Nevada Economic Report ってどうよ?

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45金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
えー、預金封鎖について若干本などを読んだ者です。いかの文は色々な資料からの寄せ集めです。

戦後の預金封鎖は1946年に行われました。当時の社会背景を羅列すると以下のとおりです。
 @超インフレ(インフレ補給金政策)
 A公職追放、財閥解体、農地改革等の超改革
 B実物資産価値の破壊(空襲による)
 C莫大な戦時公債残高


 @超インフレ(インフレ補給金政策)
そもそも戦後のインフレの原因は、Cの大量の戦時公債の発行による多額の臨時軍事費支出
にありました。現在のわが国でも大量の公債発行が行われましたが、インフレにはなっていません。
この辺りは当時とは状況が正反対です。
インフレを終わらせるために、預金封鎖と財産税の施行を同時に行いましたが、インフレは
預金封鎖後も続きました。インフレ補給金政策とは、日銀引き受けによる復興債の発行などです。
インフレが安定するのはGHQによる経済安定9箇条などの政策が行われてからです。
インフレ補給金政策は、まさに今日銀が行っている金融緩和と同じではないでしょうか。
GHQ管理でインフレが収束したというのも、現在ならIMF管理になってやっとそれが
収束することを彷彿とさせます。

 A公職追放、財閥解体、農地改革等の超改革
これは皆さんよくご存知でしょう。GHQによって有無をいわさず進められました。
現在に当てはめれば、聖域無き小泉改革が当てはまります。

 B実物資産価値の破壊(空襲による)
都市部の資産価値は惨憺たるもので、唯一残っていた資産価値が国民の預貯金だったそうです。
これも、地価下落等現在の状況とあまりにも接近しています。

 C莫大な戦時公債残高
戦争で無理な出費を重ねてきたために、わが国の財政は破綻していました。さぞ恐ろしい額の
公債残高だとお思いでしょうが、今の日本円になおしたら、今の方が当時の公債残高を少し
上回っています。

 さて、以上より今後預金封鎖が行われる可能性ですが、大幅なインフレが本当に起これば、
当時と今との違いはほとんど消え失せ、可能性は高いと考えます。しかし臨時措置ですので、
直接的な引き金は金融機関の破綻でしょう。そういう意味では今年の9月というのは早すぎるか。
 さて、預金封鎖とインフレでどのような行動を取った人が儲けたかといいますと、封鎖預金で
土地を購入した人たちでした。第2封鎖預金は土地購入に充てることができたらしい。今回
預金封鎖がなされた場合、そのような措置が取られるかどうかは定かではない。
 では預金封鎖の目的は何だったのかということですが、まずは臨時財産税の網をかけるための
手段であり、なぜ臨時財産税をかけたかというと、財政再建とインフレの抑制のためでした。
ですから預金封鎖と臨時財産税は切っても切れない仲なのかもしれません。
 私は、預金封鎖が起こるかどうかが問題ではないと思います。インフレが起こるかどうかが
問題なのだと思います。