>>593 日銀職員のお仕事はマスコミに対する自分達の失敗の隠蔽工作と2CHに言い訳
を書くことだもんなぁ〜、あきれるわw
>>601 なんで各国のインタゲの下限がプラスなのか考えてみな
>>604 イヤですw
そんなこと考えたら自己矛盾に気がついちゃうからw
byデフレば・・・
リフレ派の脳内では
【インフレは一たん起こるとなかなかとまらないということがあるわけでございます。】
それはある程度価格転嫁をしなきゃいけませんけども、
価格の上昇が続くと人々は価格の上昇期待でどんどんインフレ心理が高まってまいりますと、
【それは金融を締めたりしてもなかなか抑え切れないという問題があります。 】
【やはりインフレを起こさないような努力もしなければならない、】
は起きないだろw
607 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:05:33
デタラメな経済学やらを宣言して国家・経済・国民を結果的に大量虐殺したマルクスと何が違うの?
無人島でお前らだけで好きなだけやっててほしい。
人様をお前の妄想に巻き込むな。
いやならでてけw
もう既に、年間3万人以上の自殺者を10年以上継続して出してるからな。
ある意味とんでもない虐殺者集団だよ。
>>607 各国の中銀に説教して来いよ
マルクス何が違うかもわからんのか?
611 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:09:56
橋本の罪は重いよな
なんで貨幣中立なら1パー程度のデフレが問題になるの?
三橋は良いから。
616 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:16:41
三橋って都立大卒だろ
都立大の分際で生意気だよ
>>614 発言したのは三橋ではなく元内閣総理大臣橋本氏だが
しらりひょん:「デフレはいいでございますねw」
一般リーマン:「どこが?」
しらりひょん:「ランチは激安だし、服や雑貨も労働者を安くこき使えて爆安
でございます」
一般リーマン:「ああ、そうだな(怒)。そのおかげで俺たちはサビ残まみれ
で鬱になったし、ボーナスカットで唯一の楽しみだった昼飯
さえコンビニのおにぎりで我慢してるんだよなあ?」
「ケンカ売ってんのか?」
しらりひょん:「私等は世間の給与相場なんぞ知らないでこざいw」
「今年も年収3000万でございます。うほっw」
619 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:20:37
今度も同じ事をしようとしてるのが怖いな
620 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:21:56
大不況などの非常時には民主政治の限界が露見するのさ
621 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:24:41
大前はただのバカだったことが露見したなww
それはずっと前から・・・皆知って・・・いや何でもない。
623 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:29:29
日銀って名前やめて日本妖怪銀行に改名しろ、日銀文学とか
インフレなき経済成長とか、どう考えても妖怪だろ
鬼太郎:「妖怪に失礼じゃないか!!一緒にしないでくれたまえ」
ランキング106位の岩本がリフレにけちつけても無駄。
ttp://ideas.repec.org/top/top.japan.html 1. 1.75 [2] Fumio Hayashi
2. 1.84 [1] Takatoshi Ito
106. 94.82 [103] Yasushi Iwamoto
ttp://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20090212/p1 発起人(五十音順)
伊藤隆敏、深尾光洋、星岳雄
賛同者(五十音順)
伊藤元重、奥野正寛、清水啓典、林文夫
デフレ阻止の政策を明確にするには望ましい物価動向を数値化した「物価安定目標圏」(インフレ・
ターゲティング)を導入するのが望ましい。これは中央銀行の達成すべき目標を明確化するとともに、
市場参加者の期待に働きかける効果がある。当面のデフレ脱却のためには、思い切った日銀当座預金
残高の増加、買いきりオペの増加によるマネタリーベースの拡大が必要である。そのため、ただちに
長期国債の購入増加を行う必要がある。
626 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:33:40
仮に日銀が市中銀行から国債を購入しても
銀行に融資して欲しい企業があるかな?
もちろん銀行側の審査が通る優良企業限定だが
伊藤元重も伊藤隆敏も消費税上げろって言ってるけど
ランキング外がけちつけても無駄ですな。
628 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:39:56
財界が消費税で社会保障を賄えと言ってるからな
バカ者!投資先を探すのが銀行の仕事だ。
>>592>>596 もちろん増税には反対だし、デフレ派でもないし、金融緩和には大賛成なのだが、
しかし「国債全部買い上げ」たりとか、「ベースマネーを無限に増や」したりって実際にはできなくないか?
上の方でも書いたけど金融機関に売るの拒否られて終わりじゃないの?
デフレ脱却してからじゃないと
いくら増税したらいいかもわからない
デフレ下で財政再建はドーマー条件から考えてほぼ無理
>>630 だからそれはあくまで反証なんだって
具体的な金融政策の話はそのあと
633 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:46:14
歴史上デフレ下で財政再建はない
634 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:47:40
日銀による民族浄化
>>632 でも財金併用派の人間としてはどうしても疑問なんだが、本当に金融緩和単独でデフレ脱却ってできるのかねえ?
財政拡大というポジティブショックも追加しないと厳しいんじゃないかと思ってるんだが、あんたはどう思う?
636 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:51:29
>>634 デフレに耐えれた者だけ残す計画かも、残ったのは公務員、年金生活者
生活保護者というオチでした
637 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:53:35
>>635 俺もそう思う
金融政策と財政政策の同時進行が必要
>>635 個人的には財金併用がいいとは思う
そのほうが確実だと思うから
でも金融単独じゃ無理かと言われれば
どれだけの金融政策するかにもよるとは思う
それこそインタゲ5%で買いオペも
資産買入れもガンガンやればデフレは解消する
ただ政治的には難しそう
よく分からんのだけど金融機関に売るの拒否られてって何?
>>635 ダイレクトにインフレ予想に働きかけるので、財金併用のほうがいいと思う。
国債利払い上昇をどうにかする必要はある。
金融緩和単独でデフレ脱却できるんじゃないの。円が急落して円安経由でさ。
642 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:56:49
富裕層に富が集中して大衆にカネが回ってこないからな
これじゃあ消費が落ち込む
だから政府が思い切ってカネを使わなきゃいかん
643 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 00:58:22
失われた30年になるかどうかは国民が賢くなることだな
今はネットがある
>>641 金融緩和だけだと、短期でダイレクトに円安に行くかどうか。
それこそ、有価証券や固定資産の価格上昇制限等を行い、外国投資に誘導する必要がありそうだ。
そんな事せんでも自然に円キャリが活性化すんじゃねえの。
646 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:02:38
資金需要がねーだろ
白川の言ってることも正しい
円キャリの意味分かってんの?
648 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:04:11
預金金利ゼロ、だから金が有り余っているはずでこれ以上の金融緩和はないはず、
なのにさらに金融緩和が必要だとは預金者を馬鹿にしているよ
どこかでピンハネしているに違いないのだ。銀行でしょうね。
これを問題にしないで日銀を攻めるのはおかしいよ。
預金金利(w)
>>645 「短期」にやるんだったら、それなりのことをしないと駄目なんじゃないかな。
前回の量的緩和ですら5年ぐらいかかったわけだし。
>>648 ピンハネってw
鞘抜かなきゃ経営が成り立たんだろうがw
>>646 岩田さんが言ってたが
初めは企業も家計も内部留保の資金からまわりだす
貨幣の流通速度が上がって予想インフレ率も上がる
これは前の量的緩和でも観察されたこと
十分予想インフレ率が高まって実質金利が下がったら
銀行融資も増えていく
ラグがあるだけのこと
>>646 どこが正しいんだ?
資金需要なんぞ日銀みたいになーーんにもしないでじっと待ってたら永遠にないわw
>>650 前回の量的緩和は確か2001年3月頃始まった。
しかし01〜03にかけて景気は著しく落ち込んだわけだ。
なぜなら、この場合日銀でなく政治家と財務省の側が緊縮財政と不良債権処理強行という形で逆噴射したから。
仮に今後日銀が渋々そこそこ良い仕事をしてくれたとしても、財政が引き締めなら景気は落ちてしまうということ。
658 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:16:07
疲れるな
こいつらが東大卒のエリートなのかよww
659 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:19:31
経済学を国民の必修学問にせい
>>657 初期小泉政権の時だね。
財政の影響が大きいということは、量的緩和の効果は限定的ということだね。
為替に直接効果を及ぼそうとすると、ある程度意図的に国内投資の利益率を下げる必要がないだろうか?
661 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:25:01
>>657 その前に2000年8月にデフレ時にゼロ金利解除
という大罪を犯し、デフレがさらに悪化したのに、なんの責任も取らずに
2001年になってゼロ金利に戻すとはいえないから、量的緩和という
名前でゼロ金利政策に戻した。これによって日銀がデフレターゲットやってる
ことが露見したため、量的緩和を多少やってもデフレ期待は払拭できなくなった。
それとITバブル崩壊や9.11テロなどによってアメリカ景気が悪化して
アメリカまでデフレ突入懸念があった。
それが理由で、財政政策がどうのは関係ない。
財政政策にはリフレ効果はまったくない。
662 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:25:03
>>646 資金需要がない時には金融緩和してどんどん札を刷るのが
中央銀行の仕事、逆に景気が過熱してる時には利上げ
して札を回収するんだよ、資金需要がないから札を供給
できないとかいってる中央銀行の総裁は世界中で白川のアホくらい
663 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:27:41
資金需要がないのに金融緩和しても意味が無い
需要を作り出せ
>>660 限定的っていうか、財政拡大と一緒になってはじめて大きな効果が生まれるということじゃないかな。
逆に財政拡大も金融緩和と一緒になってはじめて大きな効果が生まれるのだと思う。
お互いのデメリットを併用することで打ち消しあってくれるのでは、と…
だから財金両用をしろと言っているが
悲しいことにここのメインの思想は金融のみで何とかなるってことなのよね
666 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:33:59
所得倍増政策しかねーな
衆議院財務金融委員会 議事録
開催日:平成22年3月1日
http://www.yamamotokozo.com/report20100301.htm 山本幸三
「総裁は、マスコミに対してもあるいは国会においても、
日本の金利は一番低いんだとずっと言い続けたわけです。
何もわかっていない新聞記者はそれで書いちゃいますけれども、
私は、そうじゃないと。
低いというのは名目金利であって、
実際に企業や家計が消費行動を起こしたり
あるいは投資行動を起こしたりするのは、
実質金利の世界でやるんだ。
もっと正確に言えば、実質資金調達コスト、
これが高ければ、幾ら需要を出せと言ったって出ないわけですよ。
需要が足りないというのは、私に言わせれば、
それは実質資金調達コストが高いから需要が出ないんだ。
需要不足、ここを下げない限り、需要というのは出ませんよ。」
マンデルフレミングの法則があるから財政政策は効果がないと言われると
もう何も言えなくなるからな
ただ分るのは一生相容れないなということだけ
669 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:35:37
政策通の与謝野がやってくれるはずだ
日本沈没をな
670 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:36:02
671 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:36:26
金融政策が駄目なら、財政政策はなにやっても無意味だということだ。
日銀が駄目な状態で財政政策を議論する意味は皆無。
財政政策云々をいう奴は、日銀を擁護しているに等しい。
672 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:37:05
ヤクザの親分見たいな政治家じゃないと官僚は動かせないよ
673 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:39:17
この不況時にしかも巨額の財政赤字の日本が政府支出を増やすのは狂気の沙汰だ
限界まで引き締めるべきだろうが
674 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:39:25
政治家はポルポトみたいに善人っぽい外見のやつが一番危険。
675 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:43:15
政治家は学がなくてもいいんだよ
間違いないブレーンを選び出すカンや理解力があればね
676 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:44:11
デフレのときにインフレ対策してるバカ国家
>>673 デフレ放置のほうが狂気だよ
世界中にそんな国ないぞ
678 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:45:16
中畑や堀内が落選して良かった
さすがに日本国民もバカじゃあない
>>661 ということは、どんなに大規模な緊縮を行っても景気は悪化しないということか?
Gが大幅に減っても“クラウディングイン”でIが増え、MF効果による円安でXも増え、“非ケインズ効果”でCが増えるからその分でオフセットできてお釣りまで来ると?
それ本当かねぇ〜、疑わしいなぁ〜。絶対差し引きでは総需要は減ると思うよ。
特に非ケインズ効果なんて直後に(笑)付けてて後で考え直して消したぐらいだぞw
まぁ緊縮をやっても中央銀行さえ適正なことをしていればデフレは防げるらしいですし
681 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:46:12
>>675 学がなくても知恵が大事、与謝野みたいな学はあっても
知恵がない輩が1番始末が悪い
682 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:47:29
>>673 賢者は歴史に学ぶ
愚者は経験に学ぶ
1930年代のアメリカと90年代後半の日本はどうなったかな?
683 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:50:58
>>682 日本の場合、ここ10年で何回もやらかした逆噴射の経験に
すら学んでいない大馬鹿者
684 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:52:58
やはり日銀の後ろにロスチャイルドが・・・・ってことだろう?
685 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2011/01/27(木) 01:56:56
副島の出番だなww
■[経済]ディビッド・ウェッセル&若田部昌澄「バーナンキの金融緩和はたかだか水鉄砲」
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20110123#p2 『Voice』のいま書店にある二月号で、若田部さんが、『バーナンキは正しかったか?』の著者のウェッセルと対談しています。
ウェッセルのこの著作は、バーナンキの09年までのFRBの政策についてルポしたものでしたが、
この対談ではそれ以降の評価についてまず話がすすんでいます。
対談の表記とは異なり、ウェッセルのQE2への評価は穏当なもののように感じました。
またアメリカ経済は困難はあるものの、前途には明るい展望を持っているようです。
日本銀行の政策については、「経済学を学ぶどんな学生にも「日銀」は不思議だ」という感じで、
両者の対談が共通認識を持っていることがわかるのは、読者にとっても得るものが多いと思います。
金融馬鹿というか物価に有意なのは金融政策というだけで
財政政策は実証研究でも物価に有意な証拠がないだけ
>>688 総需要増加or減少は物価に影響を及ぼさないの?
少なくとも昭和恐慌の実証研究では影響を及ぼさなかったと出てるようだが
GDPが増えようがデフレから脱却しないのは例のいざなぎ越えでも経験したしね
>>690 では、「デマンドプルインフレ」って単語は一体なんなんだろう?
もう一度書くが、総需要増加or減少は物価に影響を及ぼさないの?
どういうことだ?詳しく説明して
実証研究読んでくれば?
前にこのスレにもリンクあったやつ
個人的には乗数効果にも懐疑的なもんでね
「デマンドプルインフレ」って単語自体に欺瞞があるということか。難しいね。
>「デマンドプルインフレ」って単語自体に欺瞞があるということか。
んな事一言も言ってないんだが
財政政策が物価に有意な実証研究があるならそれでいいよ
>>696 総需要増加or減少が物価に影響を及ぼさないということは、「デマンドプルインフレ」って単語自体に欺瞞があるということとイコールだよ。
デマンドプルインフレの意味知ってる?
総需要増加or減少が財政政策でコントロールできるならそれでいいんじゃね?
だって“C+I+G+X-M”のGだからねぇ。
いくらクラウディングアウトorインやMF効果が云々言ったって多少はコントロールできちゃうでしょ。
完全にオフセットなんてことは考えられんもん
きちんと金融緩和を併用すれば、財政拡大は間違いなく総需要増加要因だろ
昭和恐慌期の財政政策と金融政策はどちらが重要だったか?
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis180/e_dis176.html ( 要旨 )
1. 問題設定
1930年代の世界大恐慌の原因については、既に多くの経済学者が研究に取り組み、「金本位制」という一つの解に辿り着いている。
多くの国で同時に負のデマンド・ショックが発生した原因として、これらの国が金本位制に固執して、デフレ的な金融政策を同時に追求したことを指摘している。
他方、日本の昭和恐慌に目を向けると、記述的な論文は多数あるものの、実証的な分析は決して多くはない。そして実証的な研究を行ったものにおいては、
一般に、財政政策の昭和恐慌に与えた効果は大きいというものと小さいというものの両方がある。
金融政策については、一般に、物価には影響を与えている可能性があるが、実質生産には影響を与えていないという結果が示されている。
なぜ日本において世界的な実証研究と異なる結果が示されているのだろうか。
本研究は、この謎に答えることを目指したものである。
3. 結果
第1に拡張的な財政政策が生産の上昇に有意な効果があったという結果は見いだせない。
これは財政変数として様々な変数を用いた場合でも変わらない結果だった。
第2に物価の変動と金融政策が生産の変動に対し有意に影響があることを確認した。
第3に金融政策の物価と実質生産に対する影響は有意であった。
すなわち、金融政策と、過去の金融変数では表すことのできない物価のショックが、大恐慌の発生と脱出において影響を与えていた。
過去の金融変数では表すことのできない物価のショックとは、期待を通じたものであると解釈できるが、その解明は今後の課題である。
これらの結果は、世界的な大恐慌研究の実証結果と共通している。これは、より適切な変数の選択とデータ処理を行ったことによるものと考えられる。