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実習生さん:
「男は女性の盾となれ」
那智 文江(保育園園長 59歳 東京都)
三重県四日市市の県立高校で、女子バレーボール部の顧問教師
が部員の生徒に対して体罰を繰り返し、懲戒処分とされる事件が
あった。理由はどうあれ、女性への暴力行為は絶対に許されない
ことである。
それにしても理解できないのは、男子バレーボール部員の生徒
たちが、女子部員の身代わりになろうとしなかったとことである。
同じバレーボール部の部員であるなら、女子部員に対する恒常
的な体罰を、男子生徒たちも恐らくは知っていた筈である。その
ような時こそ、自らの身を盾として女性を守るのが、男子たる者
の務めではないのか。高校生ともなればその程度の認識と覚悟は
できていて当然ではないのか。
もっとも、男子野球部員に全裸でランニングをさせていたこと
が問題とされるような、行き過ぎたジェンダーフリーが罷り通る
世の中で、生徒ばかりを批難するのは酷かもしれない。
むしろ、今度の件で問題とされた教師は、女子部員の代わりに
男子部員へ体罰を加えるべきであった。それが正しい教育である
し、それならこれほどの大問題には発展しなかったかも知れない。
我が保育園でも、園児が失敗や悪さをした時など、それが女性
園児であるなら、代わりに男の園児に罰を加えるようにしている。
罰を加えた園児に対しては、女性の代わりに痛みを受けることは
男性として名誉なことなのだと教えている。いまのところ、男の
園児たちからの反論は無い。彼らも理解してくれているのだろう。
彼らなら、自ら進んで女性の盾となることができる、真の男に
成長してくれるだろうと、いまから楽しみにしている。