思索【学ぶとはどういうことか】討論

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173 ◆yk/JpL/Z9U
http://www.users.kudpc.kyoto-u.ac.jp/~c54175/research/theoretical_study/T-012.htm
>実践には、必ず目的がある。また、実践は、必ず何らかの価値観に立って行われる。
>そうであれば、実践の中から生まれる人間科学の知識にも、何らかの目的・価値観が
>前提になっているはずである。さらに言えば、人間科学の知識は、その知識の前提と
>なっている目的や価値を共有する人々の実践にとってこそ、意味ある知識である。

>一方、自然科学では、特定の目的や価値観によって知識が影響されるなど、
>もってのほかである。医学書に書いてある知識は、いかなる目的や価値観を持って
>いる人にも当てはまる。自然科学は、目的や価値観などとは無関係に存在している
>事実を取り扱う。

>それに対して、人間科学は、目的や価値観と分かちがたく、結びついている。
>したがって、ある人間科学の知識を使うということは、その知識の発信者と
>目的や価値を共有していくことを意味する。それだけに、人間科学の知識を
>つくりだす研究者も、人間科学の知識を使おうとする人々も、自らの目的や
>価値観を問い続けることが必要である。