経済哲学について

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1名無しさん@お腹いっぱい。
最近、哲学にこの分野があることを知りました。

西洋ではマルクス、ジンメル
日本では左右田喜一郎、杉村広蔵、梯明秀
という方々が著名だそうですが、初学者にわかりやすく教えてくれるひといませんか。
2浅田彰 :2000/09/05(火) 19:21
経済哲学ですか、まずは、こちら
http://philosophy.wisc.edu/Hausman/on-line.htm
にある、
http://philosophy.wisc.edu/hausman/papers/67.htm

http://philosophy.wisc.edu/hausman/anth-toc.htm

それと、

Hausman, D. and M. McPherson (1993)
'Taking ethics seriously: economics and contemporary moral philosophy',
Journal of Economic Literature 31:671-731.

というsurveyはいかがでしょうか?とっかかりとして。

マルクスとジンメルの仕事が経済哲学に分類されるのか
はわかりませんが、「貨幣」についての社会学的或いは
哲学的な議論ならば、

岩井克人,1993.「貨幣論」,筑摩書房.
岩井克人,1994.「資本主義を語る」,講談社.
岩井克人,1995.「インターネット資本主義と貨幣」,
InterCommunication Vol.13,NTT出版 所収.
岩井克人,1999.「電子マネーの貨幣論」,
「電子貨幣論」NTT出版 所収.

などをはじめとする岩井克人のいくつかの論考が
導入として挙げられるでしょう。
それとこないだ筑摩から出た本。

3浅田彰 :2000/09/05(火) 19:55
日本の経済哲学研究者といえば左右田と杉村に加えて
福田徳三も挙げるべきでしょう。

経済学と倫理学に関しては、
Amartya Sen の一連の著作
Kenneth Arrowの一部の著作
鈴村興太郎,「経済計画理論」,筑摩書房.
塩野谷祐一,「価値理念の構造: 効用対権利」,東洋経済新報社.
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~reiju/bib/norm/normeconbib
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~reiju/courses/99/rights99.html

ゲーム理論とオーヴァーラップするが、
Ken Binmore による読み物二冊も。
Game Theory and the Social Contract: Playing Fair
Game Theory and the Social Contract: Just Playing

以上、簡単ですみません。
とっかかりと手がかりにお役に立てば幸いです。
4浅田彰 :2000/09/05(火) 20:59
追加:経済学と倫理学に関しては、
Amartya Sen の一連の著作
Kenneth Arrow の一部の著作
鈴村興太郎のIO以外の一連の論文
Jon Elster の膨大な著作の中の一部
あと、
The philosophy and methodology of economics
edited by Bruce J. Caldwell, E. Elgar , 1993
や、
Philosophy and economic theory
edited by Frank Hahn and Martin Hollis
Oxford University Press , 1979
などに収録されている偉大な先達による諸論文など。

図書館で検索すれば一発なんでしょうけど、マルクス
やジンメルや左右田だけで検索するのは偏っていると
思ったので、追加してみました。しつこくてごめんなさい。

良いresourceと出会えますように。
5クロカン :2000/09/06(水) 12:02
浅田さん、梯明秀の哲学についてのご意見をお聞かせ願えませんか。
同じ京大出身ということで。
6名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 15:52
ケインズも経済哲学に入るでしょう。日本語ならば、最近岩波から出た
「ケインズの哲学」が参考になるでしょう。
7名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/06(水) 16:04
岩井氏の本を哲学の本というあなたの神経が信じられません。
8>7 :2000/09/06(水) 21:21
>、「貨幣」についての社会学的或いは
哲学的な議論ならば、

>などをはじめとする岩井克人のいくつかの論考が
導入として挙げられるでしょう。


ちゃんと読め
9Ariel Rubinstein :2000/09/08(金) 22:04
Interested in philosophy of economics?
Please refer to my forthcoming book which is titled
"Economics and Language."
10名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/09(土) 01:22
清水幾太郎「倫理学ノート」講談社学術文庫
11名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/09/10(日) 15:06

↑晩年の清水幾太郎って、ヘンになっちゃってる
12 :2000/12/23(土) 20:21

13浅井隆:2000/12/31(日) 17:32
2003年、日本国破産[警告編] 本体1200円+税

デフレよりもっと恐ろしい出来事がやってくる!?
20%のインフレ、1ドル=200円の超円安、消費税35%・・・この現実があなたを襲う!?

第二海援隊
千代田区神田駿河台2-11-1 2階
TEL03(3291)1821 FAX03(3291)1820
http://www.dainikaientai.co.jp/
14OFW:2001/01/01(月) 23:57
およそ哲学とは存在の根拠を問い、その本質を探求する理性の営為と言える
なら、そして経済とは人間の物質的生存に必要な財の生産および分配に関す
る事柄であるなら、現代の経済学に哲学はないと言える。
貨幣物神に基づく物象的な資本主義経済は、自らの根拠をむしろ隠蔽する働
きしかなく、その非合理的な運動をそのまま妥当なものとして正当化してい
る経済学は、自然的人間の物質的な必要と労働によるその充足を、資本の価
値増殖の手段としてしか取り扱わない。
数世紀に渡り、繁栄と恐慌そして世界戦争を繰り返しながら、圧倒的な生産
力とそれを制御しかねている資本主義的生産関係の今日の姿は、世界を商品
と貨幣で埋め尽くそうとする「ブルジョアジーの夢」の一つの到達点である。
それに対して、「資本主義にもはや未来はない」とは、その歴史的な使命の
終りを告げ、新たな生産関係を打ち立てるべきことを要請する、歴史哲学的
かつ経済哲学的な言明であろう。
哲学無き経済学は非合理的な資本の運動とその運命を共にして、経済の本義
を忘れ、ますます価値物神を正当化するナンセンスあるいはイデオロギー
たらざるを得ない。
…さて、資本主義の永遠性を信じている経済学者は、21世紀を迎えて、
 哲学してますか?
15名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/06(土) 13:57
浅田さん、主戦場はどの分野なんでしょうか?(^o^)
放送大学では「演劇を読む」の西洋部分の講義を担当されてるようですが。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/06(土) 15:41
柄谷は?
17 :2001/01/27(土) 12:17

18 スレ移行告知  :2001/02/02(金) 23:57

19名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/23(金) 04:40
.
20 :2001/03/18(日) 21:43
21maspy:2001/03/20(火) 04:13
経済哲学といふのは、経済学方法論というのとは、同じでないんですかね。
もうちょっと「実存の学」というような毛色のものなんでしょうか。
たとえば「労働」といふようなものを、哲学的に深める流れがあるようですね。
それと、おもいっきし、認識論的に展開する。こういふ二つの流れが分裂して
いった、その行き先が不明となったんでしょうね。
22名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/22(木) 23:28
浅田スレ発見&救助あげ
23名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 19:47
救出あげ
しかしレス全くつきませんなあ
24金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2001/03/29(木) 05:30
そりゃあ経済学板の連中の殆どが苺chに行ってるからでしょ
25208.206.174.8:2001/05/26(土) 19:11
test
26てすと208.206.174.8:2001/05/26(土) 19:13
テス
27金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
>>1
「浅田」に聞け!
少しはあいつの仕事増やしてやれ!!