【エアいじめ対策】義家議員18【有料恩返し】

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666実習生さん
生徒・父母・教師が語る私の北星余市物語
「やりなおさないか君らしさのままで」(北星学園余市高等学校編 教育史料出版会)
p80より抜粋
「お父さん、僕やっぱり教師になるよ」  父 義家弘
 平成五年十月十三日午前三時、アルバイト帰りのヒロユキが道路の小石にバイクのハンドルを
取られ左側の民家の石塀に激突、救急車で横浜市内の病院へ。内臓破裂にて重症とのこと。意識
朦朧正体の集中治療室で、うわごとのなか、「安達先生、ごめんなさい」と北星余市時代の恩師
に詫びる。ご迷惑とは思いながらも、もう最期かと先生に電話した。驚きと悲しみの入り混じっ
た声で「お父さんしっかりしてください。私もすぐ行きます」。いくらか意識の戻ったヒロユキ
に伝える。首に下げた十字架を握りながら、「先生も祈ってくれているかな〜」。
 祈りが通じたのか、少しずつ少しずつ快方に向かう。先生から連絡、十六日に病院へ見えると
のこと。卒業から四年、いまなお心にかけてくれる先生への感謝と喜びが彼を支えたのか、手術
も無事成功した。メキメキと快方に!
 十六日。朝からそわそあ落ち着かないヒロユキ、点滴にもじっと耐えている。先生に元気な姿
で逢いたいとの思いか。医師も昼には流動食を許可し、四日ぶりで水も含めて初めて口にする。
午後一時、突然苦しみだす。ウッという声に続いて激しい吐血。吐血を繰り返す。苦しい意識の
中で先生を待つ。