『フリースクール』スレが何で無いんだ

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950実習生さん:2013/12/12(木) 00:04:33.08 ID:6CMBXn47
これからクローズアップ現代の再放送があるから見てみたらいいと思うよ

アメリカの某州ではトラウマのある子にEMDRによる治療が義務付けられてる
中には不登校の子もいる。将来の精神疾患を未然に防ぐためという事でね

あの番組は子どもの精神医療について偏った特集を流した事もあるけど、
今回ははっきり早期発見・早期治療が大切だとか言ってて草生えたわw
951実習生さん:2013/12/12(木) 00:14:25.12 ID:6CMBXn47
>>948
「患者さん本人が苦痛を感じていて、生活の質が低下している」なら
軽症と思われる疾患でも治療したほうがいいとしか言ってないがねえ

DSMで4割とかいう一つのデータだけで鬼の首取ったように粘着されてもね
あと不登校の子の7割がP科を受診というのはO地さんが調べた数字ですよ

子どものためという志は同じなのに、どうしてそう極端な思想に走るのか
952実習生さん:2013/12/12(木) 00:28:00.94 ID:jvzfRPu8
>>951
> 「患者さん本人が苦痛を感じていて、生活の質が低下している」
それ、DSM基準に書かれてるんだわ。これを満たさないとDSMでは精神疾患とは言わないの。
つまりDSMを満たすってことは患者が苦痛を感じていて生活の質が低下しているってことなのね。
それが一般住民の中で4割ってことだ。
953実習生さん:2013/12/12(木) 10:04:44.10 ID:6CMBXn47
またその話?

患者の苦痛とかを基準にするのはICDも同じですよ
というか、それはどんな病気でも概ね同じですね

で、役所や国公立病院では基本的にICDが使われます
ただICDは少し古いので、DSM派の医師や大学も多い
(もちろん使われる理由はそれだけじゃないと思うが)

症状から判断するDSMみたいな操作診断だけじゃなく、
病歴から診断する伝統診断も実際には併用されてます

WHOとハーバードの主導する世界精神保健調査という大規模な国際研究が
あるんですけど、そこで行われたDSM-IVを診断基準にした日本調査では、
精神疾患の生涯有病率24.2%、12ヶ月有病率で10.0%という結果でした
(『こころの健康についての疫学調査に関する研究』 )

あと、どうでもいいけど、癌の早期発見・早期治療を否定しているのは
トンデモで有名な近藤誠ですよね。うちの身内は早期対応が遅れたため
死期を早めましたから、そのようなトンデモはあり得ないと断言できる
954実習生さん:2013/12/12(木) 12:44:04.86 ID:D9WoVKMr
>>953
世界精神保健日本調査は気分障害・不安障害・物質関連障害だけに的を絞っている。
もちろんDSM記載精神疾患はこれに限ったものではないからな。
それだけしか調べなくて10%という数値はDSM診断に当てはまる人のごく一部というべきだな。
何しろ最大の精神障害である精神病性障害を一切除外しているからな。
んで、世界精神保健日本調査で取り上げなかった障害も一部含めて調査したのがハーバードがやってるNCS-Aという調査。
若者対象にやった調査だな。この結果が住民の四割が精神障害ってことだ。

> 患者の苦痛とかを基準にするのはICDも同じですよ
何を言いたいんだか。一般住民の四割が精神障害に当てはまると言ったらそれに対して苦痛がどーたらこーたらと言って来たんだろ。
だからこっちも苦痛がどーたらこーたらという基準は既にDSMに入っているから四割という数字はすべて苦痛を感じている人って事だと言ってる訳だな。
955実習生さん:2013/12/13(金) 07:14:13.25 ID:xrNch/8P
>>954
>世界精神保健日本調査は気分障害・不安障害・物質関連障害だけに的を絞っている

で? 統合失調症等は省かれているけど、それらの有病率はほとんどゼロに近いので
足しても大きな差は無い。(例えば統合失調症の生涯罹患率は1%程度)

この下らん話はこれで決着が付いたと客観的に見なされるので、以後は無視しまーす
956実習生さん:2013/12/13(金) 08:21:16.23 ID:ydVtYBBi
>>955
> 統合失調症等は省かれているけど、それらの有病率はほとんどゼロに近い
おいおい、なんでそんなことがわかるんだねw?
調査もしてないのに「これで決着が付いたと客観的に見なされる」ってのは一方的勝利宣言ってやつだなw

それとNCS-Aは行為障害や反抗挑戦性障害、摂食障害も調査の対象に入れてちゃんと有病率をはじき出している。
その結果が若者の四割って結果だな。まずこれを直視しろよ。既に出ている数字を無視するな。
957実習生さん:2013/12/13(金) 10:21:05.31 ID:xrNch/8P
「最大の精神障害は精神病性障害」なんでしょ?(違うけど)
でも、統合失調症の生涯罹患率は1%程度なんですな

統合失調症「等」と書いたように、残りの「精神疾患」も
併発なんかを考慮したら全体に与える影響はほとんど無い
そんで、

反抗挑戦性障害の発病率は米国の調査で2-16%、
行為障害は18歳以下で男子6-16%、女子2-9%

で、この二つはDSMでは「注意欠陥および破壊的行動障害の分類」に
ADHDなんかと一緒に入れられてます


つまりDSMに記載されてるものが全て「精神疾患」ではないんですな
発達障害やパーソナリティ障害も含まれてますから


あと、
摂食障害はDSM-IVによるアメリカの調査で
女性のうち無食欲症が生涯有病率で0.9%、
大食症が1.5%、男性はほぼゼロ

(面倒くさかったから数字は信頼できそうなサイトから孫引き)
958実習生さん:2013/12/13(金) 11:17:27.08 ID:xrNch/8P
北大の傳田先生による臨床研究によると、小学生1.6%、中学生4.6%がうつ病と推定された
中学校の不登校率は昨年度の数字で小学生0.31%、中学生2.56%(本年度学校基本調査より)

この事実から子どものうつ病と不登校を安易に結びつけることには慎重であるべきだが、
うつ病の子どもから不登校が発生し、不登校全体で相当の割合を占める事は容易に推測できる

もちろん、うつ病と言っても、パニック障害や社交不安障害など他の疾患に併発していたり、
双極性障害のうつ病相も含まれていたり、発達障害の二次障害も入っていたりするだろうから、
「うつ状態を伴う精神障害または発達障害」とでもカテゴライズすべきかもしれない

かつての不登校への対応は、子どもが明らかに鬱や睡眠障害の状態にある場合であっても、
それを何もせず放置せよ、あるいは、無理やり学校へ連れて行けという両極端なものだった
どちらにも早期の医療的な対応という科学的な視点が欠落していた

精神疾患の多くは、精神病未治療期間(DUP)が短いほど予後が良い。たいていの場合には、
精神疾患の症状は10代前半から兆候がある。発症の初期に対応することで、重症化を防ぎ、
速やかな寛解も可能になる。WHOも若年層の精神疾患のため精神病早期支援宣言を04年に出した
(そこでは未治療期間は3ヶ月以内が望ましいとされている。)これは世界的トレンドと言える

稲村某センセが「登校拒否症」だの「無気力症」だのといった概念を勝手に作ろうとしたのは、
当時は「子どものうつ病」という概念がまだ一般的でなく、分類不能と考えたせいかもしれない
だがそのような医療への誤解を招いた悲史を乗り越え、不登校児の受診は常識になりつつある

もはや不登校児の親の会の子どもの7割が精神科を受診する時代に、不登校への医療的な対応を
否定するということは、不登校の親子のコミュニティから浮き上がっているということだろう
959実習生さん:2013/12/13(金) 16:40:17.30 ID:FKQ56jub
>>957
反抗挑戦性障害や行為障害なども含めて思春期の若者に調査したのがハーバード大のNCS-Aによる12ヶ月有病率四割って結果だな。
それらの障害を含めず、かつ20歳以上の人間だけを対象にした世界精神保健日本調査とは比べようがないんだよ。

> この二つはDSMでは「注意欠陥および破壊的行動障害の分類」に
> ADHDなんかと一緒に入れられてます
DSMの数ある精神障害の中・小分類の一だな。
一体どうして精神障害ではないなんて話が出て来るんだか。

>>958
そこから不登校の子の何割がうつ病とか言う結果はぜんぜんはじき出せないんだが。
はじき出せないものを無理やりこじつけてるだけ。
960実習生さん:2013/12/13(金) 17:12:56.01 ID:IhrJp0nb
>>825
> 精神疾患による不登校が少なからず存在する以上、
> 不登校児への治療的対応を一律に否定するなんて、

だーから誰も精神疾患の治療を一律に否定していないでしょう。
「不登校への対応」と「精神疾患の治療」とを分けて考えなきゃいけないと言っている訳。
「同性愛」と「精神疾患の治療」が分けて考えられているのと全く同じこと。
登校児であれ不登校児であれ精神疾患への予防や対応は変わらないはず。
そこをどうもうやむやにしようとする精神医療界の傾向が医学の政治利用批判を自ら招いている。

> >登校圧力をかけることがその子の精神疾患の大きな
> >原因になっている
>
> それは明らかに因果関係が逆。当事者関係者なら分かるが
> 精神症状や身体症状は不登校になる前から始まっている

あなたは当事者をまったく知らない。
精神科医や心療内科医の中には「登校拒否」と「不登校」を分けて定義している人がいるが、
その中には「登校拒否」の子供たちはいわゆる「不登校=欠席」常態になるまでにいたる間に
周囲や社会からの登校圧力を感じて自ら無理に登校している状態にあるので、
その圧力の結果、不登校になるまでの間、激しい心身症状を呈することが多いが、
それは無理して学校に通っている間にもっとも顕著。
961実習生さん:2013/12/13(金) 18:14:52.37 ID:IhrJp0nb
>>848
> 不登校の子どもの多くは深刻な精神症状や身体症状で苦しんでいる

「登校拒否」の場合、それは登校圧力のせい。
子供が無理に学校に通っている間はその症状が出る。
また不登校になってからも登校圧力を加え続ければ再びその症状に苦しむようになる。

ホームスクーリングやホームエジュケーションによって登校圧力からいくらか解放された
子供にはそれらの症状がそもそも現れないか軽減されるか消失することが
イギリスの研究者らによってもわかっている。

精神医学上にいう「不登校」とか「登校拒否」という概念は本来は狭義のものだった。
それはだいたい次のような事態を指している。

1. 親や学校や社会が本人に対して学校に行くことを期待していること
2. 本人はそれに応えようとはしているが、同時に心身の不調を訴えて葛藤状態にあること
3. 身体的・知的な障害や医療の対象となる心や体の疾患に起因するものでないこと
4. 非行や無断外泊などをともなっていないこと

他の精神疾患に起因している場合は他の精神疾患で呼べばよいのであって、
「不登校」それ自体とは本来は関係ない概念であった。
ただし古典的には新しいタイプの「神経症」ではないかと議論されていた時代もあった。

「不登校」を症状だなどとするのは、
インフルエンザで高熱が出て学校を来れなくなったから
不登校はインフルエンザの症状だというようなもの。
インフルエンザの症状に不登校などという診断基準があるなんてのは
医学的常識から考えてありえない。

そもそも「不登校」が政策的に定義されるものであってみれば、
政治によって左右されるものが医学的な症状に定義されているのはおかしいでしょw
962実習生さん:2013/12/13(金) 18:19:47.15 ID:IhrJp0nb
>>946
> ごめんね、アホとこれ以上議論(もどき)をするつもりは無いからw
> とりあえず君は教育者よりも市民活動家のほうが向いてると思うよ

反論できないの?
>>946は純粋に科学的なエビデンスに関する議論でしょう。
根拠も述べずに「アホ」とだけ書くのはそれこそアホにもできる罵詈雑言でしかない。
963実習生さん:2013/12/13(金) 18:50:50.66 ID:IhrJp0nb
>>953
ちなみにWHOは、向精神薬の処方が少ない開発途上国のほうが
統合失調症患者の再発が少ないという研究報告をしているようだ。

> あと、どうでもいいけど、癌の早期発見・早期治療を否定しているのは
> トンデモで有名な近藤誠ですよね。うちの身内は早期対応が遅れたため
> 死期を早めましたから、そのようなトンデモはあり得ないと断言できる

根拠も述べずにトンデモ呼ばわりするのはそれこそトンデモ、非科学的。
近藤氏はちゃんと根拠を提示して主張しているのだから。

それに早期発見早期治療のエビデンスが希薄だと述べているのは
いまや近藤氏だけじゃないし。彼の功績だろうね。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=81258

精神医療の世界でも早期介入モデル(EPPIC)に疑問を投げかける声は根強い。
http://dokuzetu2.ken-shin.net/sankou24.htm
964実習生さん:2013/12/13(金) 19:18:22.90 ID:IhrJp0nb
学力の遅れについてですが、これも>>961の不登校の定義上の
1と2の有無が大きく影響しているでしょう。

1と2をもっている子の特徴は、学校への強い拘りであり、
その拘りをあえて症例視するなら、
「学校恐怖症」や「登校拒否」と呼ぶよりは
むしろ「強迫的学校依存症」とでも名づけた方が的確でしょう。
不登校後の不安も学校からの分離不安として説明できるかもしれませんね。

ホームスクーラではこういうことは通常起こりません。

学校教育のカリキュラムは無駄に重複学習をさせています。
無駄な単元が意外と多いので、勉強漬けになる必要はないと思いますね。

小学生では読み書きと算数に絞り、中学生でも数学と英語に絞れば
あとあと学習を積み重ねていく上ではそれで十分でしょう。
小学生の算数では「分数の概念とその計算」
中学の数学も「正負の数の計算」「文字式の展開」「平方根」の基礎を
しっかり固めておけば、すべての単元を消化しておく必要はないでしょう。
965実習生さん:2013/12/14(土) 04:08:04.25 ID:/H7bSjhT
>>959
要するに、「診断基準のDSMは何でも精神疾患に出来るから信用できない」
「DSMが大きな勢力を持つ精神医療は当てにならない」と言いたいんでしょ
(DSMを無作為に適用したら有病率が4割になってしまった統計があるとか)

で、DSMというのは、「精神障害」ばかり取り扱っているんじゃないわけ
発達障害もあれば、行為障害等、それから精神遅滞や認知症も載っている

君の引用してきたデータの中から、発達障害や行為障害等を差し引いて、
ニチコン依存(一応は精神疾患だがここでの議論には無関係)を引けば、
WHOの世界精神保健調査日本調査での有病率と大きく変わらないと思うよ 

それから君の引用してきた統計にも、統合失調症(schizophrenia)や
摂食障害(eating disorder)の項目は無く、全て網羅などしていない
あとADHDという項目が明確にあるんだけど、どう見ても発達障害ですな
自分の引用してきたデータもきちんと読んでないとは
966実習生さん:2013/12/14(土) 04:58:27.51 ID:/H7bSjhT
>>960
>不登校になるまでの間、激しい心身症状を呈することが多いが、
>それは無理して学校に通っている間にもっとも顕著。

通学をやめればストレス要因の一部が取り除かれ、軽症化することはあり得る
例えばうつ病でも休養が回復のサポートになることはありますから

もちろん、運良くそのまま寛解へ向かう事例も中にはあるかもしれませんけど、
何も医療的な措置をしなければ、慢性化し再び悪化していくのが一般的です

医療機関の援助を得ながら、再登校や進学を出来れば目指すのがベストです
子どもの精神医療は早期の対応が非常に重要です。国際的にそういう潮流です

そもそも、同じストレスを受けても発症する子としない子がいるんですよ
これは出社拒否と同じですね。個人によってストレス耐性は違うんですな
これには遺伝や生育環境、トラウマ等も影響しています

不登校は原則では「誰でもなる」んですけど、人により「なりやすさ」は違う
それを「この子は優しいから不登校になった」と、ある種の選民主義に基いて
解釈してきたのが、不登校団体・スクールなど「放置主義」の人たちであり、
一方で、「この子は心が弱いからだ」と差別してきたのが戸塚や長田でしょう

あと、自分が当事者を全く知らないって事は無いですよ。理由は伏せますけどw
967実習生さん:2013/12/14(土) 06:45:37.06 ID:/H7bSjhT
>>961
>「登校拒否」の場合、それは登校圧力のせい。子供が無理に学校に通っている間はその症状が出る。

登校圧力は「不登校が始まってから」親などにより起こるものだから、因果関係が逆だと思います
暴力的圧力で症状が悪化する事はあり得ますが、不登校の前駆期・初期には既に症状が見られます

>ホームスクーリングやホームエジュケーションによって登校圧力からいくらか解放された
>子供にはそれらの症状がそもそも現れないか軽減されるか消失する

怪しすぎ。十分なエビデンスが無い。一時的に軽症化しても成長後に再発することはよくある
医療的な問題による不登校の存在を否定しているのは正気の沙汰ではない。オカルト理論です

治療開始後1年の予後については、DUP(精神病未治療期間)が5ヶ月以内の患者のほうが
薬剤の処方量が少なく、また、入院を要した場合でも、その期間は有意に短くなっている
それ以降の予後はよく分かっていないが、精神病期間を短縮できるのは明らかにメリット

患者にとっては平均的なたった1-2年の未治療期間で重症化が進み、治療が難しくなること、
治療の遅れが予後不良の重大な予測因子であること、再発率の指数的増加と再発に伴う増悪、
発症から5年で約半数の寛解が困難になること、自殺のほとんどがこの時期に起こること等
参照: https://plaza.umin.ac.jp/arms-ut/early_detection_intervention_Jap.pdf‎

WHOだって馬鹿ではないのだから、その辺の議論は考慮した上で精神病早期支援宣言を出した
(現在の早期対応の中心はオーストラリアよりもむしろイギリス)
968実習生さん:2013/12/14(土) 07:49:20.64 ID:5pPh4EEH
不登校の子どもたちが被った典型的な周囲の対応は医療機関や児童相談所や精神保健センター
などにすぐに連れていかれてそれでもなかなか改善しないからあちこちたらい回しにされるというもので、
その結果事態をこじらせた子どもたちがフリースクールへ行き着くというパターンだった。

そうした多くの当事者経験事例の蓄積がフリースクールという代替策に親や子供たちを向かわせたのであって、
事件化した事例だけを根拠に医療化批判が行われたのではなかった。

つまり、不登校の子供たちや親たちの大多数は医療漬けのサバイバーであって、
医療の手から離されて放置されてきたというのは明らかにデマゴギー以外のなにものでもない。
フリースクールはむしろ医療が手に負えなかった子供たちを積極的に受け入れてきた最後の受け皿だった。

もちろんフリースクールができる前には、ごく一部の医療や福祉関係者、とくに児童や青年期を専門とする
児童精神科医や臨床心理士のさらにごく一部の人々の多大な協力があったことは確かだが・・・・

フリースクールの名が知れ渡るようにあった後も、フリースクールより医療機関のほうが圧倒的多数だし、
しかもフリースクールの大半はそれまでの医療機関の大半と同じく再登校へと子供たちを矯正する目的を
親たちに対して売り込んでおり、全体としてその傾向は変わっておらず、
行政や教育機関による「不登校を予防せよ」という新たな掛け声とともに社会的な登校圧力はかえって
強化されてきた傾向さえある。

不登校がこじれて長期の社会的ひきこもりに深刻化していく過程に貢献したのは医療機関だったことは
ほぼ間違いない。その歴史的事実をゆがめて伝えるのはよくないと思う。
969実習生さん:2013/12/14(土) 07:51:49.78 ID:/H7bSjhT
>>961
>他の精神疾患に起因している場合は他の精神疾患で呼べばよいのであって、
>「不登校」それ自体とは本来は関係ない概念であった。

当座は文部科学省のものが「不登校」の定義としてよく用いられてますけれど、
あれからは「病気や経済的な理由のもの」が除かれています

しかし、「病気や経済的な理由」を理由として申告した人は現実には一部です
だから文科省の定義する「不登校」には「病気や経済的な理由によるもの」が
実際には含まれているんですな

個人的には「不登校」とは「理由を問わず年間30日以上欠席」で良いと思います
「精神疾患なら病名で呼べ」というのは賛成です。「ひきこもり」もそうですね
ただし、「なぜ不登校になったのか」を鑑別する必要はあると思います

>「不登校」を症状だなどとするのは、インフルエンザで高熱が出て学校を
>来れなくなったから不登校はインフルエンザの症状だというようなもの

不登校の全てが精神疾患の症状として起こる訳では無いが、症状の場合もあります

プライマリ・ケア英和辞典によれば、「症状」、すなわち"symptom"とは、
「ある健康問題の主観的な証拠(エビデンス),すなわち患者に認知された証拠.
咳,痛み,倦怠感などは症状である.」

したがって、不登校がインフルエンザの症状と呼べるかは微妙なところですが、
不登校のように社会参加が困難な状態は、精神疾患の症状としてあり得ます

DSMから引用すると、「症状は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、
または他の重要な領域における機能の著しい障害を引き起こしている。」
不登校はこの状態ですから、不登校は二次的症状とでも言うべきものでしょう
970実習生さん:2013/12/14(土) 08:13:43.31 ID:5pPh4EEH
>>960
> 精神科医や心療内科医の中には「登校拒否」と「不登校」を分けて定義している人がいるが、
> その中には「登校拒否」の子供たちはいわゆる「不登校=欠席」常態になるまでにいたる間に
> 周囲や社会からの登校圧力を感じて自ら無理に登校している状態にあるので、
> その圧力の結果、不登校になるまでの間、激しい心身症状を呈することが多いが、
> それは無理して学校に通っている間にもっとも顕著。

この文を少し訂正。

精神科医や心療内科医の中には「登校拒否」と「不登校」を分けて定義している人がいるが、
学校に行きたくないが無理して学校に行きつづけている状態も含めて「登校拒否」と呼び、
「不登校」はとうとう無理がきかなくなって学校を欠席した状態だというふうに区別する呼び方もある。

その呼称に倣えば「登校拒否」の子供たちはいわゆる「不登校=欠席」常態に至るまでに
周囲や社会からの登校圧力を感じてそれに応えようと自ら無理に登校している状態にあるので、
その圧力を感じている間、不登校に結果していなくても、無理に登校しながらも激しい心身症状を
同時に呈していることが多い。それは無理して学校に通っている間にもっとも顕著。
971実習生さん:2013/12/14(土) 08:29:19.41 ID:/H7bSjhT
>>963
>WHOは、向精神薬の処方が少ない開発途上国のほうが統合失調症患者の再発が
>少ないという研究報告をしている

めちゃくちゃ胡散臭いですね。途上国側の統計に何か問題があったんでしょう
気分障害とかならあり得なくも無いですけど、なんせ統合失調症ですからね
(途上国は宗教コミュニティが強いから鬱病の患者さんが孤立しないよ!とか)

>早期発見早期治療のエビデンスが希薄だと述べているのはいまや近藤氏だけじゃない

その医師は近藤には批判的ですよ。なんか不登校の関係者は反精神医療を越えて
反医療になりつつあるようだが、そのうちホメオパシーとかに至りそうで怖いわ
http://healthbeauty.rightclicksright.net/data/frame_983055.aspx

>>964
>無駄な単元が意外と多いので、勉強漬けになる必要はない
>小学生では読み書きと算数に絞り、中学生でも数学と英語に絞れば
>あとあと学習を積み重ねていく上ではそれで十分
>中学の数学も「正負の数の計算」「文字式の展開」「平方根」の基礎

それって子どもの教育を受ける権利の侵害じゃないすか?w
子どもが高校大学に行くって言い出したらどうするのかな…
972実習生さん:2013/12/14(土) 08:45:11.78 ID:W5EfQahf
>>965
いつからDSMが発達障害や行為障害、精神遅滞や認知症を精神疾患ではないといい始めたんだね?
お前がドヤ顔で引いてきた他の精神科医の見解で発達障害を精神障害に含めずにものを言っているものなんて皆無だと思うぜw
973実習生さん:2013/12/14(土) 08:47:23.69 ID:5pPh4EEH
>>966
> 通学をやめればストレス要因の一部が取り除かれ、軽症化することはあり得る
> 例えばうつ病でも休養が回復のサポートになることはありますから
>
> もちろん、運良くそのまま寛解へ向かう事例も中にはあるかもしれませんけど、
> 何も医療的な措置をしなければ、慢性化し再び悪化していくのが一般的です

それがまさに稲村氏がかつて主張していたことそのものだったが、
で、いったいその根拠はどこにあるのかと専門家たちからも疑問の声があがった。
それまでの学会の常識を覆すものであったからだ。

彼らは不登校児童に対して強制収容所まがいの入院措置を施していたことが明らかになったが、
不登校児にとってはそうした措置は不登校の罰として刑務所に閉じ込めるがごとき意味に
感じられたに違いない。
何々療法と称そうが、現実には刑務所から出してもらうためには本人に学校に行くことを強いる
懲罰としての矯正形態になっており、その結果、彼らは必死で学校に通うようになっただろうが、
そうした無理やトラウマが長期的には将来に悪影響を与えることが当然懸念される。
彼は自らが撒いた種で悪い結果を導いていただけではなかったのか?

このケースにかぎらず不登校の子どもたちは多くの場合かつて医療漬けにあっていた。
不登校から社会的ひきこもりになっていった子の多くが不登校をした直後に
医療機関なり精神保健センターなりを訪れていると思われる。
つまり早期介入の目にあっている。
そのため、不登校の子は学校へ登校する圧力から解放された後も「自分は異常ではないか」
ということに思い悩み、落ち込むようになった。こうした悪影響を上げればきりがない。

「登校拒否」「不登校」についていえば、
児童青年精神医学会のある医師が行った追跡調査では、
その後に医療機関に関わりつづけた群と医療機関から離れた群とに分けて
データを集計したものがあり、医療機関から離れた群のほうが予後良好な人が若干多かった
という結果が出ている、というのもある。
974実習生さん:2013/12/14(土) 08:53:38.56 ID:W5EfQahf
それと、A30セルにちゃんと「Any Eating Disorder」って書いてあるな。
どこを見て摂食障害がないなんて言っちゃうのかなw
975実習生さん:2013/12/14(土) 09:05:42.25 ID:5pPh4EEH
>>966
> そもそも、同じストレスを受けても発症する子としない子がいるんですよ
> これは出社拒否と同じですね。個人によってストレス耐性は違うんですな
> これには遺伝や生育環境、トラウマ等も影響しています

それは不登校問題を個人病理に還元して、その問題の解決を個人の努力と
自己矯正に求めようとする今流行りの新自由主義的な「自己責任」論です。

ちなみに貴戸理恵さんはこれをお読みになっているだろうか。
彼女が流布した言説はかつての稲村言説を見事になぞっており、
東京シューレの人々が懸念を表明したとおり、再びこうした言説を活気づかせました。
彼女はその後、こうした言説への批判をせず、まったく放置したまま。
彼女の意図したとおりになったからでしょう。
当事者の一人として断言できます。シューレの批判は間違っていなかったと思います。

「同じストレス」ということは厳密にはないと思います。
たとえば、ホームスクーリングをしている家庭と、再登校を求める学校や治療機関
と一緒くたになって登校圧力を明に暗に行使している家庭とでは、登校へのストレスは
ぜんぜん違ってくるのです。
ホームスクーリングの子が学校に通っていないにもかかわらず身体表現型障害などを
訴えないのは訴える必要がないからです。

それにもう一つの問題として、思春期くらいの年齢になると、大人の期待(親や学校や社会)
の期待を内面化する自我が強化されてきますから、成長してくるほどこの葛藤によるストレス
は激しいものになってくるでしょう。
そして親の期待に応えたいという気持ちが強い子ほど人一倍ストレスをしょい込むことになります。
これがかつて文部省や一部の専門家が「神経症的登校拒否」と呼んでいたものであり、
この一群が日本では中核群を占め、日本で異常なほどに多い一群となっているのです。
これは稲村氏でさえ言っていたことです。
976実習生さん:2013/12/14(土) 09:22:09.39 ID:5pPh4EEH
>>969
文部省の定義は、当時の御用達だった稲村氏や教育学系の定義を採用したもので、
児童精神医学の経緯は踏まえていませんからね。

> 個人的には「不登校」とは「理由を問わず年間30日以上欠席」で良いと思います

それだとあなたが否定していたホームスクーリングなどによる不登校も含まれますが、
いいんですかね?

> 「精神疾患なら病名で呼べ」というのは賛成です。「ひきこもり」もそうですね
> ただし、「なぜ不登校になったのか」を鑑別する必要はあると思います

「なぜ」というのをできるだけ問わない、理由のいかんにかかわらず再登校を目指させる
というのが最近の医療機関や再登校主義運動の傾向のようですけどね。
そういう教育言説・医療言説が多くなってきています。依然として再登校ありきが先行しています。

フリースクールが主流になったことなどありません。これは大きなデマです。
再登校圧力が社会の主流を占めてきた中で社会的ひきこもりの問題も長期化し深刻化してきたのです。
977実習生さん:2013/12/14(土) 09:23:39.15 ID:YLCzmkg0
普通の学校でやっていけないのは子供だけじゃないんだな。
このスレッドを見るとつくづく思うわ。
978実習生さん:2013/12/14(土) 09:40:32.71 ID:5pPh4EEH
>>969
> 不登校の全てが精神疾患の症状として起こる訳では無いが、症状の場合もあります

政策的に決定される不登校状態なるものに医学的症状を当てはめるというところに
精神医学の医学らしからぬ胡散臭さがあるのです。

ホームスクーラーで毎日積極的に図書館などに通っていても政策的に欠席扱いならば
不登校に違いないのですから、不登校それ自体を症状扱いするとめちゃくちゃなことになります。

医学ならば「それまでと比較した意欲や活動力の著しい低下傾向」とか
「それまでと比較した対人関係の著しい回避傾向」とか、そういった表現にするのが
まだ通常医学に近く、もう少し中立で普遍的でしょう。
それでも厳密な中立性を担保できないので、
DSMですら診断基準の項目を単独で判断するようにはなっていないのです。

「不登校」をそれ自体で単独に症状と定義するのはあまりにも露骨に政治的すぎます。
精神医学の露骨な政治利用と言われても仕方ありません。
979実習生さん:2013/12/14(土) 09:52:19.44 ID:5pPh4EEH
>>969
> DSMから引用すると、「症状は、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、
> または他の重要な領域における機能の著しい障害を引き起こしている。」
> 不登校はこの状態ですから、不登校は二次的症状とでも言うべきものでしょう

そのDSMの記述は、医学的な症状と、そこから結果的に引き起こされる可能性のある
個人の苦痛や社会的事態をはっきり分けていることを証明する記述であって、
その社会的事態そのものを症状と定義しているという証拠ではなく、むしろ反証なるものだよ。

したがってそこから「不登校は二次的症状」という結論は出てこない。

登校拒否が学校への強い強迫観念(過剰適応行動)によって特徴づけられるものならば、
むしろ本人が「学校に行きたい」と表現しようが、それを阻止するのが行動療法ということになる。
980実習生さん:2013/12/14(土) 10:07:58.67 ID:5pPh4EEH
>>966
> 不登校は原則では「誰でもなる」んですけど、人により「なりやすさ」は違う
> それを「この子は優しいから不登校になった」と、ある種の選民主義に基いて
> 解釈してきたのが、不登校団体・スクールなど「放置主義」の人たちであり、
> 一方で、「この子は心が弱いからだ」と差別してきたのが戸塚や長田でしょう

選民主義という点では、「学校に通っている子は優れたストレス耐性をもった子であり、
すべての人間を学校化するために不登校をこの世から滅ぼさなければならない、
というのこそまさにそれで、それこそネオナチ流の全体主義でしょう。

個人の選好を軽視し、それを社会システムへの適応的耐性の優劣に置き換えて対処し、
そこへむけてすべての個人の行動を統制していかなければならないとする全体主義に
精神医学を悪用しようとする潮流そのものです。
981実習生さん:2013/12/14(土) 10:24:11.61 ID:5pPh4EEH
>>967
> >「登校拒否」の場合、それは登校圧力のせい。子供が無理に学校に通っている間はその症状が出る。
>
> 登校圧力は「不登校が始まってから」親などにより起こるものだから、因果関係が逆だと思います
> 暴力的圧力で症状が悪化する事はあり得ますが、不登校の前駆期・初期には既に症状が見られます

「不登校の前駆期・初期」をあなたはどう定義して言っているの?

登校拒否の子供たちは学校に行きたくないという強い思いを抱えながらも実際の不登校行動に至るまでに
かなり無理して学校に通っていることが多い。
30日の欠席に至るまでにたとえ1日2日でも学校を休んだことが親や学校に分かればその時点で
問い詰められたりして登校への外圧が加えられることが多い。

それでなくとも思春期くらいになると、彼が育ってきた過程もふくめて登校圧力を学校・親・社会に
よって強く感じ続けていたことがとっくに内面化されているので、自らも登校圧力強迫症になっている。
「神経症的登校拒否」とも呼ばれた精神医学概念上の「登校拒否」では特にそれが著しい。

> >ホームスクーリングやホームエジュケーションによって登校圧力からいくらか解放された
> >子供にはそれらの症状がそもそも現れないか軽減されるか消失する
>
> 怪しすぎ。十分なエビデンスが無い。一時的に軽症化しても成長後に再発することはよくある
> 医療的な問題による不登校の存在を否定しているのは正気の沙汰ではない。オカルト理論です

実際にイギリスの研究者が100例程の事例報告で証明したことですよ。
そちらの言い分こそなんの根拠も提示していない。到底科学的な反論とはいえない。
982実習生さん:2013/12/14(土) 10:52:49.63 ID:5pPh4EEH
>>971
> >WHOは、向精神薬の処方が少ない開発途上国のほうが統合失調症患者の再発が
> >少ないという研究報告をしている
>
> めちゃくちゃ胡散臭いですね。途上国側の統計に何か問題があったんでしょう

何の根拠も提示せずに、ただそう思いたいのはあなたの願望でしかありません。

> >早期発見早期治療のエビデンスが希薄だと述べているのはいまや近藤氏だけじゃない
>
> その医師は近藤には批判的ですよ。なんか不登校の関係者は反精神医療を越えて
> 反医療になりつつあるようだが、そのうちホメオパシーとかに至りそうで怖いわ
> http://healthbeauty.rightclicksright.net/data/frame_983055.aspx

近藤氏の主張のすべてに同意しているなどとは言っていませんよ。
その人が近藤氏に反論しているのは抗がん剤に効用の程度についてであって、
早期発見早期治療の強調がエビデンスの希薄なものであったことは認めています。
一般の人にも分かるところでその議論を引き起こしたのは近藤氏であって彼の功績でしょう。

>>980
ちなみにドイツの登校義務制度はナチス時代に設けられたもののようです。
983実習生さん:2013/12/14(土) 10:58:46.44 ID:/H7bSjhT
>>968
>不登校の子どもたちが被った典型的な周囲の対応は医療機関や児童相談所や精神保健センター
>などにすぐに連れていかれてそれでもなかなか改善しない

小児科などに連れて行って何も対応できず終了というのはよくあるパターンですね
でも実際に精神科通院で回復して再登校などを果たしている例は無数にありますよ
可能なら再登校や進学を目指すのはベターです。そちらのほうが予後は良好なので
(前掲のデータでは再登校や高校進学しなかった場合には大半がフリーター・ニート)

もちろん誤診は昔からありますよ。典型的なのが鬱病と躁鬱病の誤診。発達障害もそうです
医師をたらい回しにされて何年も経過し、ようやく正確な診断が付くのは珍しくありません
それと昔は今ほどいい薬が無かった。でも通院することで最悪の事態は避けられたはずですよ

>不登校の子供たちや親たちの大多数は医療漬けのサバイバー
>医療の手から離されて放置されてきたというのは明らかにデマゴギー

どこかで見た調査では、不登校等で相談したくない人・団体で精神科が圧倒的にトップでしたし、
まだ小児科やカウンセラー等を経てからの通院が多いのでは?偏見は減っているとは思いますが
O地さんは「この2,3年で顕著」と言ってるようですから通院率の向上は最近の話ではないですか
「このような学校と医療の親和的関係は危険だ」と。それは危険じゃなくて良いことですよね?w

>フリースクールはむしろ医療が手に負えなかった子供たちを積極的に受け入れてきた最後の受け皿

その子どもたちはその後どうなったんでしょうか…。通院もやめちゃったの?
「居場所」としてはともかく、「学校」としてはどうなのか気になるところです
学力のケアや就職の準備というのも個人的にスクールに期待することなのですが…
(というか、なぜ医療の代替がフリースクールになるのか謎ではありますが…)

>不登校がこじれて長期の社会的ひきこもりに深刻化していく過程に貢献したのは
>医療機関だったことはほぼ間違いない

だから不登校も引きこもりも医者に診せるな、放っておけと。恐ろしいことですね
984実習生さん:2013/12/14(土) 11:02:20.17 ID:5pPh4EEH
>>966
その発想でいくと、前にも書いたとおり、被曝をした子の大半が甲状腺がんに罹患するわけじゃないから
甲状腺がんになった子の自己責任だとか、いじめられた子の大半が自殺したり不登校になるわけじゃないから、
自殺した子や不登校になった子の耐性の問題だという論理的帰着がもたらされる。

再登校原理主義者の主張をこうやって追及していくと、けっきょくのところ戸塚ヨットスクールの理屈を合理化
する論法に帰着していくわけで、その同じ理屈をもってくるしかなくなっているところに彼らの本性がある。
985実習生さん:2013/12/14(土) 11:21:59.05 ID:/H7bSjhT
>>979
>その社会的事態そのものを症状と定義しているという証拠ではない

だから不登校は二次的症状ですよね。二次的症状という概念を否定するなら別ですが

>>980
>学校に通っている子は優れたストレス耐性をもった子であり、
>すべての人間を学校化するために不登校をこの世から滅ぼさなければならない

は?全く意味不明ですね。いじめとか学業不振とか様々なストレス体験があっても、
それに対する反応は個人の持つ条件により違うという事実を言っているだけですよ
それはその子が道徳的に悪いとか弱いとかを意味しない。耐性に個人差があるだけ

遺伝やトラウマ等により耐性の低い人たちがおり、そういう人は鬱病になりやすい
トラウマはもちろん遺伝も本人の責任じゃないよ。それが他の面で有利に働くから
遺伝として残っているわけ。他の精神疾患も発症の機序はだいたい鬱と似ています

>>981
>彼が育ってきた過程もふくめて登校圧力を学校・親・社会によって強く感じ続けていたことが
>とっくに内面化されているので、自らも登校圧力強迫症になっている。

登校圧力強迫症?何それ?強迫性障害の専門家でそんなこと言ってる人いる?

>実際にイギリスの研究者が100例程の事例報告で証明

100例ねえ。で、どこの雑誌に載ったの?
986実習生さん:2013/12/14(土) 11:40:24.44 ID:5pPh4EEH
>>983
> 小児科などに連れて行って何も対応できず終了というのはよくあるパターンですね

そこで終了ということはなかったよ。
登校拒否の子の親の特徴は必ず子が登校してくれることを強く期待しているので
当然のごとく登校圧力をその間強める一方なので子どもの体の不調の訴えは
ますます酷くなり、いっこうに収まる兆候をみせず、大概は精神科や心療内科を受診する。

不登校がある程度認知されてくると児童相談所や精神保健センターへの通院を
学校から積極的に勧められるようになった。だから早期介入は過剰なほど行われていたよ。
社会的ひきこもりというより深刻な事態はそういう社会的圧力のなかで生み出され長期化していった。

> でも実際に精神科通院で回復して再登校などを果たしている例は無数にありますよ

だからそれは精神科に通院した結果かどうか極めて疑わしい。
先にも書いたように比較データでは通院しなかったほうが若干予後良好でほぼ差がない。

稲村氏が治療の必要を唱えたときに児童精神科医から上がった異論の中には
稲村氏がいったいどんな治療をしたのかと疑問の声もあった。

べつだんなんの治療的処遇もせずに登校拒否の子たちが登校圧力によって事態を
深刻化させなければ再登校か進学に至るケースが大半であることを臨床的に経験した
医師たちにいわせれば、それはエビデンスに乏しい。
987実習生さん:2013/12/14(土) 11:40:55.21 ID:5pPh4EEH
>>983

しかし問題は、近藤誠氏が唱えたことと同じで、そもそもそうした予後良好群とされるケースは
早期発見早期治療に頼らなくても、あるいは治療的処置を特に施さなくても予後良好だった
かもしれないということだよ。
その一方で、そうした介入によってかえって社会不信を強化して深刻な社会的ひきこもり状態に
追い込まれていったケースがあったことを無視できない。
ホームスクーリング群ではそういうことは問題になっていない。

東京シューレの御用達だった渡辺位氏は登校拒否を健康な反応の一種だと唱えた精神科医だったが、
彼がそういう結論に至ったのは無根拠ではなかっただろう。
疾患を治癒させるためには症状を無理に抑えるべきでないことも多い。症状の大半は生理反応だからだ。
ちなみに渡辺氏にかかった登校拒否児童の転帰率(予後良好群)は他の医師に比べて極めて高い。
988実習生さん:2013/12/14(土) 11:41:52.75 ID:/H7bSjhT
>>984
>自殺した子や不登校になった子の耐性の問題だ

自殺しやすい子や不登校になりやすい子はいますよね。それは認めてほしい
誰もそれが自己責任だなんて言ってないから

そういう子に対するケアが必要なんだと言ってるのに分からないのかなあ…
誰にでも起こる問題としてしまったことで、「不登校になりやすい子」への
集中的なケアがなされていない。具体的には貧困世帯の子と精神疾患者です
何らかのトラウマを持つ子も不登校になりやすいと思います

>再登校原理主義者

可能なら再登校や進学をしたほうがいいと思います(学力、就職など考慮して)
でも、それは唯一の選択肢ではありません。本人の状況にもよると思います
それを原理主義者と決めつけ排斥して、子どもの将来の人生に責任は持てますか
989実習生さん:2013/12/14(土) 11:58:58.30 ID:5pPh4EEH
>>985
> だから不登校は二次的症状ですよね。二次的症状という概念を否定するなら別ですが

不登校が二次的症状だと言っているのは誰? ソースは?

登校拒否についてのその概念は渡辺位氏が提唱した「二次反応」の概念に端を発している。

不登校という「一次反応」に対して「二次反応」があると彼は称しているが、
これは時系列的というよりはメカニズムとして二重になっているという意味で唱えられている。

不登校を一次反応とすると、その状態に対する罪悪感や劣等感や
周囲の有形無形の登校圧力によって引き起こされる二次反応として
さまざまな不安障害様症状の主訴や家庭内暴力や今でいう社会的ひきこもりなどが
引き起こされるメカニズムを彼は唱えた。

不登校に関しては渡辺位氏の概念がその概念のそもそもの根拠になっている。
990実習生さん:2013/12/14(土) 11:59:21.61 ID:/H7bSjhT
>>986
>子どもの体の不調の訴えはますます酷くなり、いっこうに収まる兆候をみせず、
>大概は精神科や心療内科を受診する

あなたかあなたの親は進歩的だったんでしょうが、80-90年代の精神科は今とは比較にならないほど
受診の心理的ハードルが高く、親子とも精神科の受診には極めて消極的でした

>早期介入は過剰なほど行われていた

教諭や親から校医やスクールカウンセラーに連絡、精神科・心療内科を紹介という体制は今でも不十分

>社会的ひきこもりというより深刻な事態はそういう社会的圧力のなかで生み出され長期化していった。

当事者の方かもしれないが、そう思うならもう勝手にしてくれとしか…一般社会には通じない論理です

>比較データでは通院しなかったほうが若干予後良好でほぼ差がない。

怪しげな統計持ってくるのやめてくれませんか。非常に有害です。精神障害者は省いてるんでしょうが

>なんの治療的処遇もせずに登校拒否の子たちが登校圧力によって事態を深刻化させなければ
>再登校か進学に至るケースが大半であることを臨床的に経験した

それはエビデンスとは言いません。カール・セーガンの言うように、病気は一定率で自然治癒します
軽度のうつ病などでは短期間の休養で回復することもあり得ます(その後に再発するかもしれませんが)
991実習生さん:2013/12/14(土) 12:11:25.47 ID:/H7bSjhT
>>989
渡辺位ねえ。研究対象に感情的に入れ込むあまり客観性を失う人がいるけど、
精神科医や小児科医にも昔からそういう人が少数いるようなんだよねえ

斎藤環は他の理由から支持しないが、これについては全く正しいことを言っている
「ひきこもり」を「不登校」に変えればそのまま通じますな
http://www.heartc.com/conversation/BK/13/index.html
>話を戻すと、不登校をめぐるイデオロギー闘争がひきこもりに持ち込まれているわけです。
>上の世代の精神科医の間では、全共闘崩れが幅を利かせていて、彼らは「あの稲村博」の門下生である
>私のようなけしからん精神科医が、善良なひきこもり青年たちを拉致監禁して矯正しようとしていると
>批判し続けています。(中略)

>ところが彼らは、「ひきこもれ」と言っているわけですよね、恐ろしいことに。徹底してひきこもったら、
>いずれ帰ってくるんだという、まったく根拠が無いことを提唱して、一部の母親に受けている。
>おめでたい以上に危険です。そこを批判すると、またすごく怒って反発してくると言う、
>非常に不毛な状況がありますね。
(中略)
>ひきこもりは間違っていないと。病気ですらないと。むしろ意志的に選択された正しい行動だから、
>専門家ごときが邪魔しちゃいかんみたいなことを言うわけですよね。
992実習生さん:2013/12/14(土) 12:13:32.80 ID:5pPh4EEH
>>985
> は?全く意味不明ですね。いじめとか学業不振とか様々なストレス体験があっても、
> それに対する反応は個人の持つ条件により違うという事実を言っているだけですよ
> それはその子が道徳的に悪いとか弱いとかを意味しない。耐性に個人差があるだけ

「治すべき、改善すべき」対象と見なしていることは道徳的な良し悪しを決定していることだよ。
「道徳的」というのは要するに「行動面での統制」を加えようとする意図の別名。

特定の社会システムに合わない個人が存在し、そのシステムのために個人が不利益を被っている
事態が仮にあったとして、その問題を社会的・政策的に修正すべき問題であるとは認めたくないがために、
それ自体を個人の耐性(堪える能力)の欠如に還元して個人の治療的処置で解決するべきだとする。

けっきょくのところ学術的な衣を着た政治的自己責任論にすぎない。
「不登校は個性の問題であり、その個性を弾圧する社会システムの硬直性が個人に損害をもたらしている
問題だという見解、渡辺位氏をはじめとする精神科医らが唱えた見解にあなたは否定的なわけだからね。
993実習生さん:2013/12/14(土) 12:29:44.82 ID:5pPh4EEH
>>991
> 渡辺位ねえ。研究対象に感情的に入れ込むあまり客観性を失う人がいるけど、
> 精神科医や小児科医にも昔からそういう人が少数いるようなんだよねえ

客観性を失ったのは果たしてどっちなのやら・・・

政治的判断によって左右される社会システム上の概念である不登校という一次反応
それ自体については社会の問題・政治の問題に任せて、
精神医療は純粋に二次反応、とくに不安障害様反応の緩和においてのみ
その役目を果たすという、もっとも正統な精神科医師としての立場をあくまでも貫いた人物ですよ。

精神医学をイデオロギー的目的(不登校の矯正)のために利用することから距離を置いた人物です。

> 斎藤環は他の理由から支持しないが、これについては全く正しいことを言っている
> 「ひきこもり」を「不登校」に変えればそのまま通じますな
> http://www.heartc.com/conversation/BK/13/index.html
> >話を戻すと、不登校をめぐるイデオロギー闘争がひきこもりに持ち込まれているわけです。
> >上の世代の精神科医の間では、全共闘崩れが幅を利かせていて、彼らは「あの稲村博」の門下生である
> >私のようなけしからん精神科医が、善良なひきこもり青年たちを拉致監禁して矯正しようとしていると
> >批判し続けています。(中略)

この疑念や批判は正当なものでしょう。事実をイデオロギー視する意見こそもっともイデオロギー的なものです。
彼はけっきょく社会的ひきこもりという概念を「ニート」という概念とほぼ合致するほどリンクさせている。
ニートの医療化の問題は『「ニート」って言うな!』が告発しているとおりです。
ここにも不登校と同じ問題が潜んでいます。
994実習生さん:2013/12/14(土) 12:40:29.96 ID:5pPh4EEH
>>991
> >ところが彼らは、「ひきこもれ」と言っているわけですよね、恐ろしいことに。徹底してひきこもったら、
> >いずれ帰ってくるんだという、まったく根拠が無いことを提唱して、一部の母親に受けている。
> >おめでたい以上に危険です。そこを批判すると、またすごく怒って反発してくると言う、
> >非常に不毛な状況がありますね。
> (中略)
> >ひきこもりは間違っていないと。病気ですらないと。むしろ意志的に選択された正しい行動だから、
> >専門家ごときが邪魔しちゃいかんみたいなことを言うわけですよね。

そのどこが間違っているのか危険なのか斎藤氏は説明できない。
むしろ、ひきこもりを危険視する社会の目線を強めることがさらに危険であるという認識が
彼には欠如しているか、知っていてわざと隠ぺいしているか、二枚舌を使っている。

これはおそらく高岡健氏のことを指しているのだと思われるが、
高岡氏はおそらく、社会的ひきこもりの人が彼のところを受診しに来たら彼が言ってであろうことを
書籍などを通じて発しているように見える。つまり、書籍を通して診療と同じことを実践している。

それに彼の書籍をよく読むと、彼は放置すればいいとは言っていない。
彼がいう「引き出し屋」とは距離を取ってまったく別の視点で当事者に接するような第三者の
存在が有効だと再三にわたって唱えているし、彼もそういう役割を担おうとしている。
それからひきこもり状態から社会復帰したいと思った人がその時点で利用しやすいリソースや
援助が必要だということも書籍で唱えている。
彼は「引き出し屋」による介入が多面的な意味でもっとも「危険」だということを主張している。
995実習生さん:2013/12/14(土) 12:56:32.90 ID:5pPh4EEH
>>990
> あなたかあなたの親は進歩的だったんでしょうが、80-90年代の精神科は今とは比較にならないほど
> 受診の心理的ハードルが高く、親子とも精神科の受診には極めて消極的でした

それにもかかわらず、学校は心の専門家に診てもらうことを親に勧めたのです。
なんの疑問も知識も持っていない親はまず学校の言われるままにそうしますよ。

子どもが身体症状を訴えるからと小児科などを転々とした親たちも結局は医師から心の問題の
疑いが高いと伝えられると医者に言われるままに精神科や心療内科への受診をしたのでした。

親の会ではそういう事例が山ほど集まっていましたよ。精神科で薬漬けや家族療法漬けになって
親の会やフリースクールにやってくるケースが普通だったのです。レアケースでは決してありません。

実際、奥地氏らの親の会でさえ、子どもの不登校で精神科に通う親たちが院内に作ったもので、
大概はその筋の専門家経由でたどり着くところでした。フリースクールもそうです。

不登校をしたから最初っからフリースクールという子は非常にレアなケースでした。いまもそうでしょう。
フリースクールの絶対数が少なすぎます。
フリースクールを利用したい子どもたちや若者たちがまず第一に地理的条件などから利用しづらかったのです。
東京シューレのような本格的な設備をもった学習施設である必要はありません。
便乗してできたフリースクールの多くは東京シューレとは違い、再登校促進主義的なところが多いため、
不登校の子自らが行きたいと決心できるような場所ではなく、むしろ恐れを抱くようなところが多いのが現状です。
996実習生さん:2013/12/14(土) 13:08:07.02 ID:5pPh4EEH
>>988
> 自殺しやすい子や不登校になりやすい子はいますよね。それは認めてほしい
> 誰もそれが自己責任だなんて言ってないから

治療主義者は事実上言っているでしょ。社会の問題ではなく個人の問題だって。
それを健康の反応のバリエーションの一種だとは見なさないから、
その子自身を行動上矯正すべき治療の対象と見なす。
要するに「個人が直るかどうかの問題」だと。これを自己責任論といわずして何と呼ぶ。

「耐性の欠如」という言説はまさしく個人の「甘え」だとか「わがまま」だとか
「忍耐力が足りない」「努力が足りない」という俗世間的な言い方を
ちょっと高級に言い表しただけのものにすぎない。

「甘えはその子の脳の異常によるものだ」と言い方を変えても同じこと。
問題の本質を個人の自己矯正にもとめる発想を自己責任論と呼ぶ。

認めるなら個性として認めればいい。個性と主張して個性を受け入れられない
社会の問題点を指摘する人たちをイデオロギー呼ばわりして批判すべきではない。
個性に抑圧的な社会システムが問題になってくるだろう。
997実習生さん:2013/12/14(土) 13:09:09.02 ID:5pPh4EEH
>>996
訂正:問題の解決策を個人の自己矯正にもとめる発想を自己責任論と呼ぶ。
998実習生さん:2013/12/14(土) 13:39:22.17 ID:/H7bSjhT
>>992
>不登校は個性の問題であり、その個性を弾圧する社会システムの硬直性が個人に損害をもたらしている

個性なんてものは立証のしようがない。平凡でこれと言った独自性の見当たらない不登校児もいるし、
その逆に登校しているから凡庸ということでもないだろう。まず結論ありきの理論じゃないですか

>>994-995
>そのどこが間違っているのか危険なのか斎藤氏は説明できない。

いや、徹底的に引きこもったら社会復帰できるなんて言ってる側に立証責任があるでしょ…
高岡先生のことかどうかは知らないけど。明らかに疑わしいし本人のQOLにも有害でしょ

>子どもが身体症状を訴えるからと小児科などを転々とした親たちも結局は医師から心の問題の
>疑いが高いと伝えられると医者に言われるままに精神科や心療内科への受診をした

>精神科で薬漬けや家族療法漬けになって親の会やフリースクールにやってくるケースが普通だったのです

たしか精神疾患を患っている人は受診しない人が多数派という統計が存在してるので、
そこまで熱心に転院し精神科に至ったのは不登校の子の親の中では一部だと思いますがね…

人間には自分のケースを過剰一般化する傾向があるので、「普通」とは何割かは知りませんが、
そのフリースクールと医療を代替的に見る発想は理解に苦しみますし、危険だと思います

受診して診断が付いたらすぐに治るという訳じゃないですよ。病気によっては何年もかかるし、
寛解しても再発するかもしれない。誤診という場合もあるし、有効な薬が限られてる事もある
そういう難治例が全てフリースクールに行かせたら治って再発も無かったと。そう仰るわけね

で、スクールに行った子たちの大半はその後どうなりました?本当に治っていたんでしょうか
再登校か進学をしなければ大半はフリーターかニートという数字がありますが、どう思います?
999実習生さん
>>972はスルーして遁走かw