>>586のリンク先に対して、具体的に反論してみようか。
>このプロジェクトの責任者であった、フランク・ド・マルティニは、
フランク・ディマティーニ(ド・マルティニという発音は誤り)はWTC設計プロジェクトの責任者ではない。
彼はWTCに入居するテナントの内装工事の監督主任である。WTCの設計についての知識はない。
ただし、彼は「WTCの宣伝マン」を自認してことあるごとにWTCをPRしていたので、
ヒストリーチャンネルの番組の取材にも応じていた。
>このビルは、例え複数の旅客機が突入しても耐えられると思います。
このインタビューで語られた「この建物は乗客を満載したボーイング707が衝突しても
倒れないように作られている」という発言は、上述の通り彼自身の知識ではない。
WTCへの93年の爆破テロの直後に、設計スタッフの1人だったレスリー・ロバートソンが
取材に答えて語ったコメントの受け売りだった。
その上で、「例え複数の旅客機が突入しても耐えられると思います」とまで言ったのは
ディマティーニのリップサービスでしかない(ロバートソンも93年の取材時にはそこまでは言っていない)。
しかも、ロバートソン等が設計時に707が衝突する可能性について検討した際には、
NYの空港への離着陸時の減速した状態での事故を想定していたので、
飛行機の速度は実際の9.11テロ時の1/3程度で計算されていた。
これは激突時の運動エネルギーに換算すれば8〜9倍の差が生じることになる。
●ソース:
「9.11 生死を分けた102分」ジム・ドワイヤー&ケヴィン・フリン P222〜224
「ビルはなぜ建っているか なぜ壊れるか」望月重 P24〜26
(つづく)