【広島】民間登用小学校長自殺関連 パート2

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838実習生さん
 野田正彰教授の予測通り、6月22日の毎日新聞は、県教委の幹部が「報告書や会見では、プライバシーに配慮し情緒不安定とした。病院で中程度のうつ状況と説明を受けていた」と病名を知っていたことを一面トップの扱いで報じている。
 当初、尾道市教育委員会と広島県教育委員会は、慶徳校長が5月13日に病気休暇願いを申し出た事実さえ隠そうとした。広教組の指摘で、マスコミ各社が取材するに及んで最終報告書の表現になった事実がある。
しかし、最終報告書は、診断書の存在、慶徳校長の正式な病名など、意図的に隠している。毎日新聞の報道にあった慶徳校長の病名を隠したのは、「慶徳校長のプライバシーに配慮した」と又もウソを重ねている。
なぜ、自らの保身のために「情緒不安定とした」と言えないのか。それは、この病気が、治療対応を間違えると患者を死へ追いやる病気であることを知っていたからである。
839実習生さん:03/08/01 16:39 ID:gDcwg5HB
(2) 何度も休ませて欲しいと申し出ていた

 しかし、慶徳校長の病状は、尾道市教委、広島県教委の「回復されつつあった」という報告とは裏腹に、回復どころか、「うつ病」の症状は深刻になって行っていた。
慶徳校長は、勤務のため日中の受診が難しいJA尾道総合病院から精神科診療所へ治療医を替え、5月13日以後、向精神薬、睡眠導入剤の服用を続けていた。「元気になった」
「回復されつつあった」という素人の外見上からの判断は、薬の力を借りた慶徳校長の仮の姿だった。
 尾道市教育委員会、広島県教育委員会の最終報告書は、「表情が明るくなった」「元気になった」「回復されつつあった」と記述した後、次のようにまとめている。
 「11月下旬に、尾道市教育委員会職員は、8月から通院し、薬を服用していることの報告を慶徳元校長から受けた。
その後においても、慶徳校長との面談を通して健康状態を把握するとともに、円滑で効率的な校務運営ができるよう指導助言等を行い精神的負担の軽減が図られるよう努めてきた。
また、人事異動については、本人の意向を確認し広島県教育委員会に要望し、検討が進められていた。」(P19、太字は広教組調査委員会)
840実習生さん:03/08/01 16:40 ID:gDcwg5HB
 報告書のこの部分は、極めて重要なポイントである。尾道市教育委員会と広島県教育委員会が、先にも述べたが、慶徳校長の「うつ病」は回復していなかった事実を承知していたことを自ら認めているからである。
「その後においても、慶徳校長との面談を通して健康状態を把握するとともに」、「指導助言等を行い」、「精神的負担の軽減が図られるよう努めてきた」にもかかわらず、慶徳校長は自殺に追い込まれたのだ。
@ 誰が、何時、どこで、どのような方法で、何回、慶徳校長との面談を行ったのか、面談の時の詳細な記録のすべてを尾道市教育委員会と広島県教育委員会は公表しなければならない。
A 尾道市教育委員会と広島県教育委員会が行った「指導助言等」の具体的な中身を公表しなければならない。
B 尾道市教育委員会と広島県教育委員会が「精神的負担の軽減が図られる」と判断できた具体的な根拠と対応を相談したであろう専門精神科医の名前とアドバイスの具体的な中身を公表しなけれならない。