猫と語ろう国語教育

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653ママン ◆Wnuu8oi5MU :2006/12/18(月) 19:47:40 ID:U7jz+ERZ
>>646のサイトすごいですねえ。確かにわかりやすく書いてある。
自然科学の発達によって、これまでの人文社会学は様変わりするだろうという
話は、きわめてスケールの大きい視点で面白いや。
654GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/18(月) 21:55:21 ID:D0C0TBba
ママンさん
>一方で仏教においては何を目的として唱題するのですか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A1%8C%E7%9B%AE(題目Wiki)
唱題ってのは仏教と言っても法華経系(日蓮系)で主に行われる修行のうちの
最も重要とされるものです。
上記のWikiには書かれていませんが、私の所属していた(いる?)某学会wでは
基本的には己自身の仏性を明らかにする為の修行とされているようです。唱題を
繰り返すことで、仏性に纏わりつくものを落としていくということですかね。
そんで基本を飛び越えてw目的とされる事は、所謂祈りによる願望成就ですw
家内安全とか商売繁盛とか、健康息災、親類縁者の幸せ、世界平和、まあ広範で
はあります。兎に角”お祈り”なわけですが、これは神に祈るのとは少し違う。
仏教にも神は居るんです。七福神とか、神道の神様もいますw日蓮さんによれば
神様全部ってことです。で、この神様衆は己の中にいて、仏である己が”動かす”
ものなんです。これを動かすのに本尊(南無妙法蓮華経と書かれた掛け軸)に向か
って唱題するわけです。
まあ”功徳がある”って言うんですね。功徳ってのは”ご利益”ってのと殆ど同じ。
仏教なのにご利益ってのは変だろうって生前司馬遼太郎さんが言ってましたw

で、ご本尊の掛け軸の横にね、”打倒日顕”とか掲げてる。何ですかこれ?って訊くと
…呪ってるんですwまあ色々解釈はあるんですがね、破折(はしゃく)って言うんです
けど、敵対する宗門の坊さん呪ってる。他にも二三人…語れば長いんですが糞な話
ですので…。

>「唱題ハイ」に至
ることは唱題の目的には入っていない。隠蔽されているんですね。
必死に唱題してると「ハイ」になって信仰心燃えてくる。思考よりハイ(エクスタシー)状態の
クオリアが優先される。それが「上」の狙いです。オウムの「薬」、526さんのLSDですね。
だから、隠蔽される。
ここまで過激な唱題方法が他の宗門でも行われているのか疑問です。
655 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/18(月) 22:24:20 ID:k9kWzcV2
>学会

功徳=現世利益:葬式仏教じゃーないということでポイントアップ
仏性:内なる生命状態の理想型の具現、実は他力本願じゃーないということでポイント2倍
破折(はしゃく):ものは言いようなだけ。ポイントダウン
その他:会社・学校、友人関係、夫婦家族・・・いろんな共同体の破綻を補う集団。ポイントアップ

政治的な問題等は別途ということで

>イスラーム

ラマダン、このちょっとした断食はSMやランナーズハイの原理そのもの。
「苦→楽(快)」という差異(より正確には『差延』かな?)の生産が原理。
そういうことはどこにでもある。下品な話やけど、おしっこ我慢しててトイレに
入った後でも快感するよね。あれは我慢のとき、苦に拮抗する快楽物質が脳で
放出されているから。で、苦(の原因)は瞬時に取り除かれる。快楽物質は
残っていて、う〜んっエクスタシー(しんちゃん風に)
656 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/18(月) 22:28:24 ID:k9kWzcV2
ママンちゃん
>私の考えは確固としたものでは全然ないので書き込めないだけざんす。

書いてたらちょとずつ確固してくるよ。


>更級日記では晩年に仏の夢を見て来世の約束だと喜ぶ場面があります

ここ、詳しく
657GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/18(月) 22:39:15 ID:D0C0TBba
526さん
>別にそうゆう事になってもいいんじゃない。
>>651猫師匠の喝が入ったところでw
先ず「進化」って言葉の定義を…

(Yahoo!辞書)
しん‐か〔‐クワ〕【進化】

1 生物が、周囲の条件やそれ自身の内部の発達によって、長い間にしだいに変化し、種や属の段階を超えて新しい生物を生
じるなどすること。一般に体制は複雑化し機能は分化していく。また、無機物から有機物への変化、低分子から高分子への変
化などについても用い、拡張して星の一生や宇宙の始原についても用いられる。

2 社会が、未分化状態から分化の方向に、未開社会から文明社会へと変化発展すること。

3 事物が進歩して、よりすぐれたものや複雑なものになること。「日々―するコンピューターソフト」

(Wiki)
進化(しんか、evolution)とは、ある生物の種が何世代にもわたる変化の蓄積の結果、異なる種に分岐、あるいは変化する現象。
進化によって生物は多様化し、初期の単純な生命体から現在に見られる複雑な生き物が生じた。進化論は、チャールズ・ダーウ
ィンなど複数の博物学者が動物や植物の分類学的な洞察から導きだした仮説から始まった。現在の自然科学ではこの説を裏付
ける証拠が、形態学、遺伝学、比較発生学、分子生物学などさまざまな分野から提出されており、実証しづらい現象ではあるが、
進化はほぼ確実に起こってきたことである、と認められている。

本末転倒と言った意味が解りましたでしょうか?
これを踏まえて言えば、「人間の”本能”は猿より退化している」と言う言説ならば議論の余地はあるでしょう。

因みにネオダーウィニズム批判「さよならダーウィニズム」池田清彦著
の書評はこれが好き。
http://blog.goo.ne.jp/euler_autumn_g5/e/b506f2f33d04d35143008a8e576b1afe
658 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/18(月) 22:57:55 ID:k9kWzcV2
GENさんも「さようなら・・・」読んだんだぁ。
池田は本来昆虫とかが専門で、そういうのを研究してると生存には無駄なものを
たくさん持っている虫も多いと分かる。また、多様性というものも説明しにくいところ
もある。「布置」とか、タームがイマイチ分からない人は多いと思うけど必読やね。

じゃあ、
「アフォーダンス」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9

中世の神学的空間を変容させたデカルト空間の均一で無機質な空間を

『遠近法的倒錯』を正当化する理論でもって

再度鮮やかな色づけをした。
種には種固有の意味を空間に持っているということ。

注意: アホーザンス ではない
659GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/18(月) 23:15:05 ID:D0C0TBba
>>655
>葬式仏教じゃーないということでポイントアップ
葬式とお布施で生活している「僧侶」という人たちが、社会の要請によって葬式を挙げる。
葬式と言う”儀式”による心理的効果が、社会に齎す効能も見逃せない。
但し、その要請を安易に利用し本来の目的である”儀式”の効果を不遜な対応により貶め
暴利をむさぼる生臭坊主はポイントダウン。演じるなら演じきれ。
会員に功徳があると称して、会費の吊り上げを暗に行い(一部)、上層部が暴利をむさぼる
運営にポイントダウン。
>内なる生命状態の理想型の具現、実は他力本願じゃーないということでポイント2倍
他力本願ではないことを標榜して、とっても他力本願なお祈りにポイントダウン。
>ものは言いようなだけ。ポイントダウン
凡庸なる信者はそこまで考えず唯ルサンチマンの膨張を余儀なくされ、宗教的視座を見失い
信仰が排他性と凶暴性の滋養強壮(リポビタンD)になるのでポイントダウン。
>会社・学校、友人関係、夫婦家族・・・いろんな共同体の破綻を補う集団。ポイントアップ
破綻を補うように見えて、それとともに閉鎖的組織への依存度も増大し、日常生活での組織へ
の偏重が及ぼす経済的、身体的、精神的負担があったとしても、その依存症から抜け出せない
システムにポイント・・・全部持ってケ〜!
もっとも凡庸なる善良な人々が現に組織内に存在し救われている事にポイントアップ、ただしナメ
クジであるwポイントダウン

>政治的な問題等は別途ということで
政治的な問題等は切が無いのでw
660GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/18(月) 23:18:31 ID:D0C0TBba
>>658
>注意: アホーザンス ではない
いや「アホなダンス」だと思った。(ウソ)
661GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/18(月) 23:20:35 ID:D0C0TBba
しまった「アフォー・ダンス」だけでよかった。失敗ww
662 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/18(月) 23:55:52 ID:k9kWzcV2
>>659
いやー、ポイントのup or down というのは
一般の会員にとってということでした。彼らの視線はそういうことだと。
暴露ということじゃーなくて、このあたりが引きつけるんだろうと。

怨念・・これは実はポイントダウンになっていると思います。彼らにおいても。

でね、学会は2ちゃんでは中韓在日といい勝負で叩かれているでしょ。
にもかかわらずということの深層を考えないとアカンと思う。

根本矛盾
最後に、「依法不依人」というのを御存知でしょう。(検索すればヒットする)
偶像崇拝自体が謗法(ほうぼう)なんですね。理論的に破折(はしゃく)したい。
663MUSIC345:2006/12/19(火) 00:02:24 ID:qMRa9jYY
昨日の「単純化」について少し考えてみました。
私はいつも複雑なものを目にすると、もっと簡単に考えられないのか、などと思ってしまいます。
だけど、そこですぐに単純化に走ると、それは結局ただの怠惰ですね。
そういった単純化は、間違いか偽りです。
しかし、我々は単純化を目指そうとする。あるいは、法則を見つけようとする。
できればできるだけ整合性を持った単純化です。やはり、そこに行き着くには複雑なものを通ることは欠かせません。
それと、もちろんそれらを処理する明晰な頭脳も不可欠。でも、最後に単純化に行き着くのはごく僅かな天才なんですよね。
ちなみに、神秘主義はちょっと病んでないと無理ですね。
ホロヴィッツがビデオの中で言っていましたけれど、スクリャービンは晩年、地球が熱で滅びるという幻想にずっと捉われていたそうです。
それも、原子力なんかが科学の分野で言及されていない時代にです。彼は、神秘主義の人間です。
話は戻りますが、煩悩な人間による単純化はどこか素人くさいです。
なんか、先人のものを下手に真似たような感じ。
音楽家では、ホロヴィッツなどがまさに単純化に行き着くことが出来た好例です。

664MUSIC345:2006/12/19(火) 00:03:50 ID:qMRa9jYY
彼は、若年期では超絶技巧のヴィルトォーソとして名を馳せましたが、自分がただの技巧家としてみなされていることに懐疑的になって行き、
音楽的思索の深い作品を演奏していきますが、なかなか認めてもらえなく、神経をすり減らして、12年間もコンサートが出来なくなってしまう。
こういう苦労や挫折の繰り返し、日本公演の様な破滅的な演奏もしながら、ようやく80歳を超えてモーツァルトの世界に惹かれて単純化に行き着く。
彼ほどの天才でさえ単純化を成し遂げるまでにここまでかかるならば、我々の殆どは単純化できないでしょう。
だからといって、我々は努力を怠っては何もならない。
我々に出来る事は、なにか優れたものを頑張って理解しようと試みること。たとえ、それが少々自分流でも良い、というか仕方ない。
もしかすると、そこで何かが見えてくるかもしれない。結局、私達は学び続ける事が大切なんだと思いました(超単純な結論!)
665MUSIC345:2006/12/19(火) 00:04:29 ID:qMRa9jYY
それと、一生に学べる事は限られている。あまりに広範に渡りすぎると、どれもが中途半端になるので少々の専門バカでも
悪くは無いと思います(逆に私は狭すぎるので、広げないといけません。だからこのスレはとても参考になります)。
それに、学ぶのをやめてしまうと、何故か急に老化する人が多いですしね。
学び続けるのは、健康である為にも必要かと思います。
ここらへんの意見、医学を志すドクターKさん、エンジニアさんにもご意見いただきたいです。
666ドクターK:2006/12/19(火) 00:26:06 ID:3tWNvQ0I
広く学ぶこと、すなわち学問以外のことも学ぶべきだと思います。倫理観にもつながるし。私の場合はバスケがそれでした。やはりそういったことが人生につながるでしょう。この経験は医者になったときに必ず生きてくると思います。
667ドクターK:2006/12/19(火) 00:28:14 ID:3tWNvQ0I
エンジニアさんは何かスポーツをやってらしたんですか?もしやってらしたならそして医学を志すにあたってそれが生きてると思いますよね?
668GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 00:29:46 ID:GwYYT3o6
>でね、学会は2ちゃんでは中韓在日といい勝負で叩かれているでしょ。
>にもかかわらずということの深層を考えないとアカンと思う。
これは非常に良い指摘です。

この謎の答えはね、「教義」にあるんですよ。
日蓮仏法は法然の浄土宗が幕府のお抱えだった時代に「アンチテーゼ」として
生まれてきたんです。浄土宗は完全に他力本願です。
背景を詳しく言うと長いので割愛。
で、幕府に命を狙われたり、島流しにあったりで、散々な眼にあいます。
で、ここで法華経に書かれていることが彼の覚醒(人本尊開顕の「開目抄」)に繋がるんです。
内容的には、真の法華経の求道者は「迫害される」ということです。ここで「法華経を説いて迫害
されているのは俺だけだ俺は法華経の真の行者であり俺こそ本尊」だと。
だから迫害される事で「信仰の確信を強める」ことが出来るというシステムになっているんです。
いくらせめても気持ちよがるだけなんです。真性のMなんですよ構造的に。

今日は寝ます。アホナダンス勉強します。
ところでこれは面白かった。アフォーダンスでぐぐって見つけました。
http://www33.ocn.ne.jp/~homosignificans/no2.html
669GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 00:37:26 ID:GwYYT3o6
http://www33.ocn.ne.jp/~homosignificans/works.htm菅野盾樹(大阪大学教授。専門は哲学、人間学、記号論など)

だそうです。どんな評価を受けている人か知ってます?師匠。
ヤバイまた寝らんなくなる・・・。
670526:2006/12/19(火) 00:39:36 ID:O6Wa3Hdc
>>657
ヤッパリそうきたんだ。そう行きたいんだ。
誘った俺も悪かったけど、そんなこと書いてどうするの。むなしくないの。
でも、せっかく書いてくれたからスクエアーな議論の土俵で。

「人間の”本能”は猿より退化している」でいいですよ。
でも、だから、「人間は猿より退化している」と言ってるんだけど。
671GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 00:42:26 ID:GwYYT3o6
皆さんまた明日!
672GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 00:48:27 ID:GwYYT3o6
526さん
いいよ、スクエアーでなくて、素直にぶっ飛んだところでも私は語れるよw
師匠には怒られそうだけどw

因みに「人間の”本能”は猿より退化している」んだよ。
でも、それをもって自然的劣等とかってのはあふぉーだんすw
673526:2006/12/19(火) 00:52:44 ID:O6Wa3Hdc
寝たんじゃないの、又寝れなくなるよ。早く寝ろ。今日は。
明日予定があるんだろ。
674ママン ◆Wnuu8oi5MU :2006/12/19(火) 00:57:58 ID:um8dt9Zb
>>654
詳しい説明どうもです。なるほど、ハイの状態は信仰心向上へと結びつき…
でもそれは一般信者にはそもそも目的ですらなく隠蔽されているわけですか。
厳しい修行のひとつと言われれば、確かにそういう面も大切なのだろうと思います。
実際はともかく、扱いとしては願望成就のための純粋な祈りなのですね。
しかし「打倒日顕」ですか。ずいぶん直接的ですねえ。お坊さんたちも熱いんだ。
675GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 00:58:05 ID:GwYYT3o6
飯食ってた…寝る。オヤスミZZZZZZZZ
676ママン ◆Wnuu8oi5MU :2006/12/19(火) 00:58:37 ID:um8dt9Zb
>>655
ラマダンは自己の内面というより、むしろ横のつながりを意識させるものだと思うよ。
日中はお互いにひもじさを我慢し合い、日没後にはみんな揃って晩ごはんをぱくつき、
ラマダン明けにはお祭り騒ぎをするわけだから。ハッジ(巡礼)もそうだし、ウンマ
(ムスリム共同体)を意識させる仕掛けがいっぱいだよ。

>>656
>更級日記では晩年に仏の夢を見て来世の約束だと喜ぶ場面があります
>ここ、詳しく
ほとんど物語末尾の部分ですね。
http://eva.genji.cc/boujin/sarasinanikki-102.htm
677526:2006/12/19(火) 01:16:05 ID:O6Wa3Hdc
>>651
>先人の営為を完全無視した議論は我々を白痴スペックに変えていくだけ。

俺に対して、まだ、そんなこと言ってるんだ。
そうなんだろうけど、俺は議論はしてないの。議論白痴になって欲しくないだけ。
678 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/19(火) 11:35:39 ID:cyl70xDE
Musicさん
>煩悩な人間による単純化はどこか素人くさいです。
>天才でさえ単純化を成し遂げるまでにここまでかかるならば、我々の殆どは単純化できないでしょう。

>一生に学べる事は限られている。あまりに広範に渡りすぎると、どれもが中途半端になるので少々の
>専門バカでも悪くは無いと思います

何度か触れたことがあるんですが、書家の石川九楊は弟子にとにかく真似ろと言います。
「臨書」と言うんですが、たいていの人はこれを延々と続けるだけなんですね。
http://homepage2.nifty.com/tagi/302.htm
石川はおおよそ世界に存在するすべての書を臨書しつくしたと思います。そんなことは
言ってないですが、そういう自負から発言しているように感じます。
石川自身は真っ黒な書や真っ白な書という「究極」を目指しているらしい。

徒然草に「一の大事」というのがありますよね。いろいろと手を出して失敗する坊さんんの話。
私はあれがいつも引っかかっている。へこみます。あれこれ手を出してしまう自分自身を憂います。
一つに絞ってやれば、もうちょっとマシになってたと思うんです。だから、ここは大変痛い。
でも、これは病なんだとあきらめています。そういうのもアリだと思うようにしてます。

ただ、私は人間とは何か、人間の精神とは何か、単純に自分の解明ということになりますか。
そういうことの納得のために知りたいし、考えたいだけなんです。
そうすると何でも知らないとアカンような感じになります。

一つのことに専心できる人はちょっとうらやましいのは事実ですね。
679 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/19(火) 11:59:59 ID:cyl70xDE
>>669
知りませんね。勁草あたりから出しているからデタラメな人ではないと思います。
アフォーダンスはいろいろなところに出てくると思うから知っておくのは得です。

>教義

うん、まあそういうこともあるんだけど、それは公式の理解でしょ。
日本一の教団になって与党の一角を担う。そういう状況との整合性においての
法難の理解ということでしょうか。日蓮自体は自らの困難を法難ととらえ、末法に
おける本化の上行菩薩だと確信するのは分かる。それを信仰者の苦しい状況への
激励として語るのも分かる。

それと、与党の一角を占めるということにはかなりへだたりがあるということです。

日蓮自身、法難の際には奇跡が起きて命が助かる、とか予言の的中とか、そういう
力は引き継いでいるかもしれない。そう確信する力が重要です。確信する力です。
680 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/19(火) 12:05:04 ID:cyl70xDE
>>676
ママンちゃん、イスラムとか詳しいんだ。そっちの方をゴンゴンやって欲しい。
原理主義とかテロとか、一杯広がると面白いから。
681名無し:2006/12/19(火) 17:10:42 ID:xDxepeV/
おいおいイスラムなら俺にまかせろよ
682GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 20:55:34 ID:GwYYT3o6
師匠今日は少しだけ。
>与党の一角を担う。そういう状況との整合性においての
>法難の理解ということでしょうか。
そう、アンチテーゼであってこそならば、野党で「自民は悪だ」と言ってりゃよかった。
でも与党(テーゼ)にまわってしまったら如何なのか…これは、連立による与党内で
の意見の反映力と自民の手綱とりという意味で、いまだ「アンチテーゼ」の機能をして
いるという理解です。決して自民に飲み込まれたとは考えていません。テーゼ側にま
わっていると言う意識よりも、手綱をとるという意識の方が強いようです。
イラク派兵の時は相当もめて、学会側の有志が党本部に直訴状を提出しに行った
こともありました。私もあるバリ(バリバリの活動会員)の集まる掲示板で相当議論
しましたが、この時私はあえて原理主義的発言をして「教義と党の尊厳から言えば
連立を離脱してでも断固反対の立場を貫くべきではないのか?」「学会は党を批判
せねばならない」と主張したところ「学会は単なる支援団体であって、党の意向は教
義や信仰に関係ない。それは政教分離なんだからあたりまえだ。」と言われますたw
スゴイ詭弁…党を疑ってはいけない。無間地獄に落ちる。選挙活動に参加すると功
徳がある。などとのたまっておきながら…。しかも、この論理は有効に生きてる。
直訴しに行った有志を「謗法だ」と罵る。私も大攻撃を受けましたw

「信仰浅き内部が一番性質が悪い」と言われました。その直後そのサイトはID制になって
私はアク禁になりました。う〜ん、信仰浅いって…党批判をすると教義に則している意見を
述べても、謗法扱いです。

「都合が良くなきゃ駄目」なんですよね。と、単純には言えない・・・この構造かなり根深いです。
683GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 20:56:31 ID:GwYYT3o6
>偶像崇拝自体が謗法(ほうぼう)なんですね。理論的に破折(はしゃく)したい。
勿論バリバリにやりましたw 毎週部活というのがありまして、そこで男子部が集まる。そこで、部
長相手に他の会員の前で仏教史を中心に心理学やら哲学やらバリバリにw
で、毎回夜中の2時ぐらいまでとことんやりましたが…駄目でした。これが逆効果。
皆生き生きし始めちゃったんですw 肩の力が抜けた緩い部長も、バリバリに変身。部活参加者も
初め3〜4人だったのに、最終13人までふくらんで。。部屋に入りきらないw
それでもやってたんですがね・・・ギャラリーが多ければ多いほど良いと思って。
でも、論理的に破折しても駄目なんです。「GENちゃんの言ってる事は正論だし解るけど、信心って
そういうもんじゃないんだよ。確り信心すればわかるよ。」ってな具合です。
地区部長と仏教史で議論した時は、「それはロンドン仏教(学術的仏教)だ。そんなことは題目あげて
から言え」」ってブチ切れられました。
どす黒いナメクジ数千匹飲み込んだようでした…。
まあ私もあのころはまだ未熟だったってのもあるのかもしれませんが(なにより技術的に)、だいたい信
仰を論理でどれだけ揺さぶれるかなんてことを試す事自体がアフォだんす。と言っても男子部の奴らの
ウブで善良な人柄を思うと余計に議論を吹っ掛けたくなる。今でも奴らとは宗教云々抜きで友達です。
あの頃できるだけの事はやったように思います。今は静かに見守っています。

因みに偶像崇拝では無いんです。本尊の掛け軸は、自らの仏性を映し出す「鏡」、本来は要らないものだ
そうです。あくまでも道具でしかないと部長は言ってました。その割には日蓮直径の弟子が書いたものでな
ければ「謗法」・・・なんですけど。宗教団体の存続もシステムですからね。それに気付いても都合が悪けれ
ば、心の中に隠蔽、若しくは改竄・曲解してしまう。論破されても、いくらでも都合の良い受け皿は用意されて
いる。そういう宗教が拡大し生き残る。攻撃者は釈迦に対する提婆達多や、日蓮に対する幕府(平頼綱)にな
ぞらえ善智識(仏道に導いてくれる最高の友人)とされる。悪僧日顕もまた善智識なわけで呪いが破折が仏道へ
道だということです。私も・・・レインボーマンなんですw
684GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 22:18:54 ID:GwYYT3o6
>確信
それはやはり「奇跡」です。
月に何度か地区座談会というものがあって、体験発表がされます。
「信心によってこんな良いことがあった」という発表するわけです。
基本的に座談会ではこれがメインです。

聖○新聞は、この体験発表と上層部の座談会(日顕の悪口がメイン)がメイン。
D.I名誉会長がどこだかから勲章貰っただのというのが、毎日一面トップ(迫害されて無いw)。
そりゃあ良いことがあるという確信がなけりゃ信心の意味はないんですよね。
信心してれば金持ちになって、勲章貰って・・・こんなスゴイ学会を誹謗中傷するのは
無知蒙昧、増上慢の謗法やろうのすることだ。こいつは善智識だから破折すれば妙法
(仏心)も磨かれ、広宣流布(布教)に繋がり功徳あり。

まあ思考回路はこんな感じでしょうが、なによりも兎に角驚くほど組織化されたシステマチックな宗教団
体であることには間違いありません。だからこそ812万世帯(”世帯”というところがまたミソ)というダントツ、
ブッチギリの信者数を有する日本最大の宗教団体になったのでしょうが…そこで更に”確信”…多数派の論理。
ある意味ねずみ講式なんです。”家族”というものを利用した。だから母子家庭を最大のターゲットにした。
よりどころの無い不安なお母さん達をターゲットにした。そして子供達。子供達が自立してそのまた子供達。そのまた子供達。
現在3世、4世の時代です。一体幾つに分かれてきたのだろう。スゴイ。

さて宗教心理学的分析と社会学的分析は?・・・こりゃあもういいや・・・。
少しじゃなくなったw
685 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/19(火) 22:35:18 ID:cyl70xDE
>>682
基本的に会社でも地域共同体でも宗教団体でも同じ論理です。
ま、そういうものですね。
私が着目したいのは、そういう現実的な選択をしているということの功罪です。
理想的であっても非現実的であれば、それは反社会的になるかもしれません。
オウムの原罪とは、そういう非現実非社会的集団であったがために、「反」社会的
行動に出たということです。

で、末端の人ってみんないい人でしょ。
罵倒した人も時間経つとまた誘いに来たりするw
でも本当に決別したら怖いw
686 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/19(火) 22:48:58 ID:cyl70xDE
>>683
私のいう「偶像崇拝」とは池田名誉会長のことです。
「依法不依人」と言いながら完全に法より人だというのが事実です。
池田さんは自身の神格化のために初代二代会長を利用します。そこもいけません。
学会で「センセ」は三代会長まででしょ。

あそこはポスト池田になってからが勝負です。実質的な意味において、ということです。
権力は常に流動的でないとダメです。それには例外はありません。人材がいないというとは
言い分けにはならない。いなかったら、そういう集団は滅びるべきですね。
田舎の地方自治体も同様です。

>>684
ですから、確信する力。洗脳とかそういう低レベルではそれだけの多数を維持できない。
確信する力になるほどには理論的だしシステマッティック。自民党も学会の力がなかったら
当選できない人間はたくさんいる。

リアル社会に、そのような「確信する力」がないことの方が大きな問題です。
687GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/19(火) 23:56:04 ID:GwYYT3o6
>リアル社会に、そのような「確信する力」がないことの方が大きな問題です。
同感です。でも危険ですよね。
超極論ですが、私は北朝鮮が世界を完全に独裁しても良いのでは無いかと思います。
池田が世界を独裁してもいい。というか誰でも良い。そして独裁者以外の世界中の全て
の人が畜群に信者になれば良い。
完全に盲目的に生きられて、「確信する力」を与えてくれて…そして独裁者は永遠の命と永遠の
「力」をもっていれば良い。・・・『神』ですよw
ありえない。ありえないということが解っていない…それが宗教ですが。

ポスト池田の問題は少し前から学会内部でもかなりの問題になっています。
問題になる事自体問題なんですがw池田はカリスマですから。
確かに「依法不依人」人によらず仏法に帰依するとはよく言われています。
そのことに噛み付いた事もよくありましたね。ただ恐らくは池田がいなくなっても池田・牧口・戸田の亡
霊を使ってある程度は維持すると思います。
池田を知らない世代になった時が勝負だと思います。
「今こそ信仰が試される時」・・・池田が死去したら叫ばれそうな文句です。
688GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/20(水) 00:04:14 ID:UFpoKun7
まあその前に内部分裂の可能性はありますがね。

サブイ。風邪ぎみですグス…寝ます。

菅野さんのサイト、マジで面白いです。ムツカスイけど…。
良いネタあれば振ります。愛はちょっとお預け。
689GEN ◆MWwfLbUq6g :2006/12/20(水) 00:15:56 ID:UFpoKun7
>>665
MUSICさん。
私も専門バカになりきれないw
自己愛が強すぎるのでしょうか…コンプもw
哲学ってなるとね・・・元が元だけに戻るしかない。philosophiaに。
690 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/20(水) 00:36:19 ID:Dl8NrEws
GENさん
平和平和っていうけれど、争いを抑止する、あるいは止めさせるには暴力は
必然されるんですね。パスカルもそんなこと言ってたし、革命の正当化もそのあたりに
ある。デリダによれば正義は暴力だっていうことになる。どの暴力を選ぶか。

GENさんの「力」待望論というのはワイマールの市民に起こって結局ナチズムの
到来を招くことになる。だからこそ、超越論的な「力」というのは徹底して考えないと
いけないことなんです。能天気に平和を叫んでたって平和はこない。

もし、警察がなくなって街頭で道徳を叫ぶ人だけになったら社会は壊れる。
今、パラパラとカントの「永遠平和のために」を読み返していたら

『実際、道徳性からよい国家体制が期待されるのではなく、むしろ逆に、
よい国家体制からはじめて国民のよい道徳的形成が期待されるのである』
(第一補説、永遠平和の保証について)

☆ 道徳でどうにかしようとする馬鹿が教育板にもたくさんいる。
  そもそも道徳とは何か、それから考えるべきだが彼らは学ぶことをしない。
  が、教えたがる。それが教育の絶望なんだ。

確信する力とは、システムによって達成されるだろう。システムには教義や人も
含まれる。単にカリスマだけではどうにもならん。組織はシステムをどう構築
するか、そこに腐心するカリスマは既に自らがシステムとなっているという理解
をするべきだ。池田さんは既に「 制 度 」なんですね。ここポイントです!
691 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/20(水) 00:47:00 ID:Dl8NrEws
『国際法の理念は、それぞれ独立して語りあう多くの国家が分離していることを前提と
する。 (大きく中略) この平和は、かの専制主義のように(自由の母子の上に)
あらゆる力を弱めることによってではなく、きわめて生き生きとした競争による力の
均衡によってもたらされ、確保されるのである。』(同上)

独裁、専制がなぜいけないか。私なりに敷衍すると
広範囲に包括する論理=法はありがたみにかける。漏れが生じる。
階層的に統治するのが効率的になる。

学会は階層的でしょ。副会長って何人いる?w

ポスト池田で一番問題なのはシステムが壊れるということ。
位階という秩序が壊れると困る。その意味で絶対性はシステムに超越しつつ
内部装置でもあるんですね。
692実習生さん:2006/12/20(水) 07:59:19 ID:yToi00NN
   ∧∧ \  /
    ( 'A `) V
     (⊃⌒*⌒⊂)
      /__ノωヽ__)
                   
                     \    _
                    r-''ニl::::/,ニ二 ーー-- __
 肛門がしゃべった!!  .,/: :// o l !/ /o l.}: : : : : : :`:ヽ 、
                  /:,.-ーl { ゙-"ノノl l. ゙ ‐゙ノノ,,,_: : : : : : : : : :ヽ、
              ゝ、,,ヽ /;;;;;;;;;;リ゙‐'ー=" _゛ =、: : : : : : : :ヽ、
              /  _________`゙ `'-- ヾ_____--⌒     `-: : : : : : : :
...-''"│    ∧  .ヽ.  ________   /   ____ ---‐‐‐ーー    \: : : : :
    !   /   .ヽ  ゙,ゝ、      /  ________rー''" ̄''ー、    `、: : :
    .l./     V   `'''ー-、__/__r-‐''"゛     ̄ ̄   \   ゙l: : :
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                      l   |     .l,,ノ     |  !   !: :
                       / '゙‐'''''ヽ、 .,,,.. -''''''''^^'''-、/  l   !: :
             r―- ..__l___    `´            l   /   /: :

693実習生さん:2006/12/20(水) 10:47:31 ID:CzH2exNw
>>692創価乙
694 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/22(金) 20:28:57 ID:uaHgmf/3
Musicさん

第九の季節ですね。
アメリカではプラグマティズムによってカリキュラムが組まれているので、芸術系が選択科目にさえない
ところがあるようです。まだ、日本はいい方だと思いますよ。

でもねー、日本では電車に乗って音楽聞いている若い人が多いですよね。
あれ隣にいると気になって仕方ないときがあるから困ります。「シャカシャカ・・」
695MUSIC345:2006/12/22(金) 22:19:48 ID:MHmUBlk1
>>678
石川の書物、少しだけ読んだことがあります。
確か、書と文字は面白い、という新潮文庫のものだったと思います。
恥ずかしながら、まだ端折って読んだだけで、全部読んだ訳ではないのですが、
色々な書体を分かりやすく考察しており、一見専門的なことのようですが、
私のような素人でも興味深く読めました(というか、まだ全部読んでない…汗)。
ただ自身の専門の中で、それを専門とする人にだけ語りかけるのではなく、
初心者にもこのように分かりやすく、しかし表面的にならずに内容を濃く語っている
石川には好感を持った記憶があります。こういう人が、もっといろんな分野にいれば、
学問もより楽しくなるはずなのですが。
>>694
アメリカの芸術離れは私も良く聞きます。日本ならチケット争奪戦になる様な有名なアーティストでも、
なかなかホールを満席に出来ないそうです。私なんかNYに住むと、毎日カーネギーに行っているかも。
>でもねー、日本では電車に乗って音楽聞いている若い人が多いですよね。
ipodとか最近色々ありますよね。私もこの類にはまだ手を出していません。
大体、CDにおいても素晴らしい演奏は1回か2回聴けば、殆ど忘れる事がありませんし、
それを頭の中で思い起こして再生するのが可能です。それに、イヤホンをずっと付けていると
聴力も鈍るし。一度失った聴力って殆ど戻る事が無いようです。
ということで、私はipodはまだいらない、と自分に言い聞かせています(笑)
(周りの人間が持ち出すと、少し欲しくなったりもしますが、なんせ高いので…
それなら、CD10枚買った方がいいかと)
696 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/23(土) 00:10:31 ID:fjX1YfSE
Musicさん

石川みたいな人を学校で紹介するとか、広く投網を投げるようなことをもっとして
欲しいですね。網の目は大きめで。どこで誰に引っかかるか分からない。そういう部分も
重要だと思います。

>大体、CDにおいても素晴らしい演奏は1回か2回聴けば、殆ど忘れる事がありませんし

そんなん、普通の人間じゃーないw
素人は何回聞いても一緒ですorz

で、Musicさんは絶対音感とかあるんですか。
697MUSIC345:2006/12/23(土) 02:06:59 ID:xUGXDqrF
でも1回や2回で記憶出来るのは、知っている曲においては、ということです。
知らない曲はなかなか良い演奏でも、すぐには覚えられないんです。
私は、絶対音感は凄く敏感ていう程ではないですが、
まぁ、あると思います。幼いとき、有名な曲を寄せ集めたCDをよく聴いていて、
そこから何曲か聞き覚えで、ピアノで
弾いていました。
でもそのせいで、未だに楽譜を読むのが遅いのです。
これはかなり反省しないといけませんね…
698 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/23(土) 11:13:38 ID:OUnmJKke
言語獲得の臨界期はだいたい思春期(12〜13歳くらい)だと言われていますが、
音韻体系はもっと早いようです。「学習」ではなく、「獲得あるいは習得」というのは
言語獲得装置(LAD)によって”自然”に身につくということです。
この母語の音韻体系の獲得というのと絶対音感の習得というのは同様な脳のシステム・ハード
両面が同時に発達することに基づくと思います。

我々が「L」と「R」の区別が容易ではないのは、日本語の音韻体系にこの区別がないからで
両者は同じ音に分類するよう脳が『機能』してしまうからです。
我々の話す日本語の音は個人的な差異がありますが、それを同じようにデジタル化して脳は
処理をするんですね。

絶対音感というのは、このような母語の音韻体系に類似した別の体系の獲得だと
考えています。絶対音感も小学生くらいまででしょ、獲得は。

で、個人的な私見なんですが、絶対音感を持っている、あるいは母語の音処理とは別の
音処理プロセスを脳が持っているということは外国語(正確には第二言語)の音処理に
(ある程度、あるいはかなり)転移するように思っています。そういう研究があるかも
しれませんが、私の個人的な経験だけで言ってます。

Musicさんは外国語の音声学習が比較的楽だったというようなことないですか。
何か思い当たることがあれば教えてください。
それと、街を歩いているといろんな音が「ドレミ」で聞こえてきて頭が痛くなると
いうようなことはありますか。そういう人もけっこういるようですが。
プライベートなことに触れる質問をして申し訳ありません。
699MUSIC345:2006/12/23(土) 12:45:04 ID:xUGXDqrF
なるほど!
私も、いわゆる耳コピをしだしたのが、5歳頃でした。
外国語学習についてですが、私はあまり真剣に勉強した訳ではありませんが、(英語の)リスニングはあまり練習しない割には、出来ました。
それと、あらゆる音がドレミで聞こえるかということですが、
そこら辺で流れている音楽は勿論、車や電車のモーター音、
何かを引きずる音はドレミで聞こえますが、人の話す声まではそい聞こえません。
だから私はさほど、苦痛になる程ではありません。
音楽が鳴っていると本が多少読みづらいという程度でしょうか。
700 ◆yk/JpL/Z9U :2006/12/23(土) 22:24:03 ID:OUnmJKke
ええっ?何歳から音楽を始めたのですか。
五嶋ママみたいなスパルタはどう思いますか。
701MUSIC345:2006/12/23(土) 23:23:14 ID:xUGXDqrF
とても幼いときだったので、いつだか分かりませんが、
家にピアノがあったので、知らず知らずの内に弾いていました。
きちんと習いだしたのは、もっと後になってからでしたが。

色々本を読んでいると、歴史に名を残した音楽家って、その才能もさることながら、
それ以上に音楽への気持ちが強かったから名を残せたように思います。
五嶋ママも凄いけれど、それ以上にコテンパにされても、
音楽への気持ちを捨てなかった五嶋みどりは凄いです。
私なんか、幼いときなんか、ただ楽しんですれば良いじゃないかと思うのですが、もう幼くして目指す方向が明確だったのもやはり常人ではないですね。
その点、柔道の谷選手にも共通するように思います。

一流の人は、天才と言われつつも、どこかで命を懸けて努力している。
ここまで厳しくされると、普通音楽を辞めるか、人格破壊してしまいます。
厳しく辛いながらも、親子共々目指す方向がピタッと一致したからこそ
成し遂げれた好例ですね。
それに、五嶋みどりは学問も結構できるみたいだし、もう半端じゃないです。
702 ◆yk/JpL/Z9U
ジュリアードを辞めて勉強したんですね。詳しくは知らないんですが、社会奉仕的活動も
熱心だとか。

Musicさんはしっかり専門に足を付けて、次に広げようとされてるから
ちょっとうらやましいです。