経済総合スレ

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180金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
 日本銀行が2日発表した3月の短観は、景気判断の目安となる「大企業・製造業」の業況判断指数(DI)が
市場予想に反して改善せず、マイナス4と前回調査(昨年12月)から横ばいだった。
業種によってばらつきが大きいためで、原油高や海外経済の動向などの外的要因に一喜一憂する状況が当分続きそうだ。
 自動車産業は、昨年12月にエコカー補助金(普通車の場合10万円)の復活が決まったことが追い風となっている。
タイの洪水被害を受けた生産も正常化しており、自動車(大企業)の業況判断DIは前回より8ポイント改善(+28へ)した。
超円高がいくぶん修正されていることもプラスに働いている。
 電気機械(大企業)もDIが4ポイント改善(-17へ)した。
 「大企業・製造業」のうち、「化学」「鉄鋼」「非鉄金属」などの素材産業は、業況判断DIが前回より軒並み悪化した。
景気減速懸念が出ている中国向けを中心に輸出が低迷した。
さらに、原油高で原材料価格が高騰しても、販売価格に転嫁できなかったようだ。
 「大企業・非製造業」のDIは1ポイント改善のプラス5となり、内需の堅調さを裏付けた。
スマートフォン人気で「通信」が大きく改善しているほか、
「高級時計や美術品など高額商品が動いている」(三越伊勢丹ホールディングス)という。
 中小企業のDIは今回、製造業で2ポイント悪化してマイナス10、非製造業で3ポイント改善してマイナス11だった。
(4月3日読売新聞3面)
181金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2012/04/09(月) 08:09:52.46
 日銀仙台支店が2日発表した東北の12月の短観によると、景況感を示す 業況判断指数(DI)は全産業でプラス5となった。
ほぼ20年ぶりにプラスに転じた前回12調査から、さらに2ポイント上昇して3期連続で改善した。
ただ製造業については円高などに対する懸念が根強く、マイナス3となり、3期ぶりに悪化に転じた。
 業種別で非製造業は前回調査比5ポイント改善の10で2期連続のプラス。
東日本大震災の復興関連需要の影響が大きく、
特に小売りは24ポイント改善の34と大きく伸び、建設も4ポイント改善の15だった。
 製造業は海外経済の減速も加わり、前回調査比では4ポイント悪化した。
汎用機械は33ポイント悪化の34。
自動車など輸送用機械は23ポイント悪化のゼロで、好調な生産を維持しつつも、楽観視していない様子がうかがえた。
 規模別では大企業は、非製造業が15ポイント改善の30、製造業が横ばいのマイナス30。
中堅・中小企業では非製造業が4ポイント改善の9となったのに対し、製造業は4ポイント悪化のゼロだった。
 東北の県別DIは、青森が1ポイント悪化のマイナス1、
岩手が5ポイント改善の19、宮城が2ポイント悪化の18、
秋田が2ポイント改善のマイナス7、山形が5ポイント改善のマイナス6、
福島が6ポイント改善の12となった。
秋田、山形など被災地以外も改善し、復興関連需要の広がりがうかがえる。
(4月3日河北新報9面)
182金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2012/04/09(月) 08:11:24.82
 日銀福島支店は2日、本県分の短観を発表した。
建設や小売り、情報通信業の改善を受け、
全産業の業況判断指数(DI)は前期(昨年12月)から、6ポイント上昇し12となった。
平成4年の調査開始以来初めて二桁となった。
 製造業のDIが2ポイント下がりマイナス4となった。
繊維、業務用機械が大きく悪化した。
一方、食料品が18ポイント上昇しマイナス9、電気機械が19ポイント上昇しマイナス4と改善している。
 非製造業は、復興事業などを背景に情報通信が75ポイント上昇の50、
小売りが37ポイント上昇し43、建設が11ポイント上昇し39と改善傾向にある。
(4月3日福島民報1,7面)