障害児の子供を入学させる親 その2

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228実習生さん
 俺はくじ引きで池沼の世話係に任命され、隣の席でそいつの行動に目を光らせることになった。
 世話といっても、別に下の世話とかではない。そういう身辺自立はどうにかできていた。
 ただ、じっとして大人しく授業を受けることができない。
 騒いで周りの興味を引こうとしたり外へ出ようとする。
 授業の内容が理解できないせいか退屈で、教室にいるのが苦痛だったんだと思う。
 当然ながら、そんな行動をほうって置くわけにもいかないから注意するし、叱りもする。
 でも、効果がない。(だからこそ池沼なんだけど)
 先生も口頭で軽く注意するだけ。そして、○○(俺)、ちゃんとしないと駄目だぞー、と言うだけ。
 でも、ちゃんと、って、どうすりゃいいの。具体的な助言はくれなかった。
 何言ったって池沼の問題行動は止まらない。
 叩かなきゃ分からないって意見もあった。でも、そう言った人は教師や優等生な奴から批判されて沈黙した。
 それどころか、口頭での注意や脱走しようとしたときに手をつかんで止め、座りなおさせただけでもイジメだと言われた。
 でもそれをやらなかったら、迷惑被った人からは野放しにするなと批判される。
 いい加減キレて、文句言うならお前やれ、って言っても誰も代わってくれなかったな。
 それどころか、くじ引きで公平に決まった係を拒むとは何事だ、と教師から叱られた。
 教師のスタンスは、そういう子なんだから仕方ない、可哀相な子なんだから大目に見てやるべきだ。というものだったため、池沼がらみの不満を教師に言ったら叱られるし、優等生な奴からも批判される状況だった。
 だからその不満が世話係の俺に集中したんだと思う。

 教師は結局、自分が背負うべきリスクを俺に押し付けたんだろうな。
 いや、普通学級の教師が背負わされる筋合いのないリスクなんだろうけど。