>>825-826 新聞各紙をよく読むと、どうもWTOは農業に限らずに、国内産業自体の
補助金(財政出動)自体を貿易不均衡を理由に禁止したいぽい。
その圧力をかけているのは、オーストラリアとブラジルと読める。
あとスウェーデンや韓国あたりもか。
ラッドが農業保護の補助金自体をWTOの条件にしろと言っているのを聞いたことがある。
オーストラリアはもし裸一貫の農業競争になると、アメリカにも勝てるらしい。
ブラジルは、アメリカの綿花農家用の補助金を不正だとWTOに訴えて勝訴したことがある。
スウェーデンと韓国は国内産業保護の補助金をしないから、海外もしろと圧力をかけそう。
オーストラリアと韓国は新自由主義路線、スウェーデンも純粋な
経済政策は新自由主義路線だが、ブラジルも新自由主義路線?
このままいくと、WTOは社会保障も不公正事項にやりかねない。
そうなれば、夜警国家の時代と帝国主義を足し合わせた時代になりそう。
現在のWTOも、サンデル教授が指摘する間違ったグローバリズムの典型では?
世界の経済学者でWTOを批判するやつはいないのかね?
WTOはリバタリアンに支配されているとしか思えない。
現在のEU諸国特にイギリスは反発していそう。
日本はEU諸国と手を結んで現在のWTOの方向性を批判、
場合によっては脱退してEUと新たな組織を設立すべきでは?
>>825-826 日本は工業製品も関税が低くのか。
農産物の関税は主要国ではアメリカに次いで低いし、
日本は低関税国家だよな。
農産物の関税の低いアメリカは、政府保護が日本とは桁違い。
価格支持政策と所得補償のてんこ盛りで、
所得のうち8割が補助金という国家。
オーストラリアとブラジルはそれを面白くないものと思われる。
日本のメディアもGMやらJALの保護を非難ばかり。
ともに、市場経済の弊害、JALは航空法規制緩和の弊害の典型なのに。