中野剛志 vs 橋下徹 PART3

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298金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
問題となった対談内容


中野:「維新の会」の政策は、1990年代から2000年代初頭にかけて流行して失敗した構造改革の焼き直しです。
「維新の会」に集まった60代や70代のブレーンが40代、50代の時から主張し続けてきた政策で、時代遅れも甚だしい。
そのせいで「失われた20年」になったわけですが、たしかに構造改革の総括をしていないから、
再びこれが台頭してくるんでしょうね。

小林:彼らの主張は、憲法9条改正や国旗国歌の問題、靖国参拝など、わしが過去に取り組んできたテーマばかり。
で、すでに自虐史観を相対化するところまでは成功したわけ。
だから、保守と称する連中がいまだにその話をしていると「まだそれが好きなのか」とウンザリするんだ。

中野:今はそれを、リスクなしで主張できるんですよ。
敵が強大だった時には戦わず、先駆者が切り開いた道を勝ち馬に乗って進んでいる。
299金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2012/04/27(金) 13:14:46.18
小林:昔は、河村たかしみたいな南京虐殺否定発言をしたら、袋叩きだったよ。
絶対に辞任しなきゃいけなかった。「愛国心を持っている」と言うだけでも叩かれたんだから。
ところが今は、愛国心を強調するほうがポピュリズムになっている。
だから構造改革を進める時に小泉が保守を取り込むために取った戦法も、靖国神社参拝だった。

中野:靖国参拝をすれば、日本の市場をアメリカに売り飛ばしていいのかという話ですよね。
小泉政権も民主党政権も橋下市長も、「国民に選ばれたのだから、自分の政策はすべて信任された」と言いますが、
有権者は全部の政策に賛成したわけではない。たとえば「自民党にお灸を据える」という意味で民主党に投票した人は、
外国人参政権にまで賛成したわけではないでしょう。

「維新の会」も同じで、「彼らは愛国心が強い」と思って投票した人は、改革路線まで受け入れたわけではない。
数多くの政策を並べたマニフェストを丸ごと支持できる政党はないのですから、政策で選ぶのは無理です。
だから、結局は「この人なら大局的に判断を誤らないだろう」と人品骨柄や政治手法で選ぶしかありません。
橋下を「独裁的だ」と批判すると、「政策で判断すべきだ」と反論されますが、これはナンセンスです。