ナチスドイツの経済政策を語ろう

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12経済学者
>>9-10キミキミぃ。


財源は適正規模をはるかに上回る赤字国債、
しかも、それだけでは足りずにダミー会社が発行する
メフォ手形なる偽装国債を発行して、補った。
しかも、その大半を再生産を行わない軍需に突っ込んだものだから
1939年にはもう財政は完全に火の車。戦争やらなきゃどうしようもない
状態に陥っていた。

ついでに、国内産業の過剰な保護のせいで、ドイツ工業の
国際競争力の低下も著しく、その結果として当然、外貨準備高の不足も
危険な水準に達し、軍需生産に必要な鉄鉱石などの資源の購入
にも支障をきたしはじめていた。
評価の高いアウトバーンにしたって、当時のドイツの自動車普及率を
考えるに不要なものとしか言い様がない。

ぶっちゃけ、ヒトラーの経済政策は、瀕死の重病人に覚醒剤を
たらふくぶち込んで、空元気出させるようなもの。
とてもじゃないが、まともに評価できるようなシロモノではないね。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 00:51:28 ID:KIAm5M6L
>>12
やっとまともな議論が始まりそう

メフォ設立初期に振り出したメフォ手形の償還が始まったのが1939年ですよね?
だからポーランド戦を前にして財政はニッチもサッチもいかなくなっていたということですか?
ある時点を気に一気に崩壊するという点でサブプライムローンみたいなものとイメージしていいのでしょうか?

ポーランド戦を皮切りに始まったドイツの滅茶苦茶な侵略戦争は
外国資本が引き受けていたドイツ国債の実質上のデフォルトと考えていいのでしょうか?

戦争中はメフォ手形の償還はどうしてたんでしょうか?
特別立法かなにかで先延ばしですか?
14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 01:04:09 ID:KIAm5M6L
ん?メフォ手形は約手じゃなくて為手みたいですね?
振出人が軍?で支払人がメフォ(実際はライヒスバンク)、受取人が受注企業ですか?
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 10:54:58 ID:yfkRRRtA
賠償金支払いの凍結と公共投資による特需に過ぎないしなんのことはないだろうけどワイマール共和国の異常なインフレってのはあれは何が原因なんですか。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 11:59:41 ID:3WKiWOUi
>>15
「ワイマール時代のインフレはベルサイユの賠償金のせいだ」という間違った知識が
ドイツをよくしらない人の間で流通しているが、実はこれは間違い。
インフレが起きたのはそれ以前の第二帝政期の拡大財政で乱発した国債償還のため。

また、「公共投資による特需に過ぎない」と言うが、
実はその公共投資の原資の調達方法にナチスドイツの罪がある。
ドイツ国民を欺いた罪。
1710:2008/01/29(火) 14:20:25 ID:vh6nMQS5
>>12
>財源は適正規模をはるかに上回る赤字国債、
>しかも、それだけでは足りずにダミー会社が発行する
>メフォ手形なる偽装国債を発行して、補った。
>しかも、その大半を再生産を行わない軍需に突っ込んだものだから
>1939年にはもう財政は完全に火の車。戦争やらなきゃどうしようもない
>状態に陥っていた。
現在のアメリカそのものだな。

>ぶっちゃけ、ヒトラーの経済政策は、瀕死の重病人に覚醒剤を
>たらふくぶち込んで、空元気出させるようなもの。
>とてもじゃないが、まともに評価できるようなシロモノではないね。
ホワイトハウスに同じことを言ったらどうでしょうか?

上記の経済政策の問題点はヒトラー固有のものというより、資本主義の問題点だね
1810:2008/01/29(火) 14:28:56 ID:vh6nMQS5
>>13
>メフォ設立初期に振り出したメフォ手形の償還が始まったのが1939年ですよね?
>だからポーランド戦を前にして財政はニッチもサッチもいかなくなっていたということですか?
ヒトラーの脳内では通貨発行益(シニョリッジ)で解決する予定だったようだ。
インフレになるのは確実だけど。

ポーランド戦はダンチヒを救う目的だったんだけど、無関係だった英仏が介入してきた。
ヒトラーは和平を申し出ているように、英仏とは戦うつもりはなかった。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 14:29:31 ID:8IFEtnaS
全体主義経済!! 日本の軍国経済!
2010:2008/01/29(火) 14:41:30 ID:vh6nMQS5
>>16
>「ワイマール時代のインフレはベルサイユの賠償金のせいだ」という間違った知識が
>ドイツをよくしらない人の間で流通しているが、実はこれは間違い。
>インフレが起きたのはそれ以前の第二帝政期の拡大財政で乱発した国債償還のため。
インフレが起きたのはどう考えても「わざと」だけどな。
中央銀行システムの欠陥にユダヤ人が付け入ったのだと思う。

>>19
日本は1990年代後半まで全体主義経済だったけど。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 15:46:40 ID:2QfKvHZg
英とは和平結ぼうと奔走してたから
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 19:56:41 ID:Q0HnCbPw
>>17
おまえ経常収支と財政収支の区別がついてないだろw

>>18
英仏はポーランドと軍事同盟を結んでいるから無関係なはずないだろw

>>20
国債償還のためだろw


ちょっとID:vh6nMQS5いいかげんにしろ、おまえマジでここから消えろや
ここは経済学の板だ、おまえはこの板にいるにはレベルが低すぎる
2310:2008/01/29(火) 22:48:33 ID:vh6nMQS5
>>22
2chが高レベルだと思っていたのか。
お前が仕切る権限なんかないけどな。

>おまえ経常収支と財政収支の区別がついてないだろw
意味不明。アメリカは財政と貿易の両方で赤字を抱えている。
慢性的な財政赤字体質で、産業は軍事産業しかないから戦争はせざるを得ない状況。

>英仏はポーランドと軍事同盟を結んでいるから無関係なはずないだろw
お前の論旨だと「借金を踏み倒すために戦争をはじめた」はずなのになんで
ヒトラーは英仏が介入してくるはずが無いと踏んでいたんだ?

>国債償還のためだろw
勉強不足というより思い込み。

もう一つ突っ込んでおくと>>12は低レベルな歴史板からのコピペだからww
24名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 22:53:42 ID:vh6nMQS5
>>12でもう一つ付け加えておくと
いま日本のトップ企業のトヨタは保護関税政策で育った会社だ。
そんな会社が、自由主義経済を振りかざしているのはご都合主義だな。
なんで国内産業保護が悪いんだ?
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/30(水) 11:52:43 ID:CclrgcqH
>>23
>意味不明。アメリカは財政と貿易の両方で赤字を抱えている。
>慢性的な財政赤字体質で、

>「借金を踏み倒すために戦争をはじめた」はずなのになんで
>ヒトラーは英仏が介入してくるはずが無いと踏んでいたんだ?

>なんで国内産業保護が悪いんだ?

これはウケるwww
保存した。
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/30(水) 11:54:40 ID:CclrgcqH
>>23-24
大学どころか高校も出てないだろ
27名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/30(水) 19:58:58 ID:vrwHnp/3
>>16
賠償金支払いに加えて帝政期の国債償還ってのはあまり関係ないと思うんですけど。貨幣が紙切れ化して価値を持たないなんてとこまでいったってことはやっぱりなにかしら愚策があったか、策謀が影響しているとしかおもえないんですけどね。
どうなんでしょう。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/31(木) 02:41:37 ID:YEOgPKJZ
>>27
帝政期の国債が次々と償還期を迎えたので止むに止まれず通貨量を増やしたんですよ
それでハイパーインフレになったんです
帝政期にも既に財政政策は持続不可能な状態になっていたわけです

その後のナチスドイツ時代も同様に1934年に始まったメフォ手形振り出しの償還が
1939年から一気に来たので債務不履行が避けられない状態となったのです
つまりナチスドイツの財政政策も帝政期の拡大財政と全く同じで持続不可能なものでした
通常の政策では再度のハイパーインフレとなる通貨大量供給を行うしか
国債とメフォ手形の償還方法がなかった
メフォ手形についてはメフォという幽霊会社を作ってそこを支払人としたので
関係者以外が全部騙された
国債については欧米の債権団が持っていたのでこの償還を不履行にしてしまえばよい
つまり戦争です
もう一つ、侵略戦争をしてポーランドなどの財産を略奪すれば債務がかなりオフバランスができるというソロバンもあります
しかし、国債とメフォ手形の大量発行をして軍備増強をしていた事実から判断して
ナチスドイツの侵略戦争は間違いなく確信犯ですね
泥縄ではない
はじめから侵略戦争を意図していたものです
ナチス幹部はニュルンベルク裁判などなくてもドイツ国内の法律で詐欺罪・謀殺罪・窃盗などどうとでも裁くことができたはずです

29名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/31(木) 14:19:55 ID:bTm78pK4
>>27
財政赤字―とくに、国債の発行残高が上昇することによる―の結末がいかなるものであるのか。
これについては、歴史的事実から知ることができる。

第一次世界大戦後のドイツでは、敗戦などの結果、実に1兆倍というハイパー・インフレイションに見舞われ、
連邦財政は勿論、国民生活も破綻した。その原因として、当時の帝国政府が抱いていた「短期決戦思考」があげられる。

元々、ドイツ帝国時代の末期に、帝国(連邦。Reich)の国家財政は悪化の傾向を示していた。
しかも、ドイツの戦費調達における公債の依存度はアメリカやイギリスよりも高く、ドイツは戦勝による他国からの賠償金を頼りに戦争を進めた。

戦費を調達するための増税が全くなされなかった訳ではなく、1915年に帝国銀行戦時税が創設され、1917年および1918年にも増税がなされているが、
戦況の改善にはつながらず、むしろ、1916年以降に公債の未償還率が上昇していった。
このことは、財政赤字、債務の拡大が、国に、そして国民全体に、いかに破壊的な、あるいは破滅的な影響を及ぼすのか、ということを教えてくれる。

http://kraft.cside3.jp/finanzrecht06-2.htm