公立学校の教員が公務員である必要はないPart12

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177実習生さん
とりあえず、具体的な民営化の話をしようか。

今のところ、俺が思うベターな案は>>33で出てきた分業。

で、それに対する懸念事項は以下。
・エリート育成とおちこぼれ対策を実現するには能力別クラス編成が必要になるが、
中学生のうちから勝ち組、負け組が決定する恐れがある。
当然成績によってクラスの移動はあるだろうが、一旦下のレベルのクラスに入ると
授業もそのレベルで行われ、現在より「這い上がり」が難しくなる。

・学区制の廃止によって学校の特色が出るだろうが、子供に合った学校が近くにない
という事態が発生する恐れがある。

・おちこぼれ(不良が多いと思われる)をまとめて引きうけるのは相当な困難であり、
どうしても優秀な生徒を集める傾向の方が強くなる。
おちこぼれは中卒を余儀なくされるか、遠く離れた学校に通うことになる。

・予算が生徒の人数や地域性で決定するのであれば、事業努力は無意味になり、
経営者としての旨味はどれだけぎりぎりまで品質を落として儲けるかにかかってくる。
入学希望者を集めることが儲けにつながるというのであれば、僻地(島など)の学校を
経営したいと思う人はいなくなり、撤退を余儀なくされる。