教育学博士が教育について答えるスレッド-2

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154さおりん ◆y.XhExhfy2
>>152
文部科学省高等教育局大学設置事務室としてはそんなに安々と認可出しませんよ。
郵便業務をヤマト運輸が買収しなかったように、そういうオプションもありますよ、
こんなに開かれているんですよというアピールをしつつ実質は旧態依然としたものです。
それに国公立以外の教育業は崇高な建学の精神のもと、営利を主目的とせず行うという名目につき、
民業に自由開放したわけではないので誤解なきよう。
特例中の特例であるLECの陰に、100も200も落ちた認可申請書の山があることをお忘れなく。

認可申請書は紙一枚でできるものではありません。
設置の趣旨、設置の概要、教員数、校地校舎の面積を充足している証明の書類、決済の議事録、
理事長の申請書、学長の調書、学部長の調書、教員個人調書、講義内容、学則、学則新旧表、
一体どれだけの書類が必要だと思っているのでしょうか。
敏腕事務官が15〜20人が4〜5年かけてやっと作れる書類です。

審査が甘いといわれる、そして認可申請に係る経費・人材はコストをあまり考えず
用意できる市立大学ということで、かなり急ピッチで作っている例です。
ttp://www.city.sapporo.jp/daigaku/iinkai/iinkai01/iinkai01siryo03.html
この会議が開かれる前にお偉方の事前構想とかがあって開始したものでしょうから、
これでも3年はかかっています。普通の私立大学なら5年かかります。

教育は(良い意味での)聖域であることは残し続けるべきだと考えます。