9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
僕が知り合いの自民党員にした質問
ちなみに、「お説ごもっともです」と一言だけ返ってきました。
1.郵政民営化といっても、それは政府の定めた法律に従う特殊法人となるので
はないですか?
1)価格設定・諸規制など監督権は相変わらず政府にあるのではないですか?
預金金利の設定、預金高上限その他もろもろ。
2)その法律では職員は準公務員としての資格と責任が与えられるのでは?
民間資格にしちゃうとリベートもらい放題になりますので。
もともと政府が行ってきた事業には、政府が行ってきたなりの理由がありますの
で、その理由が解消されない限り、1)2)の制約がつきまとい、完全な民営化など
ありえませんよね?
2.郵政が民営化して、財政投融資がなくなったとして、340兆の預金残高の
行き先はどこになりますか?
1)民間企業に融資するなどという芸当ができますか?
現在デフレで金余りであり、民間銀行だって貸出先探しに苦労しています。
2)結局、政府の監督の下で運営はお手盛り、天下りで元役人がにらみを利かし、
政府事業への融資が中心となるのではありませんか?
3.民営化すると、国会議員のチェック対象から少しですが縁遠い存在になって
しまいませんか?
4.赤字の場合は、優先株や貸付を通じて結局、国庫から補填するのではありませんか?
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/03(金) 02:23:16 ID:Dkggp+/i
5.財政投融資の政府保証は、政府が「徴税権」と「通貨発行権」を持っている事から
付与される国内最強の信用だと思います。政府保証を無責任なものと言ってしまうの
は、国の持つ責任と権限を放棄しているのではないですか?
6.郵便貯金で直接国民から集めようが、一回民間銀行の預金を経由して調達し
ようが、お金の色は一緒ではありませんか?政府の支配下にある企業が民営をう
たって一般の人から直接金融で資金を集めるのも一緒じゃありませんか?
財政投融資はもともと政府の予算の制約を離れて民間の資金を有効に活用しよう
と言うもので、日本以外の国でも行われている制度ですよね?
1)以前は、借入金利を抑えたために、市中銀行から借り入れる事が難しく、それ
自体が政策金融の必要性を温存してきたという問題がありましたが、この点につ
いては、財投債を使った金利の市場化で実現できているのでは?
2)貸付先の事業のチェックは、郵貯側の審議事項ではなく、その事業の予算審議
で実現しなければならない事ではないのですか?
「政府保証」は特殊法人が勝手に押すハンコじゃなくて、予算を審議した国会議
員が付与するものだと思います。ここの予算統制が出鱈目なのが問題であって、
それは郵貯の問題じゃないわけです。
仮に郵貯がなくなり民間金融機関から資金調達しても「政府保証」がある時点
で、安全確実な貸出先である事は変わりないわけです。きちんとした金利をつけ
たら「特殊法人の借金?お断りします!」と言うようなモラル優先の判断する銀
行は無いと思いますよ。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/03(金) 02:24:28 ID:Dkggp+/i
7.民営化論議は議員さんの本来の仕事からの逃避ではありませんか?
議員さんの仕事は、国民の代表として特別会計まで含めた予算の審議を行うのが
仕事であり、特別会計には公社・特殊法人の貸し借りまで含まれていますよね?
それゆえ、族議員とか抵抗勢力とかいう言葉が生まれるわけで。
つまり民営化論議は「国会議員じゃ管理できません」という前提で成り立つもの
ですよね?それに対し、「どうしたら管理できるのか?」を何故考えようとしな
いのかが、とても疑問です。
8.もし、「甘い関係」という言葉どおり、特定個人が利権を握って個人的な便
益を得ているのであれば、それは犯罪であって、検察が動くべき話ではありませ
んか?
本来は、政治と金、特定個人の影響力の縮小という形で、国会議員が自己改革を
目指すべきではありませんか?同時に、天下り・行政と金の問題も改革して欲し
いのですが。
9.これらの流れから、結局、これは見かけの改革であって、既存の問題を温存
するもので、別の人(要するに監督省庁となるであろう財務省)が自分の都合が
良く使えるようにするための改革じゃないのか?と思ってしまいます。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/03(金) 02:25:29 ID:Dkggp+/i
10.郵貯について言えば、本来は「段階的廃止」が正解なのではないですか?
特殊法人として存続させてしまったら、廃止できないじゃないですか?
なお段階的廃止の方法は、政策的な高金利の廃止、預金残高の上限の縮小、名寄
せの徹底、地方支店の売却です。で、金額を減らしていって最後にどこかの銀行
に事業売却すればよいと思っています。現時点では、メガバンク4つ(UFJが東
京三菱と一緒になるのでそのうち3つに減りますが)の合計より預金残高が大き
いので、1年2年では無理です。10年20年かけてやる話だと思います。
僕は大学生の時から、郵貯の段階的廃止論者でした。
11.特定郵便局はフランチャイズとして存続
特定郵便局はFCが無い頃にできたFC類似の制度です。当時の制度ですから管
理が甘い点がいっぱいあります。いっそ、FC化しちゃえば良いかなと。要する
に存在が間違いなのではなく、制度が間違っているという視点です。その上で郵
貯から地方銀行へATM・窓口機能を移行していけば、田舎郵便局の問題の大半
が解消するんじゃないかなと思います。
12.民営化した郵便貯金は普通銀行になるのですか?
なったとしたら、企業としての運営はどうやって形作るのですか?
メガバンクですら苦心惨憺管理している銀行の規模より更に大きな銀行を、まっ
さらの状態から作るのですから、さぞかし組織・人員面で大変だと思います。
なんというか、他にも色々な改革やっていますが、流れを見ていると極力国会議
員の影響力を排除して、一見民営化したように見せても監督権で縛り、官僚統制
国家にしようとしているように見えるのですよ。それにはいくら自民党員だから
といって賛成することはないんじゃないかと思うわけです。