TPPに対する経済学者の反応

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790名無しさん@お腹いっぱい。
>>789
おや、ようやく冷静に議論できるスタイルにされましたね、立派です(笑)
で、ようやく私もあなたのリクエストに応える気が起きましたので、以前TPP石破スレ(ν速)で書いたやつ貼ります
よく勘違いする人がいますが、引用以外は全文私が書いたものです

GDPが、0.7%〜2%増加する、これは低成長にあえぐ日本経済にとって非常に大きいです
池沼はGDP増加をメリットとして見ないようですが、こんな具合しかGDP成長してないのに
ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4400.html
関税撤廃のGTAPモデルだけで0.7%、諸効果を含めれば2%程度増加するという説に私は乗ってます
ttp://www.yomiuri.co.jp/job/news/20130320-OYT8T00369.htm
低学歴安倍が逃げ腰で言うGNIと違い、GDPは国内総生産です、要は国内企業の所得です
まずはこれが何よりも最優先で挙げられます

次に、日本の6重苦と言われているものの、2番めか3番目に重いものの解消です
1番目は無論円高、そして2番めは私は「自由貿易協定への対応の遅れ」だと考えています
ttp://kotobank.jp/word/%E5%85%AD%E9%87%8D%E8%8B%A6
▽円高▽高い法人税率▽自由貿易協定への対応の遅れ▽製造業の派遣禁止などの労働規制
▽環境規制の強化▽電力不足

円高がある程度解消した今、日本という国が製造業から見ていい環境に戻していくことで、
日本の製造業の空洞化の防止、出て行った製造設備の取り返しが可能だと私は考えています
何故なら、日本て世界2位の市場ですから実は(笑)
米国は既に、むしろ新興国の労働賃金上昇を受けて国内回帰の動きが起こっています
ttp://www.tbr.co.jp/pdf/sensor/sen_151_01.pdf
曲がり屋の大前研一あたりが否定してますが、あいつはああやって注目浴びる商売ですから(笑)

(上の続きで、ダメージはどうだという質問に対して)

いえいえ、まっとうに聞いていただき感謝します
損失は、おそらく農水省の池沼試算の半分程度、農業に打撃があり、他に特に無いかと
農水省の試算はひどいもので、1回めはコメが9割壊滅だったのに、
ttp://www.maff.go.jp/j/kokusai/renkei/fta_kanren/pdf/19_hinmoku.pdf
非現実的と批判されて、約2年後の試算では32%しか壊滅しないような試算に変更しています
ttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/dai5/keisan.pdf
農水省は自省利権のためにTPPでいかに予算を獲得するかに奔走しており、
被害をことさら極大化させた試算を出しています
当然、これが全部ウソとは思いませんので、「話半分」が該当すると踏んでいます
つまり農業分野で1.5兆円、これが「関税即時撤廃」の被害です

一方、金融はこれ以上被害受けようがないほど自由化されており、
皆保険やその他言われている問題もほぼ反対派の捏造、基本他に無いかと思います
もともと、過去日本は自由貿易でほぼずっと勝者であり続けた稀有な国です
プラザ合意後の円高不況のその後に、「Japan as No.1」が出版されたように、
リーマン・ショック後の次のこれからの時代、日本の黄金期が再び来ると思っています
それを、より拡大するのがTPPです

上記農業の具体的品目は、コメ・乳製品・サトウキビ+α程度じゃないでしょうか?
そしてコメと乳製品に何らかの対応をすれば、この被害も極端に減る、そう思っています