872 :
実習生さん:03/08/01 17:25 ID:s+kwZFpm
慶徳校長の自己診断を否定する事実は無い
しかし、尾道市教育委員会と広島県教育委員会はこの事実は意図的に隠し、尾道市教育委員会報告書19ページでは、
「@校長権限が制約されていたこと 高須小学校においては、慶徳元校長は『学校運営に係る自己診断票』の中で、
『教職員が一方的に主張を繰り返し、職員会議が混乱したり延長を余儀なくされるようなことはない。』の項目に『一部に課題がある』と診断しており、
慶徳元校長の方針がそのまま受け入れられないなど、校長権限が制約を受けていたと考えられる。」との予断と憶測で慶徳校長の診断を歪曲している。
「運動会での国旗・国歌の実施や卒業証書授与式での年号表記等について、対立意見を質問の形で繰り返して慶徳校長を困惑させていた。」と時間的経過をも無視した断定をしている。
広教組は、尾道市教育委員会最終報告書と広島県教育委員会最終報告書の教職員の発言を時間的経過をおって整理(別紙資料8)した。
これによると、尾道市教育委員会や広島県教育委員会の主張する「慶徳校長と教職員との対立的なやりとり」もほぼ「運動会までで終わっていることになる。
日常的に慶徳校長と教職員とが対立関係にあったかのような報告書の記述は、19ページの「A校長を中心とする学校運営組織が確立できていなかったこと」の項で決定的となる。
「学校目標の実現に向け、校長を中心として教職員が一丸となって取り組む学校体制とはなっておらず、校長の意思や指示が徹底しにくい状況があった。」と何の根拠も無く断定している。
873 :
実習生さん:03/08/01 17:26 ID:QlFtH9Uh
示したソースのねつ造の根拠が(敵対する)組合のソースか。
最初から組合以外一切を認める気がありませんと言ったらどうだ。
874 :
実習生さん:03/08/01 17:28 ID:s+kwZFpm
>>871の疑問については、これを読むべし。
1567件の文書がおろされ、370件もの報告書が求められた
尾道市教育委員会と広島県教育委員会は、「2002年度、1567件の文書を高須小学校におろし、うち370件の報告を求めている」が、370件の報告が提出されなかったものがあるのか。
提出期日が遅れたという事実があるのか。
「学校目標の実現に向け、校長を中心として教職員が一丸となって取り組む学校体制とはなっておらず、校長の意思や指示が徹底しにくい状況があった」ことを証明する事実を示すべきである。
教職員は、「何もわからない」状態のまま拙速に高須小学校に赴任させられた慶徳校長を必死で支えたのだ。毎月、100時間を超えるサービス残業を強いられながら、ともに悪戦苦闘をしたのだ。
慶徳校長は、赴任するや教頭と校長室に籠もり、教頭と校長の二人きりの協議が6時間以上に及ぶことが、常態化していたことがわかっている。「校長さんは本当に何にも知らなかった。
校長先生との協議が連日、長時間続くので、教頭としての仕事が処理できなかった。教務主任が、教頭として処理しなければならない仕事を替わりにしてくれたので本当に助かった。そうでなっかたら自分も持たなかった」、
また、「教職員は、教務主任を支えてこの難局に対処していた。」のである。
「学校目標の実現に向け、校長を中心として教職員が一丸となって取り組む学校体制となっておらず、校長の意思や指示が徹底しにくい状況があった」という無責任な事実の一方的歪曲は絶対容認できない。
こんなにソースをだされても、逆にいかに巧妙かつ合法的に追い込んでいく
手法が確立しているかを教えているだけなの分かりませんか?
分かっていて圧力のつもりでやってますか?
捏造とか粉砕とかさ、いい大人なのにガッカリするよ。
877 :
実習生さん:03/08/01 17:33 ID:QtSmXvzz
>>874 >教職員は、「何もわからない」状態のまま拙速に高須小学校に赴任させられた慶徳校長を必死で支えたのだ。毎月、100時間を超えるサービス残業を強いられながら、ともに悪戦苦闘をしたのだ。
慶徳校長は、赴任するや教頭と校長室に籠もり、教頭と校長の二人きりの協議が6時間以上に及ぶことが、常態化していたことがわかっている。「校長さんは本当に何にも知らなかった。
校長先生との協議が連日、長時間続くので、教頭としての仕事が処理できなかった。教務主任が、教頭として処理しなければならない仕事を替わりにしてくれたので本当に助かった。そうでなっかたら自分も持たなかった」、
また、「教職員は、教務主任を支えてこの難局に対処していた。」のである。
これだけやった現場の教職員が何故責められなければならないのか?根拠を示していただきたいものですね。
>>877 これだけやった、って別に単なる文書でしょ。
その前提で話し合うなんて愚の骨頂。
100時間って一人当りか?
879 :
実習生さん:03/08/01 17:35 ID:QtSmXvzz
>>875-876 こいつ、他人に日本語勉強しろとか下らんこと言ってるけど、その反論がこの程度なの?
自分がしっかり勉強して、よく読んでみろ!!
880 :
実習生さん:03/08/01 17:38 ID:QtSmXvzz
878は、もはやまともに議論ができる香具師ではないな。
881 :
実習生さん:03/08/01 17:40 ID:QtSmXvzz
@ 校長の勤務実態についての調査結果
(ア)慶徳校長と教頭の勤務実態
5月22日、「高須小学校の学校警備保障の時間記録」(別紙資料1)と「教育委員会が校長に求めた提出書類一式」(別紙資料2)が情報開示された。
広教組調査委員会は、これまでに高須小学校教職員の超過勤務記録簿を入手し、月80時間を超える超過勤務が常態化していた事実が明らかにしてきた。
さらに管理職の超過勤務の実態を明らかにするため、高須小学校の学校警備保障時間記録簿を開示請求し資料を入手した。以下の表(表T)は、高須小学校の警備保障システムにより、職員室が開いた時間と閉まった時間を確認し管理職の勤務実態を推測している。
これによると、勤務日数を8日間で計算している2003年3月と夏期休業中の2002年8月をのぞいて、全ての月で超過勤務が150時間を超えていたことになる。特に10月は超過勤務が200時間を超え、休日も含め、全ての日で職員室が開かれている。
また、坂井教頭が不在になった2月15日から慶徳校長が自死する前日の3月8日までの超過勤務は159時間53分で、勤務日数の22日で割ると、一日平均の超過勤務時間は7時間16分となる。
「藤井教頭は本当に大変だったと思う。毎日のように、夕方から夜にかけて慶徳校長と話をしていた。だから脳内出血で倒れたのだと思う」
「校長先生は仕事が忙しく、4月の半分はホテルに泊まっていた。だから、5月になって尾道に家を借りることになった」
「坂井教頭は(5月に)赴任して毎日校長と6〜7時間話をしていた。(教育委員会から来る通知の説明や、職員への説明の仕方まで丁寧に教えていた)
校長と話をすることで坂井教頭は教頭の仕事があまりできなかった。教務主任が教頭の仕事を一生懸命手伝っていた」
「坂井教頭は12時くらいまで仕事をすることが多く、因島大橋のパーキングで仮眠して家に帰り、朝5時くらいに家を出る生活の繰り返しだった。『こんな生活をしていたら倒れますよ。少し休んでください』と職員が声をかけていた」
「校長先生は教頭先生が倒れてから、特に遅くまで残っていた。『戸締まりは私たちがしますから、早く帰ってください。』といっても帰らなかった。」
882 :
実習生さん:03/08/01 17:41 ID:QtSmXvzz
(イ)教育委員会から求められていた報告書
「校長に提出を求めていた提出書類」について、尾道市教委から情報開示されたものの総枚数は指示文と報告用紙で合計1260枚であった。
校長の多忙化につながったと考えられる提出書類については、6月16日、尾道市議会の総務委員会でも取り上げられ、尾道市教委の黒木学校教育課長は、
「2002年度学校へ下ろした文書は1567件あり、うち約370件について報告を求めた」ことを説明している。
高須小学校のセキュリティシステムは、朝の解除も夜のセットも、校長がやることになっていたらしい。
教員の「それは管理職の仕事だ」という理由で。
だからこそセキュリティシステムの記録で校長の超勤時間がわかったわけだろ。
だけど、それは校長は朝誰よりも早く来て、夜は最後まで残らないといけないことを意味する。
なんでそんなアホな決まりになったんだ?
ふつう、最初に来た教員が解除し、最後に帰宅する教員がセットするもんじゃないのか?
884 :
実習生さん:03/08/01 17:45 ID:QtSmXvzz
>>883よ、これを読め。
>>881 > 「校長先生は教頭先生が倒れてから、特に遅くまで残っていた。『戸締まりは私たちがしますから、早く帰ってください。』といっても帰らなかった。」
>>879 グダグダ文書書けばいいってもんじゃない。
読まねば「議論」にならない?何度も貼り付けてクドイだけだ。
疑問は単純だ
・何故自分らに非が完全に無い事にしたいのか?
→どんな事件だって、非がなくとも現場に居合わせれば責任を感じ、改善への
反省・提言があるものだ。あんたらの提言は教委が悪い、捏造だ、だけなのか?
欲しいのはその回答のみだ。
「誠意」のある回答をお願いしたいw
それに答えず、やっていない、協力した、俺たちは悪くない、日の丸だ、
君が代だ、捏造だ、粉砕だ、いつまでそんな事やっているんだ。自殺・
休職者がいつまで立っても減らない責任の一端が、あなたたちの「正
義」にあるぐらいはは感じろ。
慶徳校長は責任感が強かったんだろうな。
いい加減な人間か、あるいは部下を信頼して仕事を任せられる状況なら、部下に仕事を任せたんだろうけど。
887 :
実習生さん:03/08/01 17:48 ID:+WhDy7/W
>>884 自己正当化の弁明文を信用しろと?
この文が捏造でないという根拠は?
>>885 そういうことなんだよね。
PTAでさえ「われわれが校長を支えきれなかったのではないか」と責任を感じているのに、現場教員は「俺たちは悪くない。責任があるというならソースを示せ」と開き直りかよ。
人間のクズだね。
こんなやつらが教員をやっていると思うと情けなくなるよ。
890 :
実習生さん:03/08/01 17:53 ID:QtSmXvzz
>どんな事件だって、非がなくとも現場に居合わせれば責任を感じ、改善への
反省・提言があるものだ。
>>885よ、これを読んで考えろ。
「文部省是正指導の徹底」で多くの教職員が自殺に追い込まれた
尾道市教委と広島県教委の最終報告書は、ともに「今後の取組」について(文部省)是正指導の徹底を挙げている。1998年の「文部省是正指導」以後、どのようなことが、広島県の学校現場の教職員の間で起こっているのかを事実をもとに述べてみたい。
1999年2月28日の世羅高校の石川校長の自殺以来、校長5人、教頭1人、教職員6人の合計12人もが、明らかに自殺に追い込まれているのだ。この12人という数字は、広教組の調査により明らかになった人数である。
この他にご遺族の意向で、自殺でありながら不明、事故死、病死ということになった例を加えるとこれ以上の自殺者があることは間違いない。広島県教委が自殺者の数を明らかにしないので詳細はわからない。
校長の自殺だけではなく、同じ尾三教育事務所管内の因島高等学校で、2001年には4月と12月教員が続いて自殺した。「これは教育ではないあまりに理不尽」といって自殺に追い込まれた進路指導の教員とその後任の進路指導の教員と続いて自殺に追い込まれている。
同じ職場で、同じ問題で二人の教員が自殺したと思われるのに県教委は、真相の究明をすることもなく、未だに放置している。これは、明らかに「文部省是正指導」の「成果」の結果であると思われる。
広島県教委は、少なくとも年度を追った自殺者の数くらい明らかにすべきであし、その原因を調査し報告すべきである。
891 :
実習生さん:03/08/01 17:54 ID:QtSmXvzz
「文部省是正指導」が徹底されるとともに
病気休職者とりわけ精神疾患が増えている
次の表は、「文部省是正指導」が始まった1998年度からの県教委がまとめた病気休職者の数と病気休職者の中に占める精神疾患者の数と割合を示したものである。
【年度別休職者数】
区分 1997年度1998年度1999年度2000年度2001年度
精神疾患その他計 精神疾患その他計 精神疾患その他計 精神疾患その他計 精神疾患その他計
小18 597723628535649941621034574119
中 20 254527396626 3056352863383270
県立31386924426623 3659352964333871
計691221917414321784 130214111119230116144260
構成比%36.163.910034.165.910039.360.710048.351.710044.655.4100
注)休職者数は、前年度からの継続分と当該年度の新規分の合計
1997年度、191人であった病気休職者の数は、1998年度217人、1999年度214人、2000年度230人、2001年度260人と増加している。
その内精神疾患に罹っている人の人数と全病気休職者に占める割合は、1997年度69人(36.1%)、1998年度74人(34.1%)、1999年度84人(39.3%)、
2000年度111人(48.3%)、2001年度116人(44.6%)となっている。
「文部省是正指導」の徹底とともに、教職員の病気休職者の数が増加し、とりわけ精神疾患者の数や割合が高くなっている。
892 :
実習生さん:03/08/01 17:55 ID:QtSmXvzz
「文部省是正指導」が徹底されるとともに
若年退職者が増えている
次の表は、文部省是正指導が始まる前1997年度から2002年度末の小・中学校の退職者(広島市教育委員会分を除く)の状況である。
この調査では、文部省是正指導が始まる前の1997年度末の若年退職者の割合は、校長は13.6%(14人)、教頭44.4%( 8人)、教職員67.0%(71人)である。
「文部省是正指導」が進に従って勤務労働条件の劣悪化(サービス残業の常態化や執拗なトップダウンの教育行政等)に伴い、定年を待たず、学校現場に見切りをつける校長、教頭、教職員が増加していることがわかる。
特に、教員では、1997年度では33.0%が定年まで勤めていたが、2002年度では、14.0%にまで落ち込んでいる。校長は、97年度には、86.4%が定年まで勤めていたが、2002年度では、71.4%にまで落ち込んでいる。
893 :
実習生さん:03/08/01 17:56 ID:QtSmXvzz
このように、「文部省是正指導」は、教職員を精神的にも、肉体的にも追いつめている。
「文部省是正指導」以来、広島県教委から洪水のように降ろされる文書は、尾道市教委の場合、2002年度1576件あり、その内報告を求めた文書が370件あった。
370件の報告文書の内、尾道市教委が情報開示に応じた84件の報告文書は、1260枚に上っている。370件もの全報告書の報告枚数は、開示された件数との比率で予想すると5550枚になる。
「『調査・報告』あって教育無し、『管理』あって教育無し」の学校現場の状況が、浮き彫りとなった。「文部省是正指導」の本質である。
慶徳校長の自殺を利用して、広島県教委と尾道市教委は、更なる「文部省是正指導」の徹底などと述べているが、慶徳校長の死を冒涜するものである。
「文部省是正指導」によって教職員が、「調査・報告」のための文書づくりに追われ、無定量な超勤実態に追われ、肉体的にも、精神的にも疲弊している。もう、たくさんの教職員が自殺に追い込まれたのだ。
「文部省是正指導」を徹底すれば、必ず慶徳校長と同じような犠牲者を生むことを強く警告しておきたい。
>>890 教委と教組の対立で死人がでている。
以外に何か解釈できるのか?
895 :
実習生さん:03/08/01 17:57 ID:QtSmXvzz
以上、尾道市教育委員会の最終報告書と広島県教育委員会の最終報告書を批判検討してきた。両報告書とも、
2002年5月13日に慶徳校長が病気休暇を申請した際の病名と診断書の提出(最初、尾道市教委も広島県教委も病気休暇の申し出という事実も隠しており、広教組の指摘ではじめて認めた。)という重大な事実を組織的に隠蔽をしていた。
このことは、広島県教育委員会と尾道市教育委員会による組織的な権力犯罪である。また、病気休暇の申し出を受け付け無かったという事実は、明らかに法令違反であり、
その病気とその後の教育行政の在り方が原因で「公務死」に至ったとすれば、刑事告発も免れない刑法犯事件である。それが故に、組織的に「病気休暇を申請した」事実を関係者に口止めまでして組織的に隠蔽しようとしたのだ。
そして、自殺の原因が「教職員との対立、教職員によるいじめ」であるように報告書を捏造したのだ。
戒告等という行政処分で県民をごまかし、身内調査という最大の利点を活かして、責任を教職員とりわけ広島県教職員組合員に押しつけるという陰湿なやり方は断じて許すことはできない。
広教組調査委員会として、広島県教育委員会に第三者機関による徹底的な再調査を強く要請する。とりわけ、同じような手法でまとめられた「世羅高校校長自殺事件」についても同方法で、再調査を行うよう強く要請するものである。
896 :
実習生さん:03/08/01 18:02 ID:QtSmXvzz
>>889 議論するにも、何一つソース示さずに一方的に現場の教職員にも責任があると喚いているお前のほうが異常だよ(w
お前は、どうせ教員イジメを生業にしている「プロ市民」だろ。クソウヨには、どんなにデータやソース出しても通用しないということが分かったよ。
お前のようなクソウヨの相手は疲れるよ。まあ、お前を利用して、沢山貼りまくることができたけどね(w
是正指導前が、広教組と解同広島県連による学校支配という異常事態なんだから、文科省による是正指導は当然。
いまは広教組を叩き潰すまでの過渡期。
是正指導が貫徹したら、まともな教育現場に正常化されるよ。
>>896 PTA会長の手記など、ソースはこれまでいくつもでてるじゃないか。
なにを出しても、おまえらはソースがないと言い張るだけ。
だけど、問題はそんなところにあるんじゃない。
もう一度聞くよ。
慶徳校長の自殺に、現場の教職員は良心の呵責はいっさい感じないのか?
899 :
実習生さん:03/08/01 18:06 ID:r07sStA6
(ウ) 教職員と校長との関係
県教委や尾道市教委の最終報告は、「校長が教職員との関係で悩んでいた」とする事例を取り上げ、「校長権限の制約」があったとしている。
そのことを慶徳校長自死の原因に強引に結びつけ、これが「教職員との対立」「いじめ」という報道にもつながっている。
しかし、聞き取り調査では、校長との意思疎通で悩んでいたのは教職員も同様であったことが明らかになった。
「何もわからない」慶徳校長に対して、認識のずれが生じ、質問や意見が集中したこと、そのことは教職員にも悩みや不安としてのしかかっていたことが聞き取り調査からわかる。
県教委及び尾道市教委の最終報告で取り上げられている事例は、ほとんどが6月までに集中しているが(別紙資料8)、
慶徳校長から充分な説明がされなくても、教職員が質問を控えるようになっていったこと、校長の「病気」を気遣い言葉を選んで話しかけていたことなどがわかった。
また、教育委員会が提出させた校長の自己診断(6月17日締め切り)を見れば、
慶徳校長は、「職員会議などで校長権限が制約されることはないか」という質問項目に対して「はい」と答えている(別紙資料3)通り、校長が提案したとおり実施されなかった事例は一切ない。
900 :
実習生さん:03/08/01 18:07 ID:r07sStA6
「教職員との意見の違いは確かにあった。しかし、いじめとは全く違うものだった。
慶徳校長が赴任してすぐの4月3日、6年生の1名が転校することになり、6年生が4クラスから3クラスになることとなった。
そのため、クラス分けをやり直さなければならず、採用していた2人の先生(臨時採用職員)も辞めなければならなくなった。
時間割も組み替えなければならず、学校全体が非常事態となった。そんな状況の中で『何とかならないんですか』と教職員から意見が出た。
逆に落ち込んでいる校長に対して『学校ではよくあることですからあまり気にしないでください』と慰める教職員もいた。
このことを『対立』とか『いじめ』と言われるのなら全く違う。だが、学校現場やシステムがわからない慶徳校長にとってしんどい出来事であったのは事実だ」「慶徳校長は『私の最初の試練です』と言っていた」
「校長先生は自分の考えで職員会議に提案することはなかった。『教育委員会からの通達です』と必ず言った。最初は職員が意見を言うと驚いたような顔をしていた。カルチャーショックを受けているようだった。
(そのことで)みんなだんだんと質問を遠慮するようになっていった。」
「校長先生はいろんなことをすごく気にする方で、『うつ病』と聞いて話しかけるようにしたが、言葉を選ばなければならず話しづらかった。」
俺の言いたい事は
>>885 のみだ。
相手の批判だけをしているうちは、反省とは受け取れない。
大人だけでなく、子供の世界でも当然の事だ。
悲劇に対して、双方が反省しないのであれば、叩かれるのは
当然だ。それを、昭和何年の革命ゴッコかしらんが、それと同じ
次元でしか物考えられない時点で相当イタイ。
教委の問題点は分かった。じゃ、あなたたちはどうなんだ?
自分たちのした事の中の、原因と思える事だけを素直に
言えないうちはどうにもならん。
クソウヨとは思想的にどのポジションの事なのか?
具体的に教えてもらいたいものだ。
基本的に同源なんだから、あまり言わない方がいいと思うが。
902 :
実習生さん:03/08/01 18:08 ID:KjBndHF8
>>748 >PTAに迷惑かけてもいけないので、もうやめます。
真実をカキコするとPTAにどんな迷惑がかかるのですか?
903 :
実習生さん:03/08/01 18:09 ID:r07sStA6
「校長先生は教育委員会の指示どおりにやるしかなかったし、やろうとしたのだと思う。しかし教職員から見れば、4月になって急に『週案』(1週間の指導計画書)を書くように言われてとまどった。
4月当初は始業準備で一番忙しい時期であり、加えて昨年からシラバス(1年間の指導計画および評価計画)づくりが入ってきたことで目が回るような忙しさの中での「週案」の提案だった。
『21世紀の学校づくり推進事業』にしても4月になってはじめて聞いた。5.6年生の教科担任生にしても教職員と十分議論できているものではなかった。そんなものが一気にはいってきた。正直、『いい加減にしてくれ』という思いは教職員みんな持っていた。
慶徳校長の責任でないこともわかっていた。しかし教職員は、校長を通じてしか何もわからないし、校長に対して意見や質問をぶつける以外、方法はない。
納得していなくても、理解していなくても校長先生に質問しないようになっていった。慶徳校長の病気のことは教職員も心配していたから。「わからない専門用語を使って校長をいじめた」と言う誹謗中傷を聞くが、これは教育委員会の責任だと思う」
「『日の丸・君が代』の扱いについても昨年と違うことを急に言われた。校長先生にとっては提案に対して教職員から意見が出ることが意外だったようだ。教職員は不満はあったが校長の指示通り行った。最初は、認識の違いで校長先生とぎくしゃくすることもあった。
(しかし、世間話なども4月はじめからやっていた。)『5月には、尾道で家を借りたいがいいところはないですか』と教職員に相談するなどだんだん親しい関係になっていった」
「5月の運動会のプログラムも校長先生に事前に見せて、OKをもらっていた。
それを刷り終わった後で、尾道市教委から通達があったので、刷り直すかどうか校長先生は悩んでいた。教頭の替わりに尾道市教委から派遣されていた職員が『今のままでいいですよ』といったのでそのままになった」
904 :
実習生さん:03/08/01 18:12 ID:IEFWU1de
>>898 何の根拠も無いのにしつこく現場の教職員の落ち度を聞き出そうとしている。
何か尋問みたいだな。おそらく、898はどこかのウヨ団体の構成員で、うまく聞き出したら、また怪文書を流そうとしているのだろう。
905 :
実習生さん:03/08/01 18:13 ID:IEFWU1de
さてと、そろそろ「ウヨ基地が嫌がる真実」を連載しようかな!
906 :
実習生さん:03/08/01 18:13 ID:IEFWU1de
900も達成したし、ラストはウヨ基地が嫌がる真実を垂れ流そう!!
広島の民間人校長の自殺について
こういうことらしいからね(w
>広島県教組は、校長の勤務状況等客観的な事実を明らかにするために、校長・教頭・教職員の勤務実態の把握を可能にする学校警備システム記録、2002年度教委への報告書など年間提出書類、民間人校長研修会資料・会議録等の公表を県教委・尾道市教委に公開請求し、
弁護士や精神科医師などを含む第三者委員会による調査の実施を要求しています。しかし、県教委・尾道市教委は、すべての要求を拒否し、情報公開条例に基づく文書開示すら行わず、客観的な資料のすべてを隠蔽したまま(不開示の理由も明らかにしていない)、
4月11日の「中間報告」と何ら変わらない「調査結果」を発表したのです。
教育委員会側の対応に、心の底からの怒りを感じます。その経緯から見ても、県教委・市教委「調査結果」は、事実の隠蔽と捏造によって、教職員にその責任を押しつけようとするものに他なりません。
どうやら超勤などによる過労自殺。公務災害は明らか。広島県教委は自分達の責任が追求されることを恐れているようですね。情報公開条例まで無視するとは…。もはや教委は無法集団そのもの(w
広島県教委の報告はウソばっかりです。真実は以下のようですね。
>●親の介護のこともあり、自宅(広島市近郊の府中町)に近い学校への勤務を希望したにもかかわらず、尾道市への勤務を命ぜられた。高須校長は、赴任当初、自家用車・新幹線・在来線を乗り継いで勤務した。自宅に帰れない日も多かった。
●県教委でのたった2日間の研修後、すぐに着任。いきなりの4月3日、121名在籍していた新6年生の一人の転出。転出を思いとどまるよう校長が保護者の説得に入るがうまくゆかず、4学級編成が3学級編成に。
学級減により、2名の臨時採用職員を解雇。時間割の組替。校長は、このことに責任を感じていた。「たった一人のことで、こうなるのはおかしいですね。」(慶徳校長)このころPTA関係の夜の会合なども多く、相当疲労困憊していた。
●尾道市教委は、「教育改革推進」のために次々と新しい施策を通達。一般の教職員も、年間指導計画(シラバス)の作成などで連日連夜の超過勤務。
新しく下ろされてくる文書内容や書類の記入方法などは教委から校長のみに伝達されるため、校長は意味のわからない指示と文書の処理に追われる。
頼みの綱が藤井教頭であった。連日夕方から夜にかけて、教頭に質問した。仕事にかかるのは、校長も教頭もその後である。その教頭が、5月に脳内出血で倒れる。
●その直後、市教委に休職を申し出た校長に対して、「あなたの後ろには経済界がついているんですよ。頑張ってください。」と受け入れなかった。11月の転任希望にも耳を貸さなかった。
●今年2月に坂井教頭が心筋梗塞で倒れた後、「教頭が倒れたのは自分のせいだ」(慶徳校長)と責任を感じていた。坂井教頭も12時くらいまで仕事する事が多く、パーキングエリアで2時間くらいの仮眠だけで、翌日出勤するという生活が続くことも多かった。
●5月に藤井教頭が倒れた際には、市教委から午前・午後交替で職員が派遣されたが、2月に坂井教頭が倒れた後は、誰も来ない日があったり、来ても2時間程度だった。
●慶徳校長が「自死」した直後の3月9日夜、PTAの緊急総会で市教委の対応策を発表する。脳出血で療養・休職中の藤井教頭を3月10日付けで復帰させるというもの。藤井教頭からは、今年6月までの休職願いが提出されていたにもかかわらずである。
市教委のこの人権無視・人の命を何とも思わないご都合主義的な「教頭への復職命令」に、教職員全員が反対し、撤回に追い込んだのは当然の事である。
●県教委が、教職員との対立の根拠にしている運動会プログラムの件。広島教組の調査では、プログラムは職員会議で承認され、すでに印刷・配布されていた。この間に、校長と教職員の間に対立は見受けられない。
その後、「国旗掲揚、国歌斉唱」が印刷されていないことに、校長が気づいた。しかし、市教委から派遣されていた係長(すでに一人目の教頭は休職)が、「このままでいきましょう」と発言。その後、この件は職員会議でも触れられていない。
現場の人々の話です。
> 県教委・市教委は、責任が教職員側にあることを印象付けるために、教職員が総出で、事件にショックを受けた子どもたちへの心のケアや保護者への対応にあたっていた3月、教職員12名(全教職員の3分の1以上)を強制的に異動させることを発表しました。
高須小学校教員は、次のように語っています。
「こういう体質の尾道市教育委員会が、教育改革と称して次々に新しい施策を投入してくる状況の中では、高須小学校だからというのではなくどこの学校でも同様の事件が引き起こされても不思議ではありません。
文部科学省の意向をそのまま市町村教育委員会に命じる広島県教育委員会とその県教委に対して先取り率先して新しいことを取り入れようとする尾道市教育委員会。彼らの指導・命令は、2002年9月にも一人の小学校教諭を勤務中の突然死に追いやっているのです。
病気休養に入る学校職員は現在も増え続けています。」
広島県教委の「是正指導」と天下り教育長が広島の教育を腐らせている最大の癌です。
>文部科学省の意向を受けて、学校への競争原理の急速な導入とそのための行政による強度の締め付けと監視体制を横行させている広島では、すでにいくつもの人権侵害事例が報告されています。
尾道市での民間人校長「自死」事件は、人権を無視した県教委・市教委による校長への許し難い圧力の結果に他なりません。
広島県教委は、99年の世羅高校校長の「自死」以来、文科省による「是正指導」(「日の丸・君が代」や元号使用の強制、道徳教育の文科省「指導」通りの実施、組合活動への弾圧と教職員管理、
学校運営における校長権限の拡大、授業内容を含む学校運営のあらゆる側面への監視と「達成」報告の義務付け)を校長と教職員に強制してきました。
2000年以降、「義務教育改革ビジョン中期プログラム」を作成し、学校教育のあらゆる側面に数値目標を設定し、学校に「目標管理型マネジメント」に基づく運営と管理を強制しています。
民間人校長は、それを担う旗印でもあったわけです。「一校一研究」、「学校に新しい風推進プロジェクト」など、「○○プロジェクト」に多用される数値目標。
広島県教委は、地域ごとの学力テスト結果も公表し、地域間・学校間の競争を煽っていました。数値目標の発端にあったのが、教職員への徹底した職務命令と処分によって強制した「日の丸・君が代斉唱・掲揚率」の100%化であったのは誰もが承知していることです。
(不起立のみを理由とした処分と「心を込めて歌う」命令を憲法に問う「ココロ裁判」が闘われている北九州市に次いで、広島県だけが不起立のみを理由に数百人の教職員を処分。)
広島県教委は、「調査結果」の中で、さらに「是正指導」と「組織マネジメント」を徹底することこそ「慶徳校長の御遺志にそうもの」と結んでいます。この徹底した目標管理・数値管理の中で、人間の命は二の次とし、「殉職」やむなしの宣言を行ったのです。
>2003年06月22日
民間人校長自殺:
遺族、公務災害請求へ うつ訴えたが教委説得
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民間人校長として広島県尾道市立高須小に勤務中の慶徳和宏さん(当時56歳)が今年3月、校内で自殺したことについて、遺族が地方公務員災害補償基金同県支部審査会に公務災害認定を請求することが21日、わかった。
慶徳さんは尾道市教委へ「うつ」症状を訴えたが、「頑張って下さい」と説得されて校長を続け、連日残業が5〜7時間半に上った。
認定には、自殺の有力な原因が校長の職務遂行に伴うものだったという「公務起因性」が求められる。認められれば、銀行員から転身したばかりの民間人校長を支えられなかった教育委員会側の責任が、改めて問われそうだ。
県、同市教委は先月、それぞれの最終調査報告をまとめた。その中で、慶徳さんの体調について「02年5月13日に診察の結果、情緒不安定で休ませてほしいと市教委職員に相談した」と記していた。
しかし、県教委幹部は毎日新聞の取材に対し、「報告書や会見ではプライバシーに配慮し情緒不安定とした。病院で中程度のうつ状況と説明を受けていた」と疾患を認識していたことを認めた。
県、市教委は休養を求める慶徳さんに対し職員の派遣など一定の支援を示したが、「頑張っていただきたい」と精神的負担を大きくする説得を繰り返していた。
両教委は他の理由とともに「支援不足」を認めたが、公務起因性が認定されれば、慶徳さんを死に追いやった要因として、教委側の疾患に対する認識の甘さ、対応の不備が明確になる。
慶徳さんの勤務実態については、同県教職員組合の調査で、校長が管理していた学校の施錠時間(電子記録)から、超過勤務の常態化が判明。校長在任中の昨年4月からほぼ毎月平均150時間を超えていた。
3月1日から死亡前日の8日までに限っても平均7時間半だった。市教委で現在、確認作業をしている。
精神疾患関連の公務災害では、97年5月に自殺した広島県竹原市職員の遺族が「業務過重のためのうつ病が原因」と認定を求めたが、認められず不服申し立ての末、
本部審査会が昨年4月、「慣れない業務による強いストレスからうつ病を発症した」と認定している。
◆ことば=公務災害
仕事が原因で公務員がけがや病気になったり、障害を負ったり、死亡した場合。民間企業の労働災害にあたる。
地方公務員の場合、地方公務員災害補償法が根拠。本人または遺族からの請求書提出を受け、地方公務員災害補償基金(本部・東京)の都道府県または政令指定都市の支部が認定、損害を一定程度補償する。
請求書提出は、所属先と任免権者を経由する。補償の種類は、療養、障害、遺族補償など。申請から判断が出るまでには通常1年以上かかる。
認定されるには、職員が公務に従事していること(公務遂行性)▽公務と災害との間に相当の因果関係があること(公務起因性)の二つの要件を満たす必要がある。
自殺が公務災害と認められるケースは少ない。
最近ではサッカーW杯のセネガル代表チームを事前キャンプ招致した静岡県藤枝市の担当課長が自殺し、同基金が「誘致という特別な職務で正常な判断ができなくなった」と認定した例がある。
また、学校長の自殺としては、大阪市の市立小校長が、抑うつ状態と内臓疾患が重なったとして自殺したケースで、同基金が01年5月に初めて公務災害と認定している。
[毎日新聞6月22日] ( 2003-06-22-03:00 )
<校長自殺>休養願に「がんばれ」 うつの認識に欠けた対応
民間人校長として広島県尾道市立高須小に勤務中の慶徳和宏さん(当時56歳)が今年3月、校内で自殺した問題で、慶徳さんが「うつ」と診断され、休養を願い出た際の尾道市教委との詳細なやりとりが27日、分かった。
市教委は病状に触れず「頑張ってもらいたい」と慶徳さんを説得、「うつ傾向と聞いたが休ませねば、とは思わなかった」などと病状に対する認識の欠如を認めた。
慶徳さんは多数の知人に「診断書を出したが休養を認めてくれなかった」と話しているが、山崎建郎市教育長は「診断書は見ていない」と否定している。
尾道市教委が毎日新聞の取材に対し明らかにした。市教委の説明では、慶徳さんは昨年5月13日午前10時ごろ、山崎教育長を訪ね、3日前に教頭が倒れたことによる学校運営の不安と心労を訴えたという。
慶徳さんは「病院に行って来ます」といったん退出。近くのJA尾道総合病院を受診した後、午後2時ごろ再び市教委を訪れた。
面談は教育長室で行われ、山崎教育長のほか山岡将吉教育次長、黒木巖学校教育課長らが対応。慶徳さんは冒頭で「診察を受けた結果、『うつ傾向』と言われた。休ませてほしい」と願い出たという。
しかし、市教委は教頭不在による学校運営の不安が病気の原因と判断、市教委からの職員派遣などの支援を綿密に説明。
山崎教育長は毎日新聞の取材に「不安を取り除くことが一番の解決策と思った」と答えた。
約1時間半の面談で、慶徳さんが「休みたい」と言ったのは冒頭の1回だけ。後は支援策の説明を黙って聞いていたという。
市教委は、病名や診断の詳しい内容などを一切聞かず「診断書は見ていないし、慶徳先生が診断書を出すそぶりもなかった」と説明した。
一方、慶徳さんは後に、市教委との面談の様子を複数の知人に打ち明けていた。その1人は「慶徳さんは市教委に診断書を出したが、認められなかったと言っていた。
元銀行支店長の慶徳さんが、休養を申し出るのに診断書を用意しないわけがない」と市教委の説明を疑問視した。
また、元高須小の教諭は、面談の数日後に校長室へ呼び出されたという。
たばこの煙が立ち込める中で慶徳さんは椅子に座ってうつむき、「実は医師にうつ病と診断され、1カ月休めと言われた。市教委に休みたいと言ったが、ダメだと言われた」と告げたという。
ことば・うつ
憂うつで気分が落ち込み、気力がなくなり、日常生活に支障が出てくる精神障害の一種。アルコール依存症と並び、先進国で多いという。
主な症状としては、精神面ではイライラ、不安感、焦燥感、無気力、集中力の低下、考えがまとまらないなど。身体面では朝早く目覚める、寝付けないなど不眠が多く、そのほか全身のけん怠感や頭痛、胃痛、食欲不振、肩こりなどがある。
症状が悪化すると、自殺願望を抱くケースもある。抗うつ剤など薬物治療が有効で、精神障害の中では治癒率が高いとされる。
絶対的な分類方法は確立されていないが、米精神医学会の最近の分類では「気分障害」とされる。気分障害は、うつ状態だけの「単極性」と、気分が高揚して元気がよく、集中力も増すそう状態とうつ状態の両方ある「双極性」に分類される。
原因別で、なんらかの心理的、精神的ストレスをきっかけに発症する「心因性」▽きっかけは特になく、体質や遺伝などが原因と考えられる「内因性」
▽病気や治療用薬物の影響で引き起こされる「身体因性」に分類する方法もある。
気分障害による推計入院・外来患者数は約6万5000人(99年旧厚生省調べ)。最近は、うつではないが、健康な精神状態ともいえない「軽症うつ」が増えているという。
一方、経済苦や生活苦が原因でうつになる人が増え、自殺者増加につながっているとの指摘もある。(毎日新聞)
[6月28日3時11分更新]
転身、本意ではなく? 「銀行とのギャップ」
銀行マンから小学校長に転身して1年足らずで自ら命を絶った広島県尾道市立高須小学校長、慶徳和宏さん(当時56歳)。その死を巡っては「研修期間(2日)不足」や「国歌・国旗など教育現場での衝突」などが強調されてきた。
しかし、原因はそれだけなのか。これまで空白だった慶徳さんの行員時代から民間人校長の選考過程、再就職までを追跡取材してみると、「銀行と学校という組織のギャップ」などいくつかの新たな要因が浮かんできた。
慶徳さんが勤めていた広島銀行によると、民間人校長の推薦は01年11月、広島県教委から広島商工会議所を通じて要請があった。東京支店副支店長だった慶徳さんは、定年(56歳)まで1年だった。「55歳前後から出向や関連会社に行くのは普通」(同行)。
選考人事は、慶徳さん1人が候補になった。01年春の再就職先希望書に「学校関係」と記入したためだ。しかし、「イメージした仕事は、私学の事務や就職課の職員だったと思う」と説明する。
広島銀は地元の有力企業。「地元貢献」と、県教委から要請があれば積極的に応える立場にあったが、「初めに校長推薦の要請があったわけで、無理強いはしていない。銀行側のリストラでは全くない」という。
慶徳さんは97年、本店営業推進副部長から岡山県の笠岡中央支店長に赴任。北海道拓殖銀行破たんなどの金融混乱期を乗り切り、99年1月、東京支店副支店長に就いた。
同行関係者は「融資の判断が的確で早かった。指導力もあった」と振り返る。民間人校長として退任する際は「希望に燃えてあいさつしていた」とも。ところが、赴任して1カ月後、慶徳さんは休職を願い出た。
同行幹部は「元々精神的な疾患はあり得ない。銀行と学校ではストレスに差があったんでしょうか」と悔やんだ。元同僚は「先生向きの性格だったが、彼から教育に関心があるという話は聞いたことがなかった。
校長にと打診された時、『できる』と思ったのか、弱音を吐けなかったのか」と言葉を濁した。
他の出向者と同様、学校近くの支店長が定期的に慶徳さんを訪ねた。人事部も昨年末に慶徳さんに会った。「大変だとは聞いたが、自殺の予兆や弱音はなかった」
慶徳さんと同時期に広島総合銀行から当時51歳で広島県熊野町立熊野東中校長になった梶川誠さんは「企業と違い学校には具体的目標がなく、組織的に動くことに不慣れ。
希望して校長になったが、今も戸惑うことは多い。風土の違いに慣れるには時間が必要だった」と話している。
◆精神疾患で休職、10年前の倍以上
文部科学省の調査では、精神疾患で休職した教師の数は10年前(1129人)の2倍以上の2503人(01年)となり、病気休職者全体の5割近くに達している(同)。
大阪大大学院人間科学研究科の秦政春教授(教育社会学専攻)は「学校はストレスを感じやすい職場だ」と指摘する。秦教授の調査では、ストレスを感じる、イライラすると回答した教師が小学校で7割を超えた。
「仕事量の多さや保護者対応の難しさ、職員間のイデオロギー対立などが原因ではないか」という。
全国の自殺者数は98年に初めて3万人を突破した(厚生労働省調べ)。中高年男性の自殺が急増したためで、経済状況の悪化に伴う倒産、リストラ、無理な配置転換といった環境の変化が背景にあるとされた。
また、同省によると02年の自殺(未遂を含む)が対象となる労災請求件数は112件、認定は43件だった。98年(29件に対し3件)に比べ請求・認定とも大幅に増えた。
「勤労者心の電話相談」を行う関西労災病院(兵庫県尼崎市)心療内科・精神科の柏木雄次郎部長は「職場環境の悪化が原因で労働者が精神的に追い込まれ、自殺者が増えているとの認識が、行政を含めて定着してきている」と分析する。
>>904 > 何の根拠も無いのにしつこく現場の教職員の落ち度を聞き出そうとしている。
まだ言ってやがる。根拠はいくつもでてるじゃないか。おまえがそれを認めないだけ。
それに対して一方の当事者の言い分だけを、しつこく貼り付けている。
犯罪容疑者の「おれは悪くない、悪いのはあいつだ、ホレこの通り」という弁明をいくら貼り付けてもなんの証拠にもなりゃしない。
民間人校長自殺:
異動内定伝えず PTA役員には漏らす
民間人校長として広島県尾道市立高須小学校に勤務していた慶徳和宏さん(当時56歳)が今年3月、校内で自殺した問題で、同市教委は1日、慶徳さんが4月1日付で異動する予定だったことを明らかにした。
市教委は内示前に同小PTA役員に異動を漏らしながら、慶徳さん本人には伝えなかった。
一方、第三者を交えての調査を進めていた同県教職員組合(広教組)は1日、調査結果を発表。
聞き取り調査から、慶徳さんは異動希望を却下されたことが自殺の大きな原因になったと指摘し、毎日新聞の取材に「本人に異動を伝えず第三者の民間人に伝えるなど聞いたことがない」と批判した。
同市教委によると、慶徳さんの異動は人事権を持つ広島県教委から今年2月中旬に伝えられた。校長人事は通常、2月下旬にほぼ固まり、3月20日過ぎの内示直前に本人に伝えられる。
慶徳さんは3月9日に自殺したが、同市教委は「10日以降に伝えることができると考えていた」としている。異動先は、慶徳さんの自宅のある同県安芸郡の学校の予定だったという。
ところが、同市教委は内示に先立つ3月2日、PTA役員に慶徳さんの異動を漏らした。
この役員によると、2月末に市教委を訪ねて「本人の希望に沿った配置換えをお願い」していたところ、2日の地区駅伝大会で会った市教委幹部に「(慶徳さんは)異動の方向で進んでいます」と声を掛けられたという。
慶徳さんは民間人校長に応募する際、自宅から通え、小規模で運営が難しくない学校を希望した。
しかし、高須小は市内2番目の大規模校で、自宅からは新幹線などで約1時間半かかった。
一方、広教組はこの日発表した調査結果で、関係者の聞き取り調査から、慶徳さんは3月に市教委から「民間人校長だから簡単に代えられない」と言われ、大きなショックを受けたとした。
広教組の小早川健執行委員は「1年で異動させるなら、その前に休ませるべきではなかったのか」と話した。
広島県尾道市立高須小の民間人校長の慶徳和宏さん(当時56歳)が自殺した問題で1日、調査結果を発表した同県教職員組合(山今彰委員長、広教組)は、慶徳さんが「うつ病」との診断書を示して休暇を申し出たが、休暇を与えず、「口止め」もしていたと指摘。
長時間の残業など過重勤務も背景にあるとした。
調査報告書は、教職員や遺族らへの聞き取りを基に作成。慶徳さんの勤務実態、学校運営、民間人校長制度の調査結果を記載し、労働問題に詳しい山田延広弁護士と、京都女子大の野田正彰教授(精神病理学)の分析結果を載せた。
報告書は、教委側が存在を確認していないとする診断書について、「慶徳さんが昨年5月13日、JA尾道総合病院で中程度のうつ病と診断され、1カ月の休養が必要とする診断書を受け取っていた」としている。
診断書が出た後、市教委に病気休暇を申し出た慶徳さんに対し、山崎建郎・同市教育長は「頑張ってください」などと休暇を認めなかったという。
さらに、さらに、同日夜、同市教委幹部は慶徳さんに電話し、「病名は秘密扱いに」と口止めもしていたとし、理由について、「ことの重大性を最初から認識したが、保身のため隠匿工作を行った」と分析した。
同日、同県庁で会見した山今委員長は「診断書は遺族が持っていて、休養申し出の際に山崎教育長らも診断書を見ていたはず」と話している。
また、報告書は、慶徳さんら管理職の勤務実態を同小の警備を担当した会社の記録から読みとり、夏休みを除く毎月、超過勤務が150時間を超え、02年度に同市教委が各学校におろした文書は1567件でこのうち約370件について報告を求めた、としている。
この日、山田弁護士は「慶徳さんに超過勤務を11カ月にわたって強制した責任は重大」と県、同市両教委を批判。野田教授は「うつ病の治療の基本は休養と薬物療法だ。休養せずに働くなら、薬物療法は意味がない。
医者の指示があれば、雇用者には休養を与える責任がある。教委の責任は重い」と指摘している。