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実習生さん:
厨房の頃、吹奏楽部だった。
どこにでもあるような普通の公立中学だったけど全国大会の常連だった。
朝連は7時〜8時半
放課後は3時ごろから冬は5時半、夏は6時半まで練習してた。
休めるのは年末年始の5日間、お盆の3日間、試験中だけ。
あとは日曜日も夏休みもなく、弁当持ちで登校して朝9時〜6時半まで。
近所から「音がうるさい」と苦情が来るので
真夏の暑い時も窓を締め切って練習。
エアコンなどという高級なものはなく、うちわで扇ぐだけ。
休憩の5分間だけ窓を開けて換気。
練習、練習で成績が下がると親からクレームがつくので勉強もしっかりやれ!と言われ、
制服やカバン、髪型など生活指導の検査でひっかかるといけないからと厳しく指導。
どこかでブラバンは軍隊のようだと言っていたけど、本当にそうだったと思う。
当時はそれが当たり前だと思って、優勝に向けてわき目も振らず頑張っていたけど、
今にして思えば、あれは指導者の実績のため、自己満足のために
頑張らされていただけなんだと思う。
「素晴らしい」と勘違いするほどに感覚が麻痺していた。
公立中学の部活としては大幅にやりすぎだったと思う。