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愛知は公立大国:
愛知県の場合、保護者や地域住民の公立志向が強すぎた結果、
このような教師たちの暴走を招いたのだと思う。
特に郡部では公立高校進学が絶対視されていた。
地域社会では、公立高校の先生は知識人であり、人格の優れた名士として高く評価されていた。
だって、子どもたちが私立高校へ逃げないんだから。
なぜなら地域住民が私立高校進学を厳しく戒めてたから。
中学校に入れば、近所のおじさん・おばさんから世話を焼かれる前に、
自発的に公立高校を目指さなければならなかった。
当時の公立中学では、ほぼ全員の生徒が公立高校進学希望であり、
公立高校の定員割れなんか考えられない時代だった。
中3になるとクラス内で公立高校の定員枠を奪い合うことになり、
クラス内がギスギスし、定員枠からはみ出て私立へ行かざるを得なくなった生徒は、
同級生や近所の人からバカにされていた。
「私立なんか行きゃがって、この恥さらし、ここから出て行け」
近所から、この言葉を言われるのが非常に怖かった。
「絶対公立」・・・当時の地域住民の合言葉だった。