08040145000c.html