日本でもゼロトランス導入すべき?

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101実習生さん
ゼロトレの理念とは相容れないかもしれないが、鹿児島市では、以下の取り組みが功を奏し、
少年犯罪の減少を達成できた。

http://knakayam.exblog.jp/3676684/

鹿児島モデル

 過日の研究会の折に、2004年5月30日のNHK総合テレビのスペシャル番組で放映された「犯罪ー町の安全を取り戻せ」という題名のビデオを
見る機会がありましたが、その中に、鹿児島市で試みられている少年犯罪の予防対策が取り上げられており、これが特別の興味を引きました。これを
「鹿児島モデル」として紹介し、一般の関心を呼び起こしたいと思います。
 この番組では、犯罪が世界的に増加傾向にあるなかで、日本の増加率が先進国のなかではもっとも高いという憂慮すべき状態にあること、都市
部よりもむしろ地方の方に増加傾向が高く、とくに新たに交通手段が整備され商店街の進出等で便利になったような場所ほど増加率が高いという
傾向がみられることなどが、統計マップを示してで指摘されていました。
 ところが、不思議なことに、各地とも軒並みに増加しているなかにあって、鹿児島市だけは、ここ10年間、犯罪は増加せず、むしろ減少傾向を示し
ているというのです。そして、その理由のひとつとして、「校区公民館制度」というものがあり、小学校区を単位として、各小学校の敷地内に公民館
が作られ、そこを中心として校区内の多くの市民が自由に教育・文化・スポーツなどの活動を少年と一緒になって、地域ぐるみで展開しているという
実態があるというのです。とくに印象に残りましたのは、かつては不良少年で暴走族のリーダーだった中年の男性が、今やこの地域活動の中心メン
バーとなって、少年への声かけ運動にいきいきと参加している姿、それから市長自身が、少年犯罪を取り締まるのではなく、犯罪を生まない家庭や
社会を目指すべきだと謙虚に語っておられたことです。
 これとは対照的に、イギリスのロンドンでは無数の監視カメラが設置されたけれども、その効果は一時的なもので、犯罪予防効果は小さいという報
告が出ているということです。
 この「鹿児島モデル」のその後の状況を是非ともフォローし、ひとつの芽として大切に育てて行きたいものです。