なぜITバブルが起きたのか?

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1( ´∀`)
なぜかあまり話題にならないが、どうしてアメリカで
ナスダック市場を中心としたハイテク株のバブル化が起きたのでしょうか?

はたから見ると、アメリカ人って馬鹿すぎるって思うほど
ハイテク/インターネット企業を過剰評価していましたね。

どうしてアメリカでバブルが起きたのか説明していただきませんか?
2名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 10:12
簡単さ、IT産業自体の未来性は確実、後はどの企業が金の卵か見分け
るだけ、それだったら玉石混交の企業全部買えばその中に金の卵を生む
ガチョウがいるはず、残りのガチョウの損金は金の卵で相殺してもまだ
儲かるはずだからIT株は全部買いだ。というお粗末な理論でした
3名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 10:19
バブルは資本主義の宿命。
祭り上げる対象はそれこそインターネットでも土地でも
チューリップでもなんでもいいのよ。
 将来を担保に現在からゼニをかき集めるというやり方
は箱モノ行政と根本的に一緒。その未来を薔薇色に見せ
る術にたける詐欺師が多い分、よりタチが悪いといえな
くもない。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 10:23
たしかにバブルの形成と破綻の繰り返しが資本主義の一つ現実だと
言われると否定できないし、それがないと資本主義ではないでは
ないかとも思う。
5名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 10:28
ナスダック自体が隔離板だということもある。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 16:16
「ニューエコノミー論・ITバブルの幻想」
ITの高度化・普及は企業の生産性を向上させる。

企業の労働需要は減少する。

労働者に失業の恐怖感を与える。=労働者は過激な賃上げ交渉ができなくなる。

マクロ的に見て、労働者賃金が上昇しない。

すなわち、インフレ無き持続的成長が可能になる。

ITを中心に United States は永遠に発展するんだあ。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 16:17
「ニューエコノミー論・ITバブルの現実」
いっけん、インフレ無き持続的成長が可能なように見えた。

しかし現実は、みんなで夢を見ていただけ。
成長しているかのように見えていたけれども、それは幻想に過ぎなかった。
「これからはITの時代じゃ。
  ↓
 コンピュータや通信機器がたくさん売れる。
  ↓
 そのための原材料もたくさん売れる。供給を増やすために設備投資をする。。
  ↓
 産業全体で設備投資が増加する。
  ↓
 さらなる効率化のためにコンピュータがもっと売れる。」
このサイクルが「永遠に」続くと思った。
みんなで投資して投資してしまくったときに、ふと気づいた。
あれ、お客さん(最終消費者)はどこに行ったの?
あれ。
あれ。
あれ。
お客さんがいないぞお。

そもそも供給者サイドで需要を拡大させ、設備投資増によって、産業界は増収増益。
それが株価を上昇させ、一般市民にも資産効果が発生し、消費者は借金してまで消費した。
でもあるとき気がついた。何か変...こんなんおかしくないか?

バブル破裂。
8シンプル:2001/01/12(金) 16:24
コンピューターおたくが、調子に乗ってスピード出し過ぎただけ。
道路には、平均時速ってものがある。
9イナゾウ:2001/01/12(金) 16:40
 そもそも、98年の「アメリカ・クリスマス商戦」で消費者のネットを
介した注文数が馬鹿にできない割合だった事から、Eコマースが注目され
始めたとも言える。もちろん、ごくごく表層的な話だけどね。

 ほんで、99年には企業も消費者もEコマース一色になり、相当な額の
設備投資が行われたにもかかわらず、その年のクリスマス商戦では顧客の
注文があまりにも膨大なために捌き切れず、クリスマスに品物が間に合わ
ないというケースが続出。これで大きく評判を落としてしまった(藁)。

 そして、2000年のクリスマス商戦の去就が注目されていたのだけれど
やっぱり不調に終わったらしいねえ。特に、パソコンと車の売れ行きがガタ
落ちになったそうな。

 Eコマースの隆盛は「クリスマスで注目され、クリスマスでオカシクなり、
クリスマスに終わった」。こういう見方をしてみるのも、面白いんじゃない
かしらん?。
10名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 16:46
90年代半ば頃より、国際的な資金移動が迅速化した。
香港返還をきっかけに東南アジア通貨危機が起きた。
同時に国際的な商品価格の値崩れが起こりはじめた。
これに対して、経済覇権国の米国で利下げが繰り返され、
為替相場の安定、株高による資産効果による消費の拡大
などの効果が得られた。

潤沢な資金が株式市場に流入し、
新しい市場であるコンピューター産業、
ハイテク株、情報通信株を集中的に物色した。
米国の新規の内需、雇用の拡大を牽引した産業だからである。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 16:50
>>9
そもそもITが投機的資金を受け入れた誘引が分からないよ。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/12(金) 18:39
アメリカは投機的資金をPCユーザーら消費者にばらまき、
株価を回転させたが
日本はユーザーから絞り取って利権屋に配って値をつりあげた。
そんな利権屋が買いだして回転がとまった。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/13(土) 00:52
>1
89年の日本はもっともっとくるっとたぞー。
金は借りる、土地は回転させる、リースは当たり前
経費使って損はなし。。。
節操が1番ないのは日本かもしれん
14名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/13(土) 02:44
>>9
9さんの見方はおもしろいですね。
「クリスマスで注目され、クリスマスでオカシクなり、クリスマスに終わった」というのは、
結構鋭い指摘だと思います。
消費者の期待の変化を説明するいい例ですね。
1514:2001/01/13(土) 02:51
ただアメリカでITバブルが生じたのは、基本的に企業サイドの問題だと思います。
インターネット取引がアメリカの経済全体に占める割合は、
BtoBだけでなくBtoCを入れても1%に満たなかったのではないでしょうか。

やはり生産性の向上が、利益を増大させ、キャッシュインフローも増加する。
それがさらなる生産性向上のためのIT投資を加速させる。
この循環が永遠の繁栄をもたらすと誤解した点に、ITバブル発生の最大の原因があると思います。
16( ´∀`):2001/01/14(日) 13:06
米ITバブル崩壊の理由を4つの分野に分割して総括する

ハード
Intelが市場を無視しRambusと手を組んだことにより消費者離れが進んだ。
CPUの加熱競争により消費者はより安い値段でCPUを買え、PCも安く買えるようになった。
消費者はそのPCにスピード面に満足してしまった

ソフト
マイクロソフトの度重なるアップグレード戦略に消費者が気づき始めた。
企業ではソフトウェアのアップグレードはコスト増のため嫌われる

通信
AOL、CISCOは堅調

インターネット
なにからなにまで無料になってしまった。しかもその波は他の3分野に広く浸透してしまった。
インターネット上のマスBtoCは価格競争しか戦略がない。
BtoBには明確な指針がない
17名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/14(日) 14:38
>16
激しく同意。
インテルとマイクロソフトの錬金術が崩壊したことと、IT自体が
ナンセンスだったかどうかは、全く別物だろう。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/14(日) 20:23
>16
ちょっと、賛成しかねる。
まず、1のなぜITバブルが起きたかについて、
まるで答えになっていない。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/14(日) 20:53
俺も16についてはちょっと…。
いかにもコンピューター好きな人が思いつきそうだが、実際はバブルと
>>16の内容については関係ないよ。

基本的に、株価の評価で「折り込み済」が増えると色々とアレな気がする。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/14(日) 23:04
>>16
あまりにも局所的な説だ。
21イナゾウ
 やはり、14殿がおっしゃるように

>やはり生産性の向上が、利益を増大させ、キャッシュフローも増加する。
>それが更なる生産性向上のためのIT投資を加速させる。
>この循環が永遠の繁栄をもたらすと誤解した点に、ITバブル発生の最大
>の原因がある

 この辺が的を得ていると思います。同じくアメリカの19世紀の話だけど、
「鉄道景気」が華やかなりし頃、多くの企業が大規模な設備投資をして新たな
線路を引きまくって、最終的には「バブル崩壊」というのと似てるね(藁)。
あの時も、結局は誰一人として儲かった奴はいなかったが、それでも「鉄道と
いうインフラ」だけは確固として残った。今度も「IT」というインフラだけ
が社会に残る結果になるのではないかしらん?。ほんでも、今度のアメリカは
市場がクラッシュするのではなくて、「ダラダラとした雰囲気」が続くのでは
ないかと踏んでいるのだけれども。 まあ、ここで一句。

夏草や つわものどもが 夢のあと